Kobe Steel, Ltd. · TSE:5406
Kobe Steel — Investor Presentation (May 2026)
20 slides from Kobe Steel's investor presentation, May 19, 2026
Slide 1: カーボンニュートラル ロードマップ説明会
カーボンニュートラル ロードマップ説明会 2026年5月19日 株式会社 神戸製鋼所
Slide 2: 本日お伝えしたいこと
本日お伝えしたいこと ⚫ 当社グループは2021年5月にカーボンニュートラル(CN)ロードマップを公表し、 鉄鋼・電力を中心に、CNに向けた技術開発・検討を推進 ⚫ その後、CNを取り巻く事業環境は大きく変化しており、社内外の動向を考慮し、 CNロードマップを更新 ⚫ 製鉄プロセスにおけるロードマップでは、将来のCN実現に向けたトランジション の位置づけでスクラップ溶解炉導入の検討を本格化 1. カーボンニュートラル(CN)ロードマップの更新 2. スクラップ溶解炉について 3. 中長期的なCNへ向けた取組み Kobe Steel, Ltd. All rights reserved P2
Slide 3: CNロードマップの更新
CNロードマップの更新 Kobe Steel, Ltd. All rights reserved P3
Slide 4: CNを取り巻く事業環境認識
CNを取り巻く事業環境認識 マクロ動向 政府支援・制度 • インフレの継続 • 2024年度より生産プロセス転換に関する支援 制度が本格始動(CAPEX支援、戦略税制) • GXスチール※1の市場形成は途上 • 電力では調整電源・バックアップ電源の役割及び • 民間と連携したGXスチール普及促進策の具体 経済的価値が再評価 化が進展 • 理念先行型の段階から、経済合理性と事業競争 • 排出量取引制度(GX-ETS)が2026年度より 力を前提とした実装フェーズへ 本格始動 お客様 競合他社・業界対応 • 自動車ではCEV補助金※2を背景としたGXス • 高炉他社は政府支援を得て大型革新電炉の導
Slide 5: CN推進に向けた課題
CN推進に向けた課題 ⚫ 当社グループの鉄鋼、電力事業のCNは、技術開発に加えて、製造・発電プロセス転換が必要 また、GX原材料・燃料の調達や、GX製品等の価格転嫁が必要不可欠 ⚫ しかしながら、現状は経済的障壁が立ちふさがり、持続可能性が乏しいCNサプライチェーンとなっている ⚫ 障壁の打破には、当社グループ単独では解決不可能な課題もあり、バリューチェーン全体でのCNトランジションに 向けて、政府、お客様、お取引先様、業界団体とも連携して取組みを進める必要あり コストアップを価格 必要なGX原材料・燃料を コストアップをすべて 環境価値を適切に 転嫁できない 安価に調達できない 当 価格転嫁
Slide 6: GXスチール市場の拡大に向けて
GXスチール市場の拡大に向けて ⚫ 鉄鋼事業におけるCNに向けた取組みの重要要件は引き続きGXスチール市場の拡大 ⚫ 鉄鋼メーカー単独での取組みでは実現できず、市場拡大には政府による普及のための 各種支援に加えて、お客様(鉄鋼製品の需要家)でのGXスチール購入の広がりが必要 政府 公共調達でのGXスチール採用 環境価値の見える化 GXスチール普及のための政府支援 GX推進(技術開発、設備投資等)への支援 GXスチール購入の支援・インセンティブ付け 鉄鋼メーカー お客様(鉄鋼製品の需要家) 野心的なCO2削減目標(スコープ1,2) GXスチール購入目標設定 環境価値の 提供 スクラップ活用 バイ
Slide 7: 電力をめぐる事業環境と当社火力事業の役割
電力をめぐる事業環境と当社火力事業の役割 ⚫ 生成AIの利用拡大や、産業分野の電化等で日本の電力需要は増加することが見込まれている ⚫ 一方で、火力発電容量は老朽化火力を中心に減少する見通しであり、高効率火力の活用が期待されている ⚫ 再エネの開発が進められているものの、天候による発電量の変動や、開発適地の地域偏在といった課題あり 当社電力事業は、大規模(395万kW)で、天候に左右されず、需要地に近接する石炭・ガス火力発電を保有 CNの取組みを進め、日本の電力安定供給に中長期的に貢献する 電力需要増加※1 火力発電容量減少※2 再エネ増加による課題 40年1.1~1.2兆kWh 19年14,
