Tomony Holdings, Inc. · TSE:8600
Tomony — Investor Presentation (December 2025)
26 slides from Tomony's investor presentation, December 2025
Slide 1: スピーチサマリー
【スピーチサマリー】 本日は、お忙しい中、トモニホールディングスの個人投資 家向け会社説明会にご参加いただき、誠にありがとうござい ます。トモニホールディングス株式会社代表取締役社長兼 CEOの中村武でございます。 本日は、私どもの掲げる「より高い価値を より速く より広く ともに」というスローガンのもと、当社グループがどのような 地域金融グループなのか、これまでどのように収益力を高 めてきたのか、そして今後どのような成長を描いていくのか を、できるだけわかりやすくご説明したいと思います。 0
Slide 2: 本日の説明の3つの質問
本日の説明は、投資家の皆さまからよくいただく3つの質 問に沿って進めてまいります。 1つ目は「株式市場から見たトモニホールディングス」。株 価や売買高の推移、公募増資の効果などについてご説明し ます。 2つ目は「そもそもトモニホールディングスはどのような会 社か」。グループのプロフィールや経営理念をご紹介します。 3つ目は「持続的な成長に向けた強みは何か」。地域密着 や広域グループとしての特徴、人材やデジタルなど、当社な らではの強みを整理してお話しします。 この3つの問いに答えることで、当社グループの現状と今 後の方向性をお伝えできればと考えています。 1
Slide 3: 株式市場から見たトモニホールディングス
まず、株式市場から見たトモニホールディングスの姿につい てお話しします。 グラフは、当社株価の推移と年間の累計売買高を示したも のです。日銀のマイナス金利政策の導入、解除といった大き な環境変化の中で、足もとは「金利ある世界」に戻りつつあり、 当社株価も堅調に推移しています。 2023年12月には公募増資を実施しましたが、その後株価は 回復・上昇しており、併せて売買高が増え、株式の流動性も向 上しました。個人投資家の皆さまを含め、より多くの方にお取 引いただける銘柄になりつつあると認識しています。 こうした株価の動きについては、利益水準や自己資本の充 実が、市場からの評価につながっていると考え
Slide 4: 利益・自己資本・配当水準の推移
その利益と自己資本、それから配当水準の推移です。 当期純利益は、中期経営計画に沿って着実に増加してお り、自己資本比率も2019年をボトムに徐々に上昇してきまし た。公募増資等実施後、足元では連結自己資本比率9.5% 程度を目安に、安定的な資本政策を運営しています。 こうした利益の積み上げと自己資本の充実を踏まえ、ここ 数年は配当水準も引き上げてきました。2025年度以降は、 配当性向30%以上(DOE1.6%以上)を目標とする方針を掲 げております。 株主の皆さまへの還元と、将来の成長に必要な内部留保 とのバランスをとりながら、安定的かつ魅力ある配当を継続 していきたいと考えています。 3
Slide 5: 公募増資の目的と効果
ここからは、2023年12月に実施した公募増資の目的と、そ の後の効果についてです。 当社は、もともと自己資本比率が地域金融機関の中でもや や低めで、リスクアセットの伸びにブレーキがかかりやすい状 況でした。金利が正常化していく中で、せっかく融資需要が出 てきても、資本がネックになって思うようにリスクアセットを伸 ばせないという懸念がありました。 公募増資等によって、自己資本比率は概ね9.5%程度まで 引き上げることができ、資本制約に伴う課題の解消が進みま した。その結果、成長投資・株主還元・内部留保のバランスに ついて、より腰を据えて議論できるようになりました。 ROEは現状5%台後半ですが
Slide 6: 四国の上場企業と配当利回り
