Slide 1: 2019年12月期第2四半期 決算説明会
アンジェス株式会社 2019年12⽉期第2四半期 決算説明会 〜「遺伝⼦医薬のグローバルリーダー」を⽬指して〜 代表取締役社長 山田 英 2019年7⽉30⽇
Slide 2: 将来見通しに関する注意事項
◆ 本資料に記載されている業績予想、将来見通し等は、現時点で入手可能な情報に 基づき当社が判断した予想・見通しであり、潜在的なリスクや不確実性が含まれて います。 ◆ それらのリスクや不確実性には、当社を取り巻く経済情勢の変化、研究開発の進捗 状況、規制当局からの取得承認、国内外各国の制度改正や法規制等が含まれます。 ◆ 様々な要因の変化により、実際の業績は記述している予想とは大きく異なる結果と なる可能性があります。 2
Slide 3: 最新のトピックス
最新のトピックス
Slide 4: 最新のトピックス
最新のトピックス ● HGF遺伝⼦治療⽤製品 【重症虚⾎肢】 厚⽣労働省から条件及び期限付製造販売承認を取得。(2019年 3⽉26⽇) 準備が整い次第販売開始。(販売は⽥辺三菱製薬が担当) ● NF-κBデコイオリゴ 【椎間板性腰痛症】 第1b相臨床試験を⽶国にて実施中。(2018年2⽉〜) ● DNAワクチン 【⾼⾎圧】 第1/2相臨床試験をオーストラリアにて実施中。(2018年4⽉〜) ● ナクラザイム 【ムコ多糖型Ⅵ型治療薬】 ⽇本国内での製造販売承認及び販売をBioMarin Pharmaceutical Japan株式会社に承継。(2019年3⽉末⽇) ⇒弊社での販売は在
Slide 5: 2019年12月期第2四半期 決算概要
2019年12⽉期第2四半期 決算概要
Slide 6: 2019年度第2四半期 連結業績ハイライト
2019年度第2四半期 連結業績ハイライト 増減の主な要因 2018年度 2019年度 さ (単位︓百万円) 増減額 ◇事業収益(前年⽐98.1%) 2Q 2Q ナグラザイム売上170百万(前年⽐96.6%) ナグラザイム販売は当第2四半期にて終了 事業収益 176 172 △3 事業費⽤ 1,381 1,882 +500 ◇事業費⽤(前年⽐136.2%) 各種試験の完了伴う外注費、材料評価 替による研究材料費等で研究開発費が 営業損失(△) △1,205 △1,709 △504 増加。販売管理費は、コンサルティング費 ⽤等により増加。 営業外収⽀※ △0 △24 △23 ◇営業外収⽀ ・為替
Slide 7: 事業収益の内容
事業収益の内容 (単位︓百万円) 200 事業収益合計 事業収益合計 176百万円 172百万円 ◇商品売上⾼ムコ多糖症Ⅵ型治療薬 「ナグラザイム®」の商品売上⾼ 2百万円 (前年⽐ △6百万円、△3.4%) ◇研究開発事業収⼊2百万 (前年⽐ +2百万、前年発⽣なし) 176百万円 170百万円 100 2018年2Q 2019年2Q 7
Slide 8: 事業費用の内容
事業費⽤の内容 事業費⽤合計 事業費⽤合計 1,381百万円 1,882百万円 (単位︓百万円) 2,000 ◇売上原価 (前年⽐ △3百万円、△1.9%) 83百万円 ムコ多糖症Ⅵ型治療薬「ナグラザイム®」の売上原価 1,500 ◇研究開発費 86百万円 (前年⽐ +326百万円、+40.6%) 前渡⾦に計上していた外注費が+219百万円、材料 1,130百万円 評価替及びHGF遺伝⼦治療⽤製品の出荷前試験 1,000 に伴い研究材料費が+113百万円増加。研究所機 803百万円 能移転に伴う⼈員減少により給与及び⼿当が△21 百万円減少。 500 ◇販売費及び⼀般管理費 (前年⽐ +176
Slide 9: 連結貸借対照表 ハイライト