Slide 8: 鉄鋼事業のCNロードマップ
鉄鋼事業のCNロードマップ 2030年 2040年頃 2050年 30%削減(2013年度比) 高炉更新判断 CNへの挑戦 スクラップ活用拡大 高炉+電炉でのCN化 鉄 バイオマス活用 鋼 →需要・技術革新に応じた 事 高炉HBI多配合 最適生産体制へ 業 スクラップ溶解炉導入 水素・CCS活用 高炉でのCO2削減 CNに向けたトランジション CNに向けて複線アプローチ継続 上工程 集約等 30%削減 省エネ・再エネ [投資額:約1,000億円] CO2 スクラップ溶解炉 削 スクラップ活用 △1~2% CNへの挑戦 減 ア バイオマス活用 △3% 複線アプローチ プ で検討 ロ 高炉HBI多
Slide 9: 電力事業のCNロードマップ
電力事業のCNロードマップ 2030年 2040年頃 2050年 効率43% CNへの挑戦 ■神戸共通 蒸気活用 バイオマス混焼の実用化・拡大 ■神戸1,2号 改造 リプレース 電 力 石炭専焼 アンモニア混焼20% アンモニア専焼等 事 業 ■神戸3,4号 改造 CN化 アンモニア 石炭専焼 アンモニア高混焼 専焼等 ■真岡1,2号 CN化 CNガス 都市ガス専焼 専焼等 効率43% CNへの挑戦 神戸3,4号 CO2 神戸1,2号 アンモニア高混焼 アンモニア20%混焼 神戸1,2号 削 アンモニア専焼等 減 ※ 長期脱炭素電源 真岡 ア オークション落札 CNガス専焼等 プ ロ 神戸3,
Slide 10: スクラップ溶解炉について
スクラップ溶解炉について Kobe Steel, Ltd. All rights reserved P10
Slide 11: スクラップ溶解炉(合わせ湯方式)とは
スクラップ溶解炉(合わせ湯方式)とは スクラップ溶解炉で製造した溶鋼を転炉内で高炉溶銑と合わせ湯するプロセス 品質 高炉材と同等 再生材比率※1 最大50% 製造可能範囲 高級鋼を含む全鋼種 従来の高炉-転炉法に本プロセスを加味することで、全体の再生材比率・CO2削減率を押し上げ 鋼材 製造工程 出鋼成分※2 高炉 脱Si 脱S 脱P 転炉 P S N 高炉- 高炉材 転炉法 高品位 混銑車 脱P炉 高炉 脱Si 脱S 脱P 転炉 合湯 高炉- 転炉法 合わせ湯 混銑車 KR脱硫 除滓 脱P炉 精錬・出鋼 高品位 方式 スクラップ溶解 出鋼 スクラップ 溶解 スクラップ溶解炉 大型革新電炉 G
Slide 12: スクラップ溶解炉導入の意義
スクラップ溶解炉導入の意義 1 脱炭素化に向けた段階的な生産体制変革 2 お客様ニーズ(CN・CE)への対応 当社に求められる対応 GXスチール需要想定 ✓ GXスチールの市場拡大が途上にある中で、急激な 政府・お客様と 生産体制の変革ではない段階的な対応 一体となった 高炉寿命までのトランジション 市場創出 ✓ GXスチールの供給力拡大 300万t ✓ スクラップ活用による循環型社会への対応 程度 • 公共工事での活用 • 自動車/建築/造船 での採用進展 スクラップ溶解炉導入 足元 30年度 将来 40年度 【投資額:約1,000億円】 Kobe Steel, Ltd. All right
Slide 13: 当社の製鉄プロセス変革
当社の製鉄プロセス変革 「高級鋼の品質維持」を軸に、「インフラ」供給体制に沿った「段階的」な製鉄プロセスの変革を目指す 導入時期 製造プロセス フロー コスト(変動費) 当社受注材カバー率 高炉 転炉 現在 高炉-転炉法 100% 低 高 高炉 電炉 高炉-転炉法 + 100% 30年代 合わせ湯方式 (高炉-転炉法と同じ) 転炉 [合わせ湯] 転炉 低 高 (高炉+スクラップ溶解炉) グリーン電力由来の大容量電源 電炉 80% 革新電炉 HBI (現在の実力) ~50年代 (上級スクラップ, 上級スクラップ 水素還元HBI使用) ⇒今後の技術開発により 低 高 100%目指す Kobe St
Slide 14: スクラップ溶解炉導入検討の概略
