Maxell, Ltd. · TSE:6810
Maxell — Investor Day (December 2025)
26 slides from Maxell's investor day presentation, Dec 8, 2025
Slide 1: 新技術・新事業戦略説明会 Maxell New Business Strategy Presentation
新技術・新事業戦略説明会 Maxell New Business Strategy Presentation アナログコア技術が拓く次世代の成⾧戦略 2025年12月8日 マクセル株式会社 執行役員 新事業統括本部⾧ 佐野 健一 ©2025 Maxell, Ltd. 1
Slide 2: 新事業創出に向けた活動状況
新事業創出に向けた活動状況 開発ステージに合わせたフェーズ管理を実施(ビジネス開発→製品開発→事業化) MEX26では、製品開発(顧客実証ステージ)の新事業について製品化をめざす 技術シーズの仕込み(アナログコア技術の進化) 2027~2029年度で製品化めざす ビジネス開発 生物由来プラスチック MID製品 価値検証ステージ 金属代替部品 エネルギー CO2 ハーベスティング複合 CH4 全固体電池モジュール H2 水 大型全固体電池 (バイポーラ構造) CO2資源化システム 透明電磁波吸収シート テラヘルツ対応電磁波吸収体 2024~2026年度(MEX26期間)で製品化をめざす
Slide 3: 全固体電池
全固体電池 ©2025 Maxell, Ltd. 3
Slide 4: 全固体電池の事業戦略
全固体電池の事業戦略 社会課題:労働人口の減少(メンテナンス作業者の不足)、地球温暖化(電池廃棄物の増加) 顧客課題:設備メンテナンスコストの増大、電池廃棄コストと環境負荷の増大 コア技術とソリューション:電極材料の分散と成形技術を活用した全固体電池によって「永久電源」を実用化 MEX26:寿命・耐熱性・容量の特性アップ、小型セルのモジュール化、中型セル開発によりWWで用途を拡大 MEX26 第1フェーズ 第2フェーズ 第3フェーズ 2030年に (2021~2023年度) (2024~2026年度) (2027~2029年度) ありたき姿 製品開発 既存品受注拡大と逐次投資検
Slide 5: マクセルの全固体電池が提供する価値「メンテナンスフリー」
マクセルの全固体電池が提供する価値「メンテナンスフリー」 耐熱⾧寿命を活かして、過酷環境で⾧期間使用できる電源ソリューションを提供 産業ロボット用エンコーダ アームの角度情報のバックアップ 広範な放電温度範囲 -50~125℃ 105℃環境下で10年使用でき、 電池交換による非稼働時間を削減 耐熱⾧寿命 105℃下10年 本質的に安全 危険物*不使用 設備モニタリング 予知保全などを目的とした設備の計測機器 系統電源のない過酷環境においても電池交換 費用を低減したシステムが可能に タイヤモニタリングシステム 路面情報やタイヤ摩耗、荷重の偏りをセンシング 最大125℃、3,000Gの
Slide 6: セラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」
セラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」 フラッグシップとなる「PSB401010H」をリリース 125℃までの温度範囲を実現し、従来電池では難しかったリフローはんだ工程に対応 形式 PSB401010H PSB401515H 状況 量産中 開発中 縦(mm) 10.5 14.5 寸法 横(mm) 10.5 14.5 高さ(mm) 4.0 4.0 重量(g) 1.4 2.7 表面実装したPSB401010H 定電圧値(V) 2.6 2.6 充電 標準電流(mA) 4.0 8.0 (CCCV) - + 温度(℃) -20~115 -20~115 terminal terminal
Slide 7: 用途例:FA機器のバックアップ用