このスライドは、四国に本店を置く東証プライム上場企業 のうち、時価総額600億円以上の企業を一覧にしたものです 。 トモニホールディングスは、各社と並び、四国を代表する上 場企業の一つとして位置づけられています。 配当利回りで見ても、当社はおおむね3%台後半と、地域 の中では比較的高めの水準にあると考えています。 もちろん、株価は市場全体や金利動向の影響も受けます が、中長期的には、きちんと利益を出し、安定した配当を継 続していくことが、株主価値向上の一番の近道だと考えてい ます。 5
Slide 7: トモニホールディングスの概要
ここからは、「トモニホールディングスはどのような会社か」と いう2つ目の問いにお答えしていきます。 当社は2010年に、徳島銀行と香川銀行を傘下に持つ銀行 持株会社として設立されました。地域銀行としては全国で7番 目に設立された持株会社であり、当時としては先進的な「戦 略型」の経営統合であったと考えております。 その後2016年には、大阪を拠点とする大正銀行を完全子会 社化し、現在は徳島大正銀行と香川銀行という2つの銀行を 中核とする「広域金融グループ」に成長しています。 預金等残高は約4.5兆円、貸出金残高は約3.7兆円、従業員 数は2,000名強という規模で、東京証券取引所プライム市場 に
Slide 8: 銀行子会社の紹介
次に銀行子会社についても簡単にご紹介します。 徳島大正銀行は、徳島県徳島市に本店を置き、1918年創業 の地域銀行です。預金等残高は約2.5兆円、貸出金残高は約 2.0兆円、店舗数は108店舗と、徳島県、そして大正銀行合併 後は大阪府も中心として広く地域に根ざした営業を展開してい ます。パーパスは「人、地域、社会を笑顔で満たす。」です。 香川銀行は、香川県高松市に本店を置き、1943年に設立さ れました。預金等残高は約2.1兆円、貸出金残高は約1.7兆円 、店舗数は90店舗と、香川県を中心に、主に四国・中国エリア で事業を展開しています。パーパスは「地域・お客さまを元気 にする。」です。 この
Slide 9: 経営理念とパーパス
当社グループの経営理念は、設立以来変わらず「お客さま 第一主義」「お客さまとともに成長」「信頼と安心の経営」とい う3つです。 これをよりわかりやすく表現したものが、グループのパーパ スです。社員一人ひとりの成長を組織の成長につなげ、各組 織の成長をグループ全体の成長につなげ、お客さま一人ひ とり・一社一社の成長を地域の成長につなげていく。その連 鎖を通じて、すべてのステークホルダーの皆さまと「ともに」成 長を紡いでいくという考え方です。 10年後の目指す姿としては、「やっぱり“トモニ”を選んでよ かったと言われる広域金融グループ」を掲げています。 こうした理念やパーパスは、最後にご紹介する「
Slide 10: 足元の業績
続いて、足元の業績についてポイントをご説明します。 コア業務純益は、金利ある世界への回帰を背景に、国内・ 国際ともに資金利益が増加し、順調に伸びています。 今年度の中間決算では、与信関連費用が大きく増加し、前 年度対比で減益となりましたが、本業を示すコア業務純益が 順調に伸びていることから、通期では、経常利益は5月公表 の248.5億円に対して260.5億円、当期純利益については、5 月公表どおり165億円となる見込みです(2025年11月11日公 表の業績予想に基づく)。 9
Slide 11: 中間決算の前年差異
前年度の中間決算との差異をお示ししたウォーターフォー ルのグラフでご覧いただけるとおり、増加した与信関連費用 のおよそ4割は、好調な資金利益の増加でカバーできてい ます。また、円貨資金利益のうち半分は利益の改善で、残り 半分は残高の増加で実現しており、バランスも良いと評価し ています。 増加した与信関連費用のおおよそ半分は中小企業の事 業再生支援などに伴うコストです。 私ども、地域銀行として、本業でしっかり稼ぎながら、一方 でお取引先の事業再生や承継を支えることも大事な役割だ と考えています。その意味では、今回の決算は、数字の上 では減益ではあるものの、地域銀行らしい決算であると前 向きに評価
