Lifenet Insurance Company · TSE:7157

Lifenet Insurance — Investor Day (July 2022)

15 slides from Lifenet Insurance's investor day presentation, Jul 5, 2022

  1. Slide 1: IFRS17号「保険契約」勉強会(第1回)

    ライフネット生命保険株式会社 IFRS17 号「保険契約」勉強会(第 1 回) 2022 年 7 月 5 日 [登壇者] 代表取締役社長 森 亮介 経営企画部 エグゼクティブエキスパート 逆井 幹則

  2. Slide 2: 登壇 社長挨拶

    登壇 森:皆さん、こんにちは。社長の森です。本日は当社の IFRS17 号の勉強会にご参加いただき、誠にありがとうございます。 5 月に通期決算でお伝えしましたとおり、当社は 2023 年度、翌年度の財務報告において、IFRS17 号の任意適用を目指 すことを発表いたしました。これにより、投資家、株主の皆さまには当社事業の期間損益や収益性の実態を、より適切にお示 しすることができるとともに、皆さまとの対話においてもより有用な情報開示ができると考えています。 今日はまず第 1 回ということで、特に基本的な部分にフォーカスして、当社の逆井からご説明差し上げたいと思います。 Copyright© L

  3. Slide 3: 限定事項

    逆井:経営企画部の逆井です。本日は IFRS17 号保険契約の勉強会へのご参加、誠にありがとうございます。これより、画 面でも投映しています勉強会資料につきまして、30 分程度でご説明いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、まず 1 ページをご覧ください。まず、限定事項についてお話しさせてください。 ご説明する情報は、生命保険会社に関連する法定会計および国際財務報告基準(IFRS)に関する当社の現段階にお ける解釈と見解に基づいています。 業界他社、その他の関係者は異なる解釈と見解を持つ可能性があります。 また、本資料では、理解の容易性のため、一部、実際の会計基準等と異なる表現

  4. Slide 4: 本勉強会の目的とスケジュール

    3 ページをご覧ください。まず、本勉強会の目的をご説明します。 ご案内のとおり、IFRS(国際財務報告基準)において、IFRS17 号保険契約は 2023 年 1 月以降の事業年度から適用 となり、これに合わせ、当社では 2023 年度より IFRS の任意適用を目指すことを表明しています。本勉強会では、当社の 2023 年度の任意適用に先立ちまして、IFRS17 号の重要なポイントについて説明し、当社の来年度以降の新たな財務諸 表や財務分析のご説明に、円滑に移行させることが目的です。本勉強会において、当社における具体的な業績予想等につ いて説明するものではない点は、ご理解賜りたくお願い申し上

  5. Slide 5: 今回お伝えしたいこと

    4 ページをご覧ください。本日の勉強会のキーメッセージをまとめています。 1 点目は、IFRS 導入により、当社の期間業績の実態をより適切に反映できることです。 2 点目は、保険契約の将来予想利益である CSM(Contractual Service Margin、契約サービスマージン)は IFRS17 号の財務諸表において重要な概念であり、この CSM の増大が将来の利益の成長につながることです。 3 点目として、IFRS17 号の適用後も、資本規制と剰余金の配当は法定会計に準ずることです。 Copyright© LIFENET INSURANCE COMPANY All rights re

  6. Slide 6: 当社のIFRS導入の背景と目的

    5 ページをご覧ください。当社の IFRS 導入の背景と目的です。 当社は現在、経営指標としてヨーロピアン・エンベディッド・バリュー(EEV)を掲げています。EEV は保有契約の潜在価値を 表す指標です。左のグラフにお示ししているとおり、当社の保有契約の増加に伴い、EEV は高い成長を示しています。一方、 右のグラフは経常損益の推移を示したものですが、法定会計における収入と支出のミスマッチにより、会計上の損益は保有契 約の成長と逆方向に動いています。EEV は順調に伸びているにもかかわらず、期間損益としての PL はむしろ逆方向を示しま す。このように、会計上、当社の業績の実態が非常に分かりに

  7. Slide 7: 法定会計基準の特徴

    6 ページをご覧ください。IFRS17 号の内容に入る前に、法定会計基準をご説明します。生命保険会社の法定会計は、こち らに記載の 2 点によって大きく特徴づけられています。 一つ目が、保険料が長期にわたって平準払いで収入される一方で、新契約費用が繰延べできず、費用の発生時点での一括 計上となる点です。 二つ目が、将来の保険金等のお支払いのために積み立てる責任準備金は、契約者保護を目的とした保険業法に基づいて おり、保守的に計算されることです。保守的な責任準備金は保守的な計算方法と計算基礎率で評価され、契約の初期の 段階での積立負担が大きく、契約の後期の段階では逆に積立負担が小さくなる性質があ

  8. Slide 8: 法定会計基準の損益計算書の構成

    7 ページをご覧ください。こちらは、法定会計基準の損益計算書、PL の構成です。後から出てまいります、IFRS の PL とは非 常に対照的であり、IFRS によって PL のボトムラインだけではなく、その項目、構成も変わってきます。法定会計の PL を押さえ ておくことは、IFRS との比較・理解のために重要であるため、ここでご説明します。 左側の緑の表に大きな構成を示しており、税引前当期利益は経常収益と経常費用の差である経常利益をコアの利益とし て、特別利益、特別損失を加減して計算されます。 右側のオレンジの表に、経常収益と経常費用の主な項目を記載しています。上のコメント 1 行目のとおり