用途例:FA機器のバックアップ用 FA機器のバックアップ電池を全固体電池モジュールに交換することでメンテナンス工数を削減 産業機器のバックアップ用一次電池の置き換えイメージ 2024年11月28日 当社ニュースリリース ●解決できる課題 バックアップ電池交換の保全工数負担 電池切れによる操業遅延リスク 一次電池廃棄による環境負荷 ●提供価値 メンテナンス工数の削減(電池交換、在庫管理など) 電池費用の削減(購入、廃棄など) 環境負荷の削減 ©2025 Maxell, Ltd. 7
Slide 8: 用途例:SUBARU様 群馬製作所大泉工場への適用
用途例:SUBARU様 群馬製作所大泉工場への適用 自動車工場の製造機器に全固体電池モジュールを搭載 ⇒ 25年8月より試験運用を開始 全固体電池の役割:バックアップを要する産業機器に電源供給 2025年8月18日 当社ニュースリリース (バックアップ電池を「交換部品」から「耐久部品」に!) ●解決できる課題 バックアップ電池交換の保全工数負担の削減 一次電池廃棄による環境負荷の削減 電池(購入、廃棄など)の費用削減 <主な仕様> ・入力電圧:4.5~26.4V ・充電電流:~10mA ・出力電圧:3.8V バックアップ用電池 ・出力電流:~14mA(@25℃) ・定格容量:35m
Slide 9: 用途例:食品用温度センサ
用途例:食品用温度センサ 100℃付近の高温で使用される調理用無線温度デバイスでの実証実験開始 全固体電池の役割:無線温度デバイスに電源供給 (センサ、通信) 2025年1月16日当社ニュースリリース (高温環境下での温度センシングと通信が可能に) ●解決できる課題 意図しない温度変化をなくし、味や食感を安定させる 通信データで履歴を管理し、データ保存の工数削減 調理履歴トレーサビリティの確保、食中毒防止 食品調理時の温度管理 調理工程の履歴管理 ©2025 Maxell, Ltd. 9
Slide 10: 用途例:滅菌用高温対応データロガー
用途例:滅菌用高温対応データロガー 医療器具滅菌や食品製造の高温加熱など 100℃を超える過酷環境下での温度センシングと通信が可能に 全固体電池の役割:無線温度ロガーに電源供給 (センサ、通信) 2025年3月14日当社ニュースリリース ●課題:電池交換工数の低減 電池内蔵 無線温度ロガー 従来より高温(130℃)域での温度検証が可能に 全固体電池の耐熱⾧寿命特性により、電池交換頻度 の大幅低減に成功 ©2025 Maxell, Ltd. 10
Slide 11: 150℃対応 全固体電池「PSB401010T」
150℃対応 全固体電池「PSB401010T」 作動上限温度を125℃から150℃に引き上げたセラミックパッケージ型全固体電池 ⇒ 11月よりサンプル出荷開始 【0.2Cレート放電曲線】 【PSB401010Tのスペックシート】 3.0 形式 PSB401010H PSB401010T 2.5 voltage / V 状況 量産中 サンプル出荷中 2.0 PSB401010H 縦(mm) 10.5 ← 寸法 横(mm) 10.5 ← 1.5 PSB401010T 高さ(mm) 4.0 ← 1.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 重量(g) 1.4 ← capacity /
Slide 12: EMC対策部材
EMC対策部材 ©2025 Maxell, Ltd. 12
Slide 13: EMC対策部材の事業戦略
EMC対策部材の事業戦略 社会課題:労働人口の減少(高度社会インフラ化)、データ通信量の増大(高周波化、周波数帯域の混雑) 顧客課題:大容量データ通信/情報処理のロバスト性確保(高周波化対応、外部からのノイズ耐性UP) コア技術とソリューション:磁性粉の特性制御や均一分散塗布技術による高周波対応フィルム製品の提案 MEX26:車載用フィルムの製品化、量産プロセスの確立、軽量化、耐久性向上 MEX26 第1フェーズ 第2フェーズ 第3フェーズ 2030年に (2021~2023年度) (2024~2026年度) (2027~2029年度) ありたき姿 大型設備投資検討 「電磁波制
