Ficha, Inc. · TSE:4052
Ficha — H1 FY2026 Earnings Presentation
20 slides from Ficha's earnings presentation, June 2026
Slide 1: 2026年6月期 中間決算説明(スピーカー:取締役CFO 立花嵩大)
【スピーカー】 取締役CFO 立花 嵩大 フィーチャ株式会社 取締役CFOの立花です。 ただいまより、2026年6月期 中間決算のご説明をさせていただきます。 1
Slide 2: 本日の説明項目
本日は、こちらに記載の3項目について、順にご説明さしあげます。 2
Slide 3: エグゼクティブ・サマリー
最初にエグゼクティブ・サマリーからご説明します。 3
Slide 4: 上期サマリー
• • • • まず上期のサマリーです。売上高は205百万円で前年同期比16.9%の減収、営業 損失は25百万円となりました。 前年同期も赤字ではありましたが、前年比で赤字幅が拡大しています。 減収の主な要因は、大手自動車メーカーとの共同開発案件が一時中断となり、 受託開発収入が大きく減少した点です。 再開に向け協議していましたが、顧客の都合により一時中断となりました。 一方で明るい点として、新車向けの車載カメラライセンスの量産が好調で、ラ イセンス収入は増収です。当社ライセンス製品の累計販売台数は330万台を突破 しています。 また、3Q以降はTier1との共同開発案件で、追加プロジェクトの
Slide 5: 事業概要
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Slide 6: 事業内容:Mobility Solutions と DX-AI Solutions
Mobility Solutions DX-AI Solutions • • • • • • • • 当社の事業は大きく2つです。 1つ目が Mobility Solutions で、車載カメラやドライブレコーダー向けの画像認 識ソフトウェアです。低計算コストでの実装性と精度を強みに、自動車メー カーやドラレコメーカーに採用されています。 2つ目が DX-AI Solutions で、文書・図面解析のAIプラットフォームを中心に、 非定型業務を理解して自動化する領域です。画像認識モデルとLLMを組み合わ せ、文書や図面を瞬時に理解し、業務効率を大きく改善します。 ここで押さえていただきたいのは
Slide 7: Mobility:ADAS
AdvancedDriverAssistanceSystem MobilityのうちADASです。車両の前後左右の状況を高精度に検知し、追突・巻 き込み・信号無視などのリスクをリアルタイムに評価します。 当社の特徴は、独自の軽量AIモデルにより、ドラレコ等の低スペックECUでも動 作し、新車だけでなく既存車にも柔軟に導入できる点です。 機能としては、前方車間距離、車線逸脱やふらつき、歩行者や横断歩道、信号 無視、標識認識など、量産・実装を意識したラインナップになっています。 7
Slide 8: Mobility:DMS/OMS
DriverMonitoringSystem / OccupantMonitoringSystem 続いてDMS/OMSです。ドライバーの状態監視に加えて、乗員の検知や体格分 類などOMS領域まで提供可能です。 たとえば、居眠りや注意散漫の兆候、危険動作の検出に加え、子どもの置き去 り検知など、車室内の安全性とUXを同時に高める用途に展開できます。 HMI、たとえばジェスチャー操作などへの拡張にも対応しており、今後の車内体 験の高度化にもつながる領域です。 8
Slide 9: DX-AI Solutions
DX-AI Solutions DX-AI Solutions DX-AI Solutionsは、製造業の図面解析やバックオフィスの非定型業務を自動化 します。 単なるデジタル化ではなく、業務プロセスそのものを変革し、生産性向上とROI 最大化を支援する、という位置づけです。 提供形態としては、Drawing-AIによる検図支援・図面比較・類似図面検索、AI- OCRによる非定型帳票の読取、さらに導入コンサルやアプリ開発までワンス トップで支援します。 9
Slide 10: 当社の強み4点
• • • • • • • • 当社の強みは4点です。 1点目が、軽量かつ高性能な画像認識技術です。実装先が限られる車載領域で磨 いた技術が基盤です。 2点目が、量産に向けた開発ノウハウと実績です。研究で終わらず、量産実装ま で落とし込む力が競争力です。 3点目が、顧客ニーズに応じた迅速な対応力です。課題に合わせた技術提案やカ スタマイズが可能です。 4点目が、多国籍で優秀なエンジニアチームです。大手メーカーで求められる品 質水準への対応力にもつながっています。 この4点が、モビリティ起点で他領域へ展開する際の再現性になると考えていま す。 10