連結貸借対照表 ハイライト (単位︓百万円) 2018年12⽉末 2019年6⽉末 増減額 流動資産 7,542 12,409 4,867 現⾦及び預⾦ 5,784 11,291 5,506 固定資産 508 1,512 1,003 総資産 8,050 13,922 5,871 負債合計 316 245 △71 純資産 7,734 13,677 5,942 (2019度に実施した資⾦調達) 2019年5⽉までに⾏使完了 7,718 ・開発パイプラインの拡充 第33回新株予約権(第三者割当て) 百万円※ ・国内HGF遺伝⼦治療⽤製品の製造販売後調 (調達総額10,566百万円) 査の実施 ※ ⾏
Slide 10: 2019年度通期業績見通し
2019年度通期業績⾒通し (単位︓百万円) 事業収益 営業利益 経常利益 当期純利益 2019年度通期 335 △2,800 △2,800 △2,800 (予想) 2018年度通期 610 △3,065 △3,096 △2,996 (実績) 2018年度からの主な変動要因 •ムコ多糖症Ⅵ型治療薬「ナグラザイム®」販売については、Bio Marin Pharmaceutical Japan 株式会社への承継による減少⾒込む。 •国内におけるHGF遺伝⼦治療薬については提携先の⽥辺三菱製薬株式会社からのマイルストー ン及びロイヤリティ収⼊の発⽣を⾒込む。 •HGF遺伝⼦治療薬の国内における市
Slide 11: PFE ODL KOA
03 PFE ODL KOA ° s \ \ = ; / . X 4 e | A| je | . \ | | / i ° _» \ a) * / ¥ eee \ t e se #7, \ e . ® . r \~» i z\ Cy i ® y : a ~ / ie pa anlar — e
Slide 12: 臨床開発ステージにあるプロジェクトの状況
臨床開発ステージにあるプロジェクトの状況 開発ステージ 前臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 上市 国内承認申請 HGF遺伝⼦ (2018年1⽉) 承認取得 重症虚⾎肢 治療薬(国内) (2019年3⽉) ⽶国での試験計画を HGF遺伝⼦ 策定中 治療薬(海外) 重症虚⾎肢 ⽶国 NF-κB P1b臨床試験 国内P3主要評価 アトピー性 項⽬において統計 デコイオリゴ 腰痛症 実施中 ⽪膚炎軟膏剤 学的な有意差に DNA ⾄らず オーストラリア P1/2臨床試験 DNA ワクチン ⾼⾎圧 実施中 ⾃社オリジン開発品 12
Slide 13: HGF遺伝子治療薬 開発状況
HGF遺伝⼦治療薬 開発状況 HGF遺伝⼦をコードしたプラスミド製剤。 HGFは⾎管、リンパ管、神経など⽣体の様々な臓器・組 重症虚⾎肢 織の形成・再⽣において重要な役割をもつ。 13
Slide 14: HGF遺伝子治療用製品(重症虚血肢、国内)
HGF遺伝⼦治療⽤製品(重症虚⾎肢、国内) 対象疾患 重症虚⾎肢 開発状況 2019年3⽉ 条件及び期限付製造販売承認を取得 2001〜2003 2004〜2007 2008 2010 2014〜2017 2018 2019 承認申請 申請取り下げ 承認申請 条件及び期限付 P1/2 承認取得 P3 試験 医師主導型臨床研究 ⼤阪⼤学臨床研究 • 2019年3⽉厚⽣労働省から⽇本初の遺伝⼦治療⽤製品として条件及び期限付製造 販売承認を取得。 潰瘍の改善が効能、効果⼜は性能。 ※標準的な薬物治療の効果が不⼗分で⾎⾏再建術の施⾏が困難な慢性動脈閉塞症(閉塞性動脈硬化症及びバージャー病)における潰瘍
Slide 15: HGF遺伝子治療用製品(重症虚血肢、海外)
HGF遺伝⼦治療⽤製品(重症虚⾎肢、海外) 対象疾患 重症虚⾎肢 開発状況 ⽶国での試験計画を策定中 2003〜2006 2005〜2008 2014〜2016 ⽶国申請 ⽶国での新たな P2試験(⽶国) P2試験(⽶国、追加) グローバルP3試験 試験計画を策定中 • 2016年、グローバルP3試験を中⽌。 • 現在、⽇本より市場規模が⼤きい⽶国において、新たな試験計画を策定中。準備が整い 次第FDAとの協議を開始。 • 2012年、⽥辺三菱製薬と⽶国における末梢性⾎管疾患を対象とする独占的販売権 許諾契約を締結。 • 2019年、イスラエルを対象国とした導出(独占的販売権許諾)に関する基本
