Panasonic Holdings Corporation · TSE:6752
Panasonic — ESG Presentation (January 2022)
17 slides from Panasonic's sustainability presentation, Jan 6, 2022
Slide 1: サステナビリティ説明会 冒頭挨拶
• 皆さんこんにちは。 パナソニック グループCEOの楠見です。 本日はお忙しい中、オンラインの説明会にご参加いただきまして 誠に有難うございます。 • 説明会の前に、昨年公表した不正データアクセスによって、 弊社サーバのデータの一部が不正に読み出され、関係の皆さま方に多大な ご迷惑とご心配をお掛けしておりますことを、この場を借りて深くお詫び申し上げます。 また、ご案内していた昨年12月7日の説明会を 本日に延期させていただいたことを重ねてお詫び申し上げます。 • それでは、本日の趣旨である、持続可能な社会の実現への貢献を果たしつつ、 サステナブルな経営を行っていくための当社の考え方や取り組み
Slide 2: 当社の使命と経営基本方針
• まず、私が考える当社の進むべき方向について説明いたします。 • 改めて当社の歴史を振り返りますと、 1932年の第1回創業記念式で宣言された当社の使命は、 「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を目指すというものでした。 • 私がCEOに就任して以来、発信させていただいているのは、 この使命を実践するために、お客様や社会から認めていただけるように 誰にも負けない立派な仕事をする。 すなわち競争力を徹底的に強化していくということです。 • そして、それを具現化するために社員一人ひとりが 実践していくための行動規範を記したものが「経営基本方針」です。 • 本日はサステナビリティ説明会ということ
Slide 3: 創業者の使命:250年構想
• 創業者・松下幸之助は、当社の使命を認識した1932年の創業記念式で、 「物も心も豊かな理想の社会」を250年かけて実現すると宣言しました。 • この250年という遠大な使命は、一人の人が社会で働く平均期間である25年を 1節とし、それを10節、すなわち10世代にわたって崇高な理想の社会を 目指そうというものであります。 これは、自分たちの世代だけでなく、次の世代、そのまた次の世代に、この真の使命 達成の仕事を受け継いでもらいたいという創業者の願いが込められているわけです。 • そして、告辞文に続けて創業者は「次代を良くするために我々が犠牲になること でない」「我々が十分人生の幸福を味わい、
Slide 4: 経営基本方針とESG
• そして、その使命達成に向けた私たちの基本の考え方となる「経営基本方針」は、 まさにESG、すなわち環境、社会、ガバナンスに沿ったものであることを ここで改めて説明いたします。 • まず、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現に向けて 「誰にも負けない立派な仕事をする」ということは、 環境と社会の視点、すなわち気候変動を含む地球環境問題の解決や 人々の心身ともの健康と幸福に対して誰にも負けないお役立ちを果たし、 結果として得られた利益を社会にも還元し、 またさらなるお役立ちに向けた投資にも回していくということです。 • さらに、そのような環境・社会へのお役立ちを持続するガバナンスの視点で、
Slide 5: 地球環境問題とウェルビーイングへの取り組み
• ここからは、遠大な使命から少し解像度を上げた考え方と 具体的な取り組みについて説明します。 • 理想の社会の実現に向け、将来世代に社会の負を残さないために、私たちは 様々な社会課題に正面から向き合っていかなければなりません。なかでもグループ 全ての事業で最優先に取り組んでいくべきは、世界全体の喫緊の課題である 気候変動を含む地球環境問題だと考えています。 • 地球環境問題の解決に向けては、2030年までに全事業会社のCO2排出の 実質ゼロ化と、2050年までに自社バリューチェーン全体のCO2排出規模を上回る 削減貢献をしていくことについて、既にコミットいたしました。 そして今年に入ってから