Slide 12: 経営計画とコア業務純益、5つの強み
このグラフは、第1次から第5次までの経営計画と、コア業 務純益の推移を示しています。2010年度と比べ昨年度まで に、当社のコア業務純益は約2.7倍まで増加しており、地域 金融機関平均の約2倍と比べても高い伸びとなっています。 こうした収益力の向上を支えているのが、スライドに記載し ている「5つの強み」です。 ①地域密着型経営の推進 ②お客さまの主体は中小企業や個人 ③広域金融グループと強固な営業基盤 ④環境変化への柔軟な対応 ⑤効率経営の推進 以降のスライドで、それぞれの強みを具体的な事例を交え ながらご紹介します。 11
Slide 13: 強み1:地域密着型経営
まず1つ目の強みは「地域密着型経営」です。 徳島・香川というふるさとで、当社は着実にお取引先の数を 増やしてきました。2015年度末と比べると、徳島県・香川県の 取引社数はいずれも増加しており、貸出残高を増やすだけで なく、お客さまとのリレーションそのものが増えていることが特 徴です。 12
Slide 14: 会員組織とネットワーク
単に銀行と取引先という関係だけではありません。徳島 大正銀行の「とくぎんサクセスクラブ」や、香川銀行の「香川 ニュービジネスクラブ」といった会員組織では、毎年1,500名 規模の講演会・交流会を開催し、お客さま同士のネットワー クづくりを支援しています。 こうしたネットワークが自然発生的に新たな取引機会を生 んでいます。 13
Slide 15: 船舶融資
この間、瀬戸内の金融機関として強みを発揮しているのが 「船舶融資」です。現在、外航船向け融資残高は約3,000億 円、貸出金全体の約8%を占め、日本全体の外航船の約 4.6%に当たる191隻を当グループが支えています。船舶関 係はカーボンニュートラル対応も追い風となり、今後も安定 した需要が見込まれる分野であり、当社としてもリスク管理 を徹底しつつ、着実に取り組んでいきたいと考えています。 14
Slide 16: 地域密着の最近のトピックス(GX)
地域密着という文脈で徳島大正銀行と香川銀行の最近のト ピックスをご紹介します。 徳島大正銀行は、全国初の脱炭素条例を制定した徳島県と 連携し、「とくぎんトモニリンクアップ株式会社」というGX関連の 他業銀行業高度化会社を設立しました。 再エネ発電や蓄電、Jクレジット創出、一次産業の活性化な ど、単独の企業では難しい地域課題に、産官学金が一体とな って取り組むHubの役割を担っており、設立して間もないにも かかわらず、徳島県や鳴門市・小松島市・北島町などの自治 体との連携協定も進んでいます。 持続可能な地域経済を創る上で、ネイチャーポジティブ経済 への移行は欠かせませんので、今後、地域の特性を活
Slide 17: 香川銀行の外国人材紹介
香川銀行では、外国人材紹介の取組みを進めています。 香川県では、介護人材の有効求人倍率が3.4倍を超えるなど、 人手不足が深刻な課題となっています。そこで香川銀行では 、2018年からミャンマーへの海外視察を行い、2019年以降、合 計200名超の方を香川・岡山の介護施設などにご紹介してきま した。 2024年にはインドネシアの銀行と業務提携し、その後、特定 技能外国人を紹介するスキームもスタートさせています。 さらに、アフターケアを含めたきめ細かな支援体制を整える ことで、受け入れ企業と外国人材の双方にとって安心できる仕 組みづくりを進めていきたいと考えています。 このように、地域ごとの課題
Slide 18: 強み2:中小企業・個人が主体
2つ目の強みは「中小企業や個人がお客さまの主体である 」という点です。 当社2行の中小企業等貸出比率は、地域銀行平均75%前 後に対して約90%と、全国の地域金融機関の中でも上位水 準にあります。 中小企業・個人のお客さまとの日々の対話を通じて、資金 繰り支援だけでなく、新規事業・スタートアップへの投資ファン ドなど、多様な形で成長を後押ししています。また、小口分散 型のポートフォリオはリスク分散の観点からもプラスと考えて います。 17
