Kureha Corporation · TSE:4023
Kureha — Q1 FY2027.3 Earnings Presentation
12 slides from Kureha's earnings presentation, Aug 7, 2026
Slide 1: 2027年3月期第1四半期 決算説明会
2026 年 8 月 7 日 株式会社クレハ 2027 年 3 月期第 1 四半期 決算説明会 皆様、本日はお忙しい中ご参加いただき誠にありがとうございます。執行役員企画経理本部長の川 名でございます。ただいまからクレハグループ 2027 年 3 月期第 1 四半期の決算説明会を始めさせ ていただきます。本日は私からの説明のあと質疑応答に移り、17 時 15 分までには終了させていた だく予定でございます。よろしくお願いいたします。 まずは本資料の構成につきまして簡単にご説明させていただきます。 本資料の前半では、2027 年 3 月期第 1 四半期の実績および 2027 年 3 月期通期予想
Slide 2: 第1四半期の実績
それでは第 1 四半期の実績についてご説明いたします。スライドは 3 ページ目になります。 2027 年 3 月期の第 1 四半期は前年同期比で増収増益となりました。売上収益は、機能製品の PGA、化学製品の農薬、樹脂製品の家庭用品を中心に対前年を大きく上回りました。PGA につい ては、前年度に引き続き好調な市況および拡販により、過去最高の販売数量を記録しております。 農薬については、出荷時期の変更により前年を上回り、家庭用品については中東情勢の影響による 消費者の備蓄的購買により売上が増加いたしました。 利益面につきましては、コア営業利益は増加いたしました。機能製品では、在庫評価損の戻り益
Slide 3: 第1四半期のコア営業利益の増減要因
スライド 4、第 1 四半期のコア営業利益の増減要因になります。 前年同期比では、機能製品事業において在庫評価損の戻り益などによる PGA 利益の大幅な改善お よび持分法利益を含む PPS 損益の改善により、コア営業利益が増加いたしました。また樹脂製品 事業では、先ほど申し上げました消費者の備蓄的購買で売上が増加し増益となっております。一部 には一時的な増益要因も含まれている状況でございますので、弊社といたしましては足元の実績を 評価しつつも、上期、通期については事業ごとの特性、持続性を慎重に確認しながら管理してまい りたいと思っております。 2
Slide 4: 上期および通期の業績予想修正
続きまして、上期および通期の業績予想修正についてご説明させていただきます。 まず上期の業績予想につきましては、売上収益を上方修正しております。主な要因といたしまして は、化学製品の農薬における出荷時期の変更などによるものでございます。コア営業利益につきま しても、農薬の売上増加や持分法利益の増加により上方修正をいたしました。コア営業利益の増加 に伴い、営業利益および当期利益も上方修正しております。なお、中間配当につきましては当初予 定どおりでございます。 続きまして、通期の業績予想です。通期につきましては、売上収益を化学製品の工業薬品の価格改 定などにより上方修正しております。コア営業利益につ
Slide 5: 通期のコア営業利益の増減要因
続きまして、通期のコア営業利益の増減要因について簡単に説明させていただきます。 前期比では PGA 事業が大きく伸長する見込みでございます。一方、PVDF、樹脂製品、建設事 業、環境事業が入っている建設その他などは減益、全体としても減益を見込んでおります。ただし コア営業利益については、発表させていただいた 100 億円から 20 億円の改善というところを見込 んでおります。この改善は足元の事業状況を反映したものですが、その一方で、こちらに記載して おりますように PVDF や樹脂製品などは減益要因も残っております。したがいまして通期につき ましては、コア営業利益の改善を見込む一方、営業利益以
Slide 6: PVDF事業:市場環境と第1四半期実績
続きまして、PVDF 事業について、はじめにご説明をさせていただきます。 まず市場環境につきましてですが、車載向けのリチウムイオン電池需要については、中長期的には 持続的に拡大する見通しに変更はございません。短期的には停滞していた米国市場に変化は、残念 ながら見られない一方、欧州ではドイツをはじめとする国において EV 補助金制度が復活しており ます。ESS 用途のリチウムイオン電池の需要については、引き続きデータセンター向けの増加によ り市場拡大が続いている状況でございます。 また欧米 EV 市場の停滞を受け、リチウムイオン電池メーカーの生産は ESS 向けへとシフトが進 んでいる状況でござ