Slide 6: カーボンニュートラルへの考え方とGREEN IMPACT
• まずは環境の取り組みについて、カーボンニュートラル社会の実現に向けた 私たちの考え方を改めて説明いたします。 • 当社は全ての事業会社が排出するCO2、いわゆるスコープ1,2については 2030年までに実質ゼロにするとコミットしました。 グラフで言うと濃い水色のところにあたります。 • ただ当社はスコープ1,2に加えてスコープ3、グラフで言うと薄い水色のところ、 すなわちバリューチェーン全体で、自社排出量を遥かに超えるCO2を 排出しています。その総量はグローバルで1.1億トンにも上り、 これは世界の電力消費の約1%に相当する排出量です。 • パナソニックグループの商品は、世界で毎日10億
Slide 7: お客様とともにCO2削減貢献を加速
• 2050年という、遥か30年先のカーボンニュートラル社会を 正確に描き切ることは難しいかもしれません。 しかし、私たちはカーボンニュートラル社会を、必ず、そしてできるだけ早期に 実現しなければなりません。 • そのために、パナソニックグループが展開する多様な事業を通じて くらし、街、モビリティ、そしてサプライチェーンといった様々な領域で お客様とともにCO2の削減貢献を加速させてまいります。 • 例えば、製品で使用するエネルギーも、 それを生産するために使うエネルギーも徹底的に削減する。 また、使わなければならないエネルギーは無駄なく使い、 CO2排出量を徹底して減らしていく。 そして、化
Slide 8: エネルギー削減の取り組み事例:照明・空調・換気
• まず、エネルギー削減の取り組み事例について、スコープ3の製品使用に伴う CO2排出が大きい照明・空調・換気の取り組みを紹介します。 • まず、照明です。 従来の照明設計で用いられる「床や机などの平面の照度」に加え、 培ってきた快適性研究によって「空間の明るさ感」を指標化し、 「光制御技術」と「適所適光による空間演出」のノウハウを駆使することで、 快適性を損なわず、最大30%の省エネを実現していきます。 • 次に、空調・換気です。 需要の拡大や商品力の強化によって販売成長すれば、 この領域での使うエネルギー量も増えることになりますが、 機器の革新や空調・換気機器の連携などを推進することで、
Slide 9: 社会のエネルギー変革への貢献
• 次に、「社会のエネルギー変革」に貢献していく取り組みを紹介します。 • 今、世界各国で系統電力の再生可能エネルギーへの転換が 加速されようとしています。したがって、社会のエネルギー変革の加速には、 需要サイドで、化石燃料を燃焼させる機器を電気機器に置き換える、 すなわち電化を進めていく必要があります。 例えば、空気中の熱をヒートポンプで効率よく集め、 少ない電力で温水をつくることができるヒートポンプ式温水暖房機は、 新築住宅だけでなく、欧州に多い石油やガスのボイラーを使った既存住宅にも 配管をそのまま活用して置き換えることができます。 電化によって再エネ由来の電気の活用機会が増えることに加
Slide 10: 環境車向け電池と水素活用
• 続いて、環境車の普及拡大に貢献していく取り組みです。 環境車向け車載電池の基本的な戦略は、 競争力である容量・コスト・供給力の徹底強化です。 今後円筒型で主流になる高容量「4680」セルは、高品質・高安全という 当社の電池の強みをさらに磨きつつ、徹底した生産性向上によって業界を リードするコスト力を実現していきます。 また、現在主力の「2170」セルの急激な需要拡大に対応するために、 昨年8月に北米で生産ラインを増設いたしました。 このような競争力強化により、環境車の普及拡大への貢献を果たすとともに、 電池のリユースや、次のスライドでお話するリサイクルまで見据えて 環境負荷低減に徹底的に取
Slide 11: 資源循環の取り組み
• そして、地球環境問題の解決に向けて、エネルギーに加えてもうひとつ 重要なのは資源、すなわち循環型社会に向けた取り組みです。 • 当社は、家電製品に多く使われている樹脂を少しでもムダにしないために、 家電リサイクルにおける再生樹脂の用途拡大に取り組んでいます。 具体的には、廃棄された樹脂をできる限り再生活用できるように、 当社独自の技術で、3種類の樹脂を純度99%以上で同時に選別しています。 選別された樹脂は、添加材や新規材料の調合といった独自のノウハウで、 次に使用される製品に求められる材料の機能と寿命を実現しています。 その他にも、再生樹脂の安定供給や製品側で使いこなすための技術確立など