  9. Slide 9: IFRS17号の保険負債

    ここから、IFRS17 号の説明に移ります。まず、8 ページで、IFRS17 号の保険負債についてご説明します。 左側の図は、IFRS17 号に基づく貸借対照表、BS のイメージで、BS の左側である借方は資産です。金融資産の会計基 準は IFRS9 号となり、現在の日本基準と異なる部分はありますが、一般的に負債サイドと比べると大きな差異は出てこない と考えられます。BS の右側、貸方は負債と資本ですが、そのうち負債の大宗を占めるのが、法定会計の責任準備金に相当 する保険負債になります。 右側のコメントのとおり、保険負債は 3 つの構成部分に分けて計算されます。 まず 1 番上の、将来 CF

  10. Slide 10: IFRS17号の損益のポイント

    9 ページをご覧ください。詳しくは次ページ以降で説明していきますが、まずは、ここでは IFRS17 号を適用した場合の、損益 のポイントについてお示ししておきたいと思います。 左側の表で IFRS の PL 構成を示しています。法定会計では、PL の大きな構成は経常利益と特別利益、特別損失でした が、IFRS17 号は、PL は大きく①保険サービス損益と②金融損益になります。 このうち、当社のように保障性商品を中心に行っている会社にあっては、その利益の大宗は①の保険サービス損益になります。 この保険サービス損益は、保険金等の予想と実績の差、リスク調整のリリース、CSM の償却の三つに分解される

  11. Slide 11: CSMによる収益認識

    次に、10 ページをご覧ください。こちらは、CSM による収益認識を解説しています。繰り返しとなりますが、CSM は「将来利益 を表す負債」です。左側の図をご覧ください。CSM の計算は新契約時点が出発点となります。まず、商品別・加入期別等の 新契約の一定のグループに対して、経験に基づく最新の最善前提によって、将来の予想 CF を計算します。 この中には、保険料が収入として、保険金や事業費、保険獲得 CF などが支出として含まれます。ここでの保険獲得 CF は、 IFRS17 号において繰延できる新契約費のことですが、その内容については次ページで説明します。 次に、真ん中の図にあるように、将来

  12. Slide 12: 保険獲得CF

    次に、11 ページをご覧ください。保険獲得 CF についてご説明します。 保険獲得 CF は、保険契約群団の獲得増加に直接起因するコストです。「直接起因」とありますが、これは英語では directly attributable、要するに、新契約の増加によって増えているコスト、あるいは逆にコストを増加させることによって新契 約が増加するコストであると考えていただければと思います。 具体例をこちらに示していますが、募集の対価としての手数料や新契約の獲得、締結、引受の業務に係る人件費、物件費 に加え、保険商品を訴求する広告費用などが、IFRS17 号の保険獲得 CF に該当する可能性が高いと考えてい

  13. Slide 13: IFRSの損益計算書の構成

    次に、12 ページをご覧ください。こちらは、IFRS の損益計算書、PL の構成になります。 左の緑色の表は、9 ページの IFRS17 号の損益のポイントでもお示ししているものですが、税引前当期利益は保険サービス 損益と金融損益から構成されています。この中で、保険サービス損益を構成する保険収益と保険サービス費用、金融損益を 構成する投資収益と保険金融費用のうち、主な項目を右側のオレンジの表で説明しています。 コメント 1 行目のとおり、保険収益は法定会計基準のように、実際に収入した保険料が収益として計上されるのではなく、保 険負債の三つの構成部分からリリースされ、負債の減少を伴う仕訳によって

  14. Slide 14: 適切な期間業績とは

    13 ページをご覧ください。ここで、適切な期間業績とは何かということについてお話しします。 適用される会計基準によって、重視される業績の観点が異なります。表でお示ししているとおり、IFRS17 号は保有契約の維 持に応じて収益が計上される会計基準です。その期間に保有契約という、お客さまにどの程度の保障を行っているか、つまり 保障責任の履行に応じて収益が計上されますので、期間業績としての適切性が高いと考えています。 もちろん、健全性を第一義とした財政状態を確保することを業績として重視する法定会計、会社の営業活動の結果、どのくら いの潜在価値が生まれたかを計測する EV の新契約価値なども意味のあ

  15. Slide 15: IFRS適用に関する今後のスケジュール

    最後に、14 ページをご覧ください。IFRS の適用に関する今後のスケジュールです。 本年 5 月の 2021 年度決算発表において、当社は 2023 年度から任意適用を目指すことをアナウンスいたしました。今後、 今年度の下半期を目途に正式な社内決議を予定しています。 当社の対応事項として、今年度は具体的な会計方針などを詰めていくと同時に、本日の説明の中でも触れました、保有契 約に対する保険負債の遡及計算を行ってまいります。 その上で、2023 年 5 月に、IFRS の下での 2023 年度業績予想を開示したいと考えています。IFRS の適用初年度におい ては、前年度の比較財務諸表を併せて開

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