Slide 16: NF-κBデコイオリゴDNA 開発状況
NF-κBデコイオリゴDNA 開発状況 ⽣体内で免疫・炎症反応を担う転写因⼦NF-κBに対 する特異的な阻害剤。 椎間板性腰痛症 NF-κBの活性化による過剰な免疫・炎症反応を原因と する疾患の治療薬として研究開発中。 次世代型デコイを開発中。 キメラデコイ 16
Slide 17: NF-κBデコイオリゴDNA(椎間板性腰痛症治療薬)
NF-κBデコイオリゴDNA(椎間板性腰痛症治療薬) 対象疾患 椎間板性腰痛症 開発状況 ⽶国P1b相臨床試験実施中(2018年2⽉〜) 2015 2018〜 次の開発ステージに移⾏、 ライセンス契約等 ⽶国P1b相臨床試験実施中 試験タイプ プラセボ対照⼆重盲検ランダム化⽐較試験 対象 24例の椎間板性腰痛症患者 • ⽶国にて2018年2⽉よりP1b相臨床試験を開始。 ⇒当初計画より若⼲遅れがあるものの特段の問題なく患者登録中。 • ⽶国を含め世界での市場規模が⼤きい。 • ⽶国では椎間板内注射による治療は⼀般的でこの⼿技に習熟している医師は多く、 また患者数も多い。 17
Slide 18: 次世代型「キメラデコイ」の開発
次世代型「キメラデコイ」の開発 • 「STAT6」 と「NF-κB」 という炎症に関わる⼆つの重要な転写因⼦を同時に抑制する働 きを持つため、従来のNF-κBデコイに⽐べ、炎症を抑える効果が格段に⾼いことが期待さ れる。 • NF-κB デコイと⽐べ⽣体内の安定性に優れ、かつ⽣産コストが低い。 次世代型「キメラデコイ」開発の経緯 18
Slide 19: DNAワクチン 開発状況
DNAワクチン 開発状況 DNAを利⽤した治療ワクチン。 作⽤する期間が⻑いなど、既存のワクチンに⽐べ様々な ⾼⾎圧 ⻑所を持つ。潜在的な市場規模は⼤きい。 19
Slide 20: 高血圧DNAワクチン
⾼⾎圧DNAワクチン 対象疾患 ⾼⾎圧 開発状況 オーストラリアP1/2臨床試験実施中(2018年4⽉〜) 2015 2018〜 次の開発ステージに移⾏、 ライセンス契約等 オーストラリアP1/2臨床試験実施中 試験タイプ プラセボ対照⼆重盲検ランダム化⽐較試験 対象 24例の⾼⾎圧症患者 • オーストラリアにて2018年4⽉よりP1/2相臨床試験を開始。 ⇒特段の問題はなく計画通りに患者登録中。 • ⾼⾎圧治療の医薬品市場は、国内だけで5,000億円以上。 発展途上国では薬価の⾼いARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)は医療経済上の 問題から使⽤は限定的。 20
Slide 21: 今後の予定(2019年)
今後の予定 (2019年) HGF遺伝⼦治療⽤製品(重症虚⾎肢、国内) 厚⽣労働省から条件及び期限付製造販売承認取得(2019年3⽉)。 準備が整い次第販売開始。 HGF遺伝⼦治療⽤製品(重症虚⾎肢、海外) ⽶国において新試験の設計に向け作業中。 今後⽶国、イスラエル以外の地域についても積極的に導出先の確保を進めていく。 NF-κBデコイオリゴ(椎間板性腰痛) ⽶国にてP1b相臨床試験を実施中(2018年2⽉〜)。 当初計画より若⼲の遅れはあるものの特段の問題はなく患者登録中。 DNAワクチン(⾼⾎圧) オーストラリアにてP1/2相臨床試験を実施中(2018年4⽉〜)。 特段の
Slide 22: ゲノム編集の医療への応用 ― Emendo社の取り組み ―
ゲノム編集の医療への応⽤ ー Emendo社の取り組み ー 社長室担当部長 村上晶彦 アンジェス株式会社 2019年7月30日
Slide 23: ゲノムとは
ゲノムとは Genome = Gene + ‐ome 遺伝子の総体 5’-AGTCCTGGATCCGATCTGCCA-3’ 3’-TCAGGACCTAGGCTAGACGGT-5’ 23本 約30億塩基対 23本 約30億塩基対