Slide 11: 成長戦略の骨子
✕ 一 ✕ 成⾧戦略の骨子です。モビリティ品質×業界ドメイン知識で、汎用AIでは出しづ らい高付加価値を作る方針です。 創業期は自動車業界に特化し、ADAS等の量産を通じて信頼と実装力を蓄積しま した。 現在は、その知見を一部他業種へ展開し始めています。 今後は、各業界の現場課題に刺さる「業界特化型DX-AI」を拡充し、カスタマイ ズ開発とプロダクト化の両輪でスケールさせます。 中⾧期の姿として、Mobility SolutionsとDX-AI Solutionsを売上構成で5:5に近 づけ、収益の安定性と成⾧性を両立させたい考えです。 11
Slide 12: スケール戦略:カスタマイズとプロダクト化
✕ 見 • • ‧ • • ‧ • • ここは当社のスケール戦略の説明です。 カスタマイズ開発で得た知見・ノウハウを、プロダクトに移転していく。これ を加速させます。 カスタマイズは、先進企業の深い課題に入り、高付加価値を実現し、新たな業 界知見を獲得できます。 一方プロダクト化は、導入スピードとコスト効率を上げ、多業種・多規模に展 開でき、ストック収益モデルを作ることができます。 この両輪を回すことで、個別最適の強さを保ちつつ、スケール拡大を実現して いきます。 12
Slide 13: 中間期の業績概況
続いて、中間期(第2四半期)の業績概況をご説明します。 13
Slide 14: P/L要約
P/Lの要約です。上期売上高は205百万円となりました。 内訳を見ますと、受託開発収入が80百万円で前年同期比▲52.9%と大きく落ちて います。冒頭でご説明した大手自動車メーカーとの共同開発案件の中断が主な 要因です。 一方、ライセンス収入は125百万円で前年同期比+63.4%と大きく伸びておりま す。当社ライセンス製品の量産が想定以上に好調であることを示しております。 費用面では、営業費用は230百万円で前年同期比▲9.3%となりました。人件費・ 経費は微減ですが、売上減の影響をカバーしきれず、営業利益は▲25百万円と なりました。 ここから下期に向けては、受託の再積み上げと、固定費の更な
Slide 15: 営業利益の増減分析
営業利益の増減分析です。結論として、共同開発案件の中断に伴う受託開発収 入の減少が最も大きく、赤字幅が拡大しました。 一方で、ライセンス収入の好調はプラス要因として効いています。 コスト面では、人件費の減少などの影響は一定ありますが、上期は売上サイド の減少分を吸収できるほどの改善幅には至っていない、というのが結論です。 15
Slide 16: ライセンスの量産実績
ライセンスの量産実績です。スライドの通り、当社ライセンス製品が搭載され た新車の量産が好調に推移しています。 16
Slide 17: Mobilityの案件パイプライン
Mobilityの案件パイプラインです。量産に向けて複数案件を並行開発しており、 ⾧期的なライセンス収入の積み上がりを狙える状態にあります。 ポイントは、量産開発フェーズでは受託開発収入が立ち、量産に入るとライセ ンス収入に移行する、という収益構造です。 一部、開発中断の案件もありますが、下期以降は、商談中の複数プロジェクト を具体的に受注・立ち上げしていくことが、業績回復のドライバーになります。 17
Slide 18: DX-AI Solutionsの新規受注
DX-AI Solutionsの新規受注です。人手依存・属人化していた確認作業を自動化 し、時間とコストを大きく削減する案件が進んでいます。 具体例として、住宅設備領域では、平面図から設備を自動抽出、製造領域では 電気回路図の自動検図、教育領域では手書き答案の採点効率化といったユース ケースです。 ここは「業界特化型」が効く領域で、カスタマイズ開発で得た知見をプロダク トに落とし込むことで、横展開の余地が大きいと考えています。 18
Slide 19: トピックス:SDV EXPO出展
トピックスとして、SDV EXPOへの出展です。DMS/OMSを中心に当社の最新技 術を展示し、リアルタイムデモも実施しました。 展示会は短期で売上に直結しないケースもありますが、パイプライン形成の観 点で、下期以降の案件化を狙っていきます。 19
Slide 20: 海外連結子会社の解散
⻜ • • • • • • 最後に、海外連結子会社の解散についてです。為替動向や市場環境の変化も踏 まえ、事業の合理性を総合的に勘案して、研究開発拠点を本社に集約します。 当社の研究開発の主力は創業以来一貫して日本国内で、北京拠点は補完的な役 割でした。 昨今の環境変化により費用対効果が当初想定を下回ったことが意思決定の背景 です。 今回の清算による開発へのネガティブな影響はなく、リソースの国内集約によ り意思決定のスピードをより一層上げてまいります。 以上をもちまして、2026年6月期 中間決算のご説明を終了いたします。 ご清聴ありがとうございました。 20