Slide 12: 「くらし」のウェルビーイング
• ここからは、社会で暮らし、仕事をするお一人おひとりにとってのウェルビーイングに 向けた取り組み事例を紹介します。まずは「くらし」のウェルビーイングです。 • 1つ目は、昨年の9月に米国でスタートしたYohanaサービスです。 共働きの忙しい家族に対して、Yohanaの専属アシスタントが寄り添い、 くらしの困り事を支援したり、くらしをより良くするためのサポートを行う 「パーソナルアシスタントサービス」を提供します。 実際の人である専属アシスタントがAIを活用することで、 お客様お一人おひとりのくらしに沿った先読み提案や、より効率的な生活支援が できるようになります。 また専属アシスタントは、
Slide 13: 「しごと」のウェルビーイング
• 次に「しごと」のウェルビーイングに向けた具体事例を紹介します。 • Blue Yonderの持つ高度なデータ分析は、サプライチェーン全体の「つながり」を 見える化・最適化することによって大きな改善のサイクルを継続的に回します。 これと、多様なモノづくりの現場での経験を積んできた当社ならではの エッジデバイスを組み合わせることで、現場の改善の自律化とIT化を加速します。 これまでのオペレーション業務効率を大幅に改善し、そこで働く人びとが よりクリエイティブな活動に取り組むことが可能になります。 また、現場を支えてきた人材の高齢化・後継者不足や人手不足といった 経営課題の解決、資源の節約や食品
Slide 14: 従業員のウェルビーイング
• そして、私たちが社会へのお役立ち・お客様のウェルビーイングを実現していく、 そこでの競争力を磨いてゆく上では、当社の従業員一人ひとりの ウェルビーイングの担保においても競争力を持たねばなりません。 • 当社にはグローバルで約24万人の多様な個性と能力をもつ社員がいます。 その多様な人財の仕事とくらしの両面、すなわちワーク・ライフ・バランスを実現する ことが会社としての責務だと考えています。 • 具体的には、今後の各事業会社での検討や労働組合との協議になりますが、 雇用に対する多様な価値観に適応するための選択的週休3日制の導入や、 配偶者が転勤になった場合でも当社の雇用を継続できるようなホー
Slide 15: サステナビリティ経営を支えるガバナンス
• 最後に、サステナビリティ経営を支えるガバナンスについて説明いたします。 • 当社は来年度より、サステナビリティを基軸とした新しい中長期戦略に 移行します。 • 事業会社においては、10年先の社会課題や環境課題の解決を起点に 戦略仮説とそれを具現化する施策について議論を重ね、そして、 スピード感を持って、来年度を待たず着手できるものから実行してまいります。 加えて、あらゆる現場のムダと滞留を撲滅し、事業のスピードを高める、 すなわちオペレーション力を徹底的に磨き上げていきます。 大幅に拡大された権限と責任のもと、独立した会社として自主責任経営を さらに推進してまいります。 • そして持株会社
Slide 16: まとめ:ESG経営そのもの
• ここまで当社の経営の考え方をご紹介してきました。 当社は、これまでESGという言葉を使って経営の説明をあまりしてきませんでしたが、 本日のご説明で当社の伝統的な考え方がESG経営そのものであることが ご理解いただけたのではないかと思います。 • 当社の伝統の経営である経営基本方針に立ち戻るということは、 サステナブルな社会、すなわち「物も心も豊かな理想の社会」を実現しながら、 経営自体をサステナブルにすることに他なりません。 • それぞれの事業によってお客様や社会へのお役立ちの姿は異なりますが、 グループで目指すべき「理想の社会」は共通です。 お客様それぞれの「理想のくらし」「理想のしごと
Slide 17: © 2022 Panasonic Corporation
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