Slide 19: 強み3:広域金融グループ
3つ目の強みは「広域金融グループと強固な営業基盤」で す。東京や大阪といった大都市圏にも店舗や拠点を構え、首 都圏・関西圏と地元をつなぐハブ機能を発揮しています。 また、当社独自の取組みとして、東京・有楽町に「徳島・香 川トモニ市場」というアンテナショップを持っており、年間およ そ1億円、お客さまの商品を販売するお手伝いをしています。 18
Slide 20: 大阪市場の成長余地
「広域金融グループ」という観点では、このところ、特に大 阪に、「2030年までの10年間はゴールデンタイム」といった具 合で注目が集まっており、実際に、経済規模も下げ止まりから 反転上昇の兆しが伺えます。 私どもは、大正銀行を傘下に加えて以降、大阪でのポートフ ォリオを漸増させていますが、域内への銀行貸出に占める割 合(シェア)はまだ小さく、伸びしろは大きいと考えています。 成長が期待される関西経済の中で、地元企業と都市部企業 の双方に価値を提供していきます。 広域金融グループである私どもにとって、東京や大阪でいか にビジネスを行っていくかは重要なポイントです。 19
Slide 21: 強み4:環境変化への柔軟な対応
4つ目の強みは「環境変化への柔軟な対応」です。この点に ついては様々な取組みが挙げられますが、例えば「金利なき 世界」において、手数料ビジネスやコンサルティング機能を強 化し、法人コンサル部門の収益も着実に拡大してきました。 こうしたビジネスを拡大するためには人材育成も欠かせま せん。こうした認識のもと、徳島県警への行員派遣や法人担 当行員の海外研修などを通じて、高い専門性と広い視野を持 つ人材の育成にも力を入れてきました。 20
Slide 22: 非金利ビジネスの成果
徳島大正銀行、香川銀行ともに非金利ビジネスの成果は まさに多様です。とりわけ高齢化が進む地域では事業承継 が大きなテーマですが、こうした提案に力を入れており、そ れらの課題を解決することで手数料収益にも繋げています 。 21
Slide 23: 金利ある世界への対応
一方、足もとの金利が上昇する現在の「金利ある世界」でも 環境変化への対応、チャレンジを図っています。すなわち、変 動金利や短期固定の貸出の比率を高めることで貸出資産の 金利感応度を高めており、足元では預貸金利鞘の改善にもつ ながっています。これが最近の利益の拡大に寄与していること は、先ほどご説明したとおりです。 22
Slide 24: 強み5:効率経営
5つ目の強みは「効率経営」です。コア業務粗利益OHRは、 地域金融機関平均よりも1割以上低い水準にあり、全国の中 でも効率性の高いグループと言えます。 今後も、システムの統合や営業店事務の本部集中などを進 め、サービスの質を落とすことなく、よりスリムで強い組織を目 指していきます。 23
Slide 25: 6つのお約束
私どもは、第5次経営計画でステークホルダーごとに「6つの お約束」をしました。 すなわち、社会・地域・法人のお客さま・個人のお客さま・株 主の皆さま・従業員、それぞれのステークホルダーの皆さまに 対して、「どのような価値を提供し続けるのか」を6つの約束と して明文化しました。 共通するのは、「やっぱり“トモニ”を選んでよかったと言われ る広域金融グループ」と思っていただける存在でありたい、と いう想いです。 金利環境が変化し、人口減少や人手不足といった構造的な 課題もある中で、地域の企業やお客さまとともに課題を乗り越 え、持続的な成長と株主価値向上の果実を分かち合えるよう 、これからもグループ
Slide 26: <ARARAICBSSEMa
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