スクラップ溶解炉導入検討の概略 項目 概要 建設場所 加古川製鉄所(兵庫県) 厚板工場 • 段階的な生産体制変革 薄板工場 目的 • GXスチール供給力確保 (お客様のCN・CEニーズへの対応) 薄板工場 石炭ヤード 既存転炉を活用し、高炉溶銑と 転 形式 炉 電炉溶鋼を混合(合わせ湯方式) 線材工場 約1,000億円 1高炉⇒解体 投資額 スクラップ溶解炉 ※金融支援制度の活用も検討 原料ヤード 2高炉 生産能力 70万t/年 生産開始 2030年代前半 3高炉 加古川製鉄所 意思決定時期 次期中期経営計画期間中 配置図 【全体工程概略】 次期中期経営計画 2030年代前半 以降 意思決
Slide 15: 中長期的なCNへ向けた取組み
中長期的なCNへ向けた取組み Kobe Steel, Ltd. All rights reserved P15
Slide 16: 水素利活用の取組み
水素利活用の取組み 高砂製作所を中心に、水素の「つくる」、「はこぶ・ためる」、「つかう」に係る先進的な取組みを実施中 KOBELCOグループ・社外/お客様との「かけ算」の事例を拡大目指す つくる・ためる つかう ハイブリッド型水素ガス供給設備実証開始(2023年~) 燃料電池ショベルの実証(2025年~) つかう 国内初水素充填から走行・掘削まで実証が可能 ボイラーでの水素混焼(2024年~) 直接加熱炉での水素混焼・専焼(2025年~) ~今後について~ 高砂製作所にある各種実証設備群を TAKASAGO GX Try Fieldと名称づけ、 水素とともに、バイオマス、CO2回収・有効利用等
Slide 17: CCS関連の取組み
CCS(Carbon Capture & Storage)関連の取組み 2030年以降の中長期目線で、CCS事業の各種検討を開始 国内外のエネルギー企業と連携して、CCS事業の共同FSを実施中 BHP CCUS 企業コンソーシアムに参加 大阪ガス/SHELL/との共同FS • BHPが主導する企業コンソーシアムの一員として、ア • 大阪ガス/SHELLが国内の工場等の二酸化炭素 ジア太平洋地域の産業において排出されるCO2につ 排出源からCO2を回収し、海外の地層に貯留する いて、回収・貯留・有効利用等の手段の可能性を、技術 ことを目指したCCSバリューチェーン構築に関す 面・制度面・事業性の
Slide 18: グループ企業理念
グループ企業理念 「KOBELCOの使命・存在意義」の実行を通じて実現したい社会・未来 が 安全・安心で豊かな暮らしの中で、 実現したい未来 今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。 KOBELCOグループの社会的存在意義であり、果たすべき使命 の 個性と技術を活かし合い、 使命・存在意義 社会課題の解決に挑みつづける。 KOBELCOグループの社会に対する約束事であり、グループで共有する価値観 の 1. 信頼される技術、製品、サービスを提供します 3つの約束 2. 社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊びます 3. たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します 「KOBELCOの3つの約束
Slide 19: 将来見通しに関する注意事項
将来見通しに関する注意事項 ◆ 本日のプレゼンテーションの中には、弊社の予想、確信、期待、意向及び戦略等、将来の予測 に関する内容が含まれています。これらは、弊社が現在入手可能な情報による判断及び仮定 に基づいており、判断や仮定に内在する不確定性及び今後の事業運営や内外の状況変化に よる変動可能性等様々な要因によって、実際に生じる結果が予測内容とは実質的に異なっ てしまう可能性があります。弊社は、将来予測に関するいかなる内容についても、改訂する 義務を負うものではありません。 ◆ 上記の不確実性及び変動の要因としては、以下に挙げる内容を含んでいます。また、要因は これらに限定されるわけではあり
Slide 20: Kobe Steel, Ltd. All rights reserved P20
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