Slide 14: マクセルのEMC対策部材ラインアップのポジショニングマップ
マクセルのEMC対策部材ラインアップのポジショニングマップ 高周波帯域用途においてマクセルが提案するEMC対策部材 v2310A GPS 無線通信 ETC ローカル5G レーダー・センシング Beyond5G/6G (2.4/5/6GHz) (28GHz) (77/79GHz) (THz) 《遠方界/EMS》 開発品 磁性 開発品 電磁波吸収体 ●LIタイプ ●BGタイプ 電磁波妨害や電磁波干渉 ブロードバンド・薄膜タイプ テラヘルツ波対応 (76~81GHz) 透明電磁波吸収シート などの対策 (120GHz~THz帯) 開発品 磁性 ●Mタイプ (~10GHz) ●LIタイプ 磁性 《近傍
Slide 15: 【TCタイプ】 透明ノイズ抑制フィルム
【TCタイプ】 透明ノイズ抑制フィルム 低周波から高周波までの幅広い帯域での電磁波吸収効果を発揮し、透明性とフレキシブル性を 有する粘着付ノイズ抑制フィルム 特⾧ PETフィルム基材(25μm) • 低周波から高周波(~GHz)帯域の近傍界電磁波のノイズ抑制効果 電磁波抑制層(~1μm) を有する アクリル系粘着層(28μm) • 透明性を有する(透過率約75%) 剥離PETフィルム(50μm) • 透明導電ポリマーのコーティングにより薄膜でフレキシブル性を有する • 絶縁粘着フィルムのため電子基板などへの貼り付けが容易 製品構成 基本物性 ノイズ抑制性能性 MSL(マイクロストリップライン)
Slide 16: 【開発品/Mタイプ】 磁気ノイズ抑制フィルム
【開発品/Mタイプ】 磁気ノイズ抑制フィルム 磁性粉分散とウェットコーティング技術を活かした薄膜磁気ノイズ抑制シートを開発中 ラインアップ 特⾧ 周波数:YH ~ 10GHz帯対応 / KM ~10GHz超対応 • 1GHz以上の高周波磁気ノイズに対して抑制効果を発揮 厚み:10~50μm(粘着層を除く) • 薄膜(約60μm)でφ1mmの曲げにも耐える屈曲性 • 抑制したい周波数帯域に応じた2種類をラインアップ • 必要とされるノイズ抑制性能に厚みをカスタマイズ • 金属膜との複合化による電界シールド性能向上も可能 耐屈曲性:折り曲げてもクラック、粉落ちの発生なし(写真はKM) 構成 カスタ
Slide 17: 発泡成形技術 RIC-FOAM 射出発泡成形技術紹介
発泡成形技術 リッチ フォーム *RIC-FOAM 射出発泡成形技術紹介 *Resilient & Innovative Cellular Foam ©2025 Maxell, Ltd. 17
Slide 18: 発泡成形の事業戦略
発泡成形の事業戦略 社会課題:地球温暖化防止に向けたエネルギー効率化とCO2排出削減 持続可能な資源循環社会への適応 顧客課題:循環型素材への対応と資源使用量の最適化 コア技術とソリューション:低圧発泡と成形加工技術により、環境配慮した顧客課題解決型の成形ソリューションを提供 MEX26:リブ発泡部品などの特殊成形技術を確立し社会実装を推進 発泡シートは用途開拓を加速 MEX26 第1フェーズ 第2フェーズ 第3フェーズ 2030年に (2021~2023年度) (2024~2026年度) (2027~2029年度) ありたき姿 製品開発 量産化検証とスキーム構築 受注獲得と業
Slide 19: RIC-FOAM リッチフォーム
RIC-FOAM *リッチフォーム 低いガス圧力で発泡成形成形が可能 (特許技術) 特別な昇圧装置が不要 設備コストを抑え発泡成形品の安定生産を実現 溶融樹脂と発泡ガス エンジニアリングプラスチック、スーパーエンプラ に対応 を混ぜる技術 耐熱性、強度を有する部品へ適用可能 環境に配慮した発泡成形プロセス 発泡ガスに窒素を使用 化学発泡剤を使用しないため残渣が残らずリサイクルが容易 P 減圧弁 ≦10MPa ホッパー 圧力調整容器 窒素ガスボンベ P P 飢餓ゾーン RIC-FOAM 概略図 低圧発泡により 発泡品の耐熱性を維持し安定生産を実現 発泡ガスに窒素を用いる環境に配慮した