Slide 7: PVDF事業:損益と施策
に、付加価値の高い LFP 系新グレードの開発により新規案件の獲得を目指してまいります。損益 面では、車載用途販売の上振れや既存案件の進捗等から、現時点では当初の利益計画からの変更は 行っておりません。ただし車載用途および ESS 用途の販売については引き続き慎重に精査してま いります。 施策面につきまして、いわき事業所の能力増強は 2026 年 4 月に完工しております。今年度下期か ら一部の設備を固定資産に編入する予定でございます。これは当初計画からの変更はございませ ん。また、ESS および EV 用途の付加価値の高い LFP 系新グレード開発について、複数の顧客で 評価中でございます。
Slide 8: PGA事業:市場環境と第1四半期販売
続きまして、PGA 事業についてご説明させていただきます。 同様にまずは市場環境についてでございます。データセンター向けの発電用ガスの旺盛な需要や LNG 輸出能力の増加を背景に天然ガス市場は好調を維持しております。ガス鉱区、特に高温領域 の生産活動は活発な状態が続いております。また中東情勢の緊迫化後のオイル価格の上昇により、 仕上げ井戸数は増加する可能性がございます。現時点では短期的には大きな変化は見られないもの の、今後の動向を注視してまいります。 第 1 四半期の販売については、前年度に引き続き好調な市況および拡販により、過去最高の販売数 量を記録いたしました。その結果、前年と比べ売上収
Slide 9: PGA事業の施策とまとめ
施策面につきましては、低温、超低温プラグについてフィールドトライアルによる顧客評価を進め ております。ただし樹脂在庫の関係上、既存顧客である中高温向けの販売を優先することから、本 格的な販売は 2027 年度以降を予定しております。 ショート化プラグへの切替えにつきましては、第 1 四半期で 70%程度と順調に進捗しており、 2026 年度の年間目標である 80%は達成する見込みでございます。米国の樹脂生産につきましては 改善が見られるものの、安定操業の確認にはなお時間を要しております。PGA 事業につきまして は、2026 年度の黒字化を重要な節目と位置づけております。現時点では年間の売上収
Slide 10: 質疑応答:PVDF
質疑応答 PVDF [Q]:ESS について、特定顧客の採用構成の変化というのは平たく言うとどういうことなのか、も う少し補足いただきたい。また、この ESS は下振れになる可能性をご指摘の一方で、通期の利益 の計画は据え置いているが、これは車載用途が想定を上回っていることによって十分相殺できると いう理解でよいのか。 [A]: 1 点目につきましては、具体的には、昨年より既存の汎用グレードで販売を開始していた特 定のお客様において、2 社購買化が始まったということです。 2 点目につきましては、ESS 向けは今申し上げたような背景がございますけれども、一方で車載用 途は、先ほどご説明申し上げ
Slide 11: 質疑応答:PGA・農薬
PGA の戻し益につきましては、当初計画では年間で 23 億円を計画しておりました。1Q の実績と しては 12 億円、利益の方向でプラスとして計上しております。 通期の見通しですけれども、こちら当初計画 23 億円に対して 17 億円となる計画でございます。 戻し益は想定よりも低下しますが、期首在庫の影響などもあり、通期の利益計画に変更はございま せん。 [Q]:低温、超低温に関しては、今のマーケット環境からすると高温の方を優先した方がよいとい うご判断だと思うのですけれども、低温、超低温は来年度大きく増えるような見解でしょうか。念 押しで申し訳ないですが、コメントいただけますでしょうか。
Slide 12: 質疑応答:家庭用品
家庭用品 [Q]:消費者の買いだめで家庭用品がかなり良かったということですけれども、値上げはすでに打 ち出されているのか、これからするのか。価格面に反映させた場合に数量の動きというのはどうな る可能性があるのか。これらをどのように予想に織り込んでいるか。 [A]:今のところ、ラップについては値上げをするということは発表しておりません。原燃料価格 高騰等による影響に対しては、需給バランスを考慮し、販促条件の抑制により収益性の改善を図 る想定、とご理解いただければと思います。 以上 11