Slide 24: 部位特異的ヌクレアーゼ
部位特異的ヌクレアーゼ ジンクフィンガーヌクレアーゼ (Zinc Finger Nucleases) ターレン (Transcription Activator‐Like Effector Nuclease) 上記は、標的配列に合わせて ヌクレアーゼを設計 クリスパー/キャス (Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats/CRISPR associated proteins) ヌクレアーゼは使い廻し
Slide 25: 塩基配列の編集(変異の導入)
塩基配列の編集(変異の導⼊) ヌクレアーゼはDNAを切断するだけ 変異の導入は細胞のDNA修復機構による 部位特異的ヌクレアーゼによる切断 DNA修復機構 欠失 ドナー配列 挿入 相同組み換え 意図した挿入・改変
Slide 26: 従来の遺伝子組み換えとの違い
従来の遺伝子組み換えとの違い 従来の遺伝子組み換え ゲノム編集 ジーン 狙った部分 狙った部分に目的 遺伝子の挿入 ターゲッティング を切断する の配列を挿入する 導入されたDNA断片が、 狙った部位と同じ塩基 切断されたDNAが修復 共存させたDNA配列が 宿主ゲノムDNAに挿入 配列を含むDNA断片 される過程で変異が生 相同組換えによって されることがある。 が、狙った部位に挿入 じる 切断された部分に ただし、どこに挿入され されることがある。 挿入される るかは不定。 上記のイベントが起きる頻度はかなり低いので、 ゲノム上の狙った部位に 目的の組換え体を選別するために、 変異(塩基の
Slide 27: オフターゲット効果
オフターゲット効果 標的配列: 標的配列に似た配列: 100%相補的⇒切断 100%相補的でなくても切断されること がある オフターゲット効果 ガイドRNA設計の際に; ゲノム内に標的配列に類似した配列 がないか検索 オフターゲット効果低減のために、 類似配列が存在する標的は避け、 別の標的配列を探す
Slide 28: Emendo社の取り組み
Emendo社の取り組み 標的配列に類似した配列が存在しても オフターゲット効果の回避 100%一致しなければ切断しない 精度が高いヌクレアーゼ (100%一致しなければ切断しない) 標的配列ごとにヌクレアーゼを作出 ヌクレアーゼの汎用性は損なわれるが、 より特異性が高いヌクレアーゼを作出 高精度なヌクレアーゼを 迅速に作出する手法を開発 オフターゲット効果の懸念がないので、 標的配列の選択の自由度が向上 高度な特異性により、安全性の向上に寄与 ゲノム編集による遺伝子疾患の治療
Slide 29: ゲノム編集による遺伝子疾患の治療
ゲノム編集による遺伝⼦疾患の治療 常染色体顕性遺伝 常染色体潜性遺伝 伴性遺伝 異常な遺伝子が働いて発症する 必要な遺伝子が欠損して発症する 常染色体顕性遺伝子疾患では、 片方の染色体上の特定の遺伝子の異常が原因で発症する。 正常な遺伝子をウイルスベクター等で導入することでは治療できず、 異常な遺伝子が発現しないようにする必要がある。 一対の染色体上の特定の遺伝子の塩基配列は同じであるため、 オフターゲット効果が懸念されるゲノム編集によって異常な遺伝子を破壊しようとすると、 もう片方の正常な遺伝子(対立遺伝子)を傷つけてしまう危険がある。 Emendo社では、対立遺伝子のわずか
Slide 30: まとめ
まとめ ゲノム編集とは 部位特異的ヌクレアーゼを用いて ゲノム上の特定の部位に変異を誘導する 遺伝子改変技術である。 Emendo社では オフターゲット効果がない、 安全性の高いゲノム編集技術の確立と、 医療への応用をめざしている。
Slide 31: アンジェス ホームページ
「遺伝⼦医薬のグローバルリーダー」を⽬指す創薬バイオベンチャー アンジェス ホームページ https://www.anges.co.jp