Slide 20: マクセルの発泡成形技術(RIC-FOAM)で持続可能な低炭素化社会に貢献します
発泡成形技術 リッチ フォーム マクセルの発泡成形技術(RIC-FOAM)で 持続可能な低炭素化社会に貢献します 世界的な環境規制の強化や低炭素化社会シフトにより、軽量部材プラスチック材料の削減のニーズが高まっています。 発泡成形品は、内部に気泡を形成することで、部材の軽量化、プラスチック材料の削減が可能です。 また成形課題である ヒケ反りの低減や、寸法精度改善などの効果もあり多様な産業分野で急速に採用が進んでいます。 発泡成形品 応用分野 機器筐体 シューズソール 100μm 発泡の効果 軽量化 ヒケ、反り低減 材料使用量低減 寸法精度向上 ウェアラブル機器 ©2025 Ma
Slide 21: RIC-FOAM 活用
RIC-FOAM 活用 射出成形:ライセンス先で実用化 、 リブ発泡技術の応用による事業化を検証中 押出成形:熱賦形可能なエンプラ発泡シートへ応用 成形機メーカー 射 装置メーカーへの ウェアラブル機器などへの 出 技術ライセンス 製品応用を検討中 成 国内3社、海外1社 (開発中) 形 RIC-FOAM (実用化) RIC-FOAM開発 部分リブ発泡技術 2017年ニュースリリース 2024年ニュースリリース 2017年~ 2021年~ 2024年~ RIC-FOAM RIC-FOAMを 押 シート成形技術に応用 出 賦形可能なエンプラ発泡シート 成 (サンプル出荷) 形 エンプラ発泡シート
Slide 22: 想定用途 : ウェアラブル筐体
想定用途 : ウェアラブル筐体 リブ部分のみを発泡させる成形技術で樹脂部品の軽量化と強度向上を実現 2024年4月16日 当社ニュースリリース リブのみ発泡 ウェラブル筐体 薄肉化により軽量化 リブで剛性保持 ウェアラブル機器部品への筐体応用をめざし実用化を検討中 (*製品画像はイメージです) ●解決できる課題 肉厚部の樹脂が局所的に収縮する外観不良(ヒケ)を発泡で抑制 外観品質を維持するため、ベース基材は発泡させずリブのみ発泡 ●提供価値 薄肉化+部分発泡により軽量化を図りながら部材剛性を維持 意匠性と筐体設計の自由度向上 ©2025 Maxell, Ltd. 22
Slide 23: 超音波クリーニングデバイス搭載レンズ(UCLU)
超音波クリーニングデバイス搭載レンズ(UCLU) ©2025 Maxell, Ltd. 23
Slide 24: 超音波クリーニングデバイス搭載レンズ (Ultrasonic Cleaning Lens Unit)
超音波クリーニングデバイス搭載レンズ (Ultrasonic Cleaning Lens Unit) 社会課題 ・人口減少、高齢化などにより、地域の足を担う公共交通や物流の維持に課題 ・自動運転は、これらの社会課題への解決に資すると期待されており、早期に実現・普及を図る必要 ※国土交通省「社会課題の解決に資する自動運転車などの活用に向けた取組方針」より ・自動運転の実現により期待される効果として、ほかにも、交通事故の低減、渋滞の解消・緩和が挙げられている ターゲット市場 ・車外に搭載されるカメラ用のレンズ ・サラウンドセンシング用途など自動運転(ADAS/AD)向け 車外に搭載されるカメラ ・
Slide 25: 将来に関する記述についての注意事項
将来に関する記述についての注意事項 将来にわたる予想の部分につきましては、皆様の投資の参考資料として、 任意にご提供するものであり、当社の推測・予測に基づくものであります。 従いまして、確約や保証を与えるものではありません。 予想と異なる結果となる可能性があることをご認識のうえ、ご活用くださいま すようお願い申し上げます。 ©2025 Maxell, Ltd. 25
Slide 26: maxell Within, the Future
maxell Within, the Future