Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. · TSE:8306
Mitsubishi UFJ Financial — Investor Presentation (January 2012)
18 slides from Mitsubishi UFJ Financial's investor presentation, January 2012
Slide 1: MUFGのリスク管理
MUFGのリスク管理 三菱UFJフィナンシャル・グループ 2012年1月
Slide 2: 将来に関する記述についての注意事項と略称の定義
本書には、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下「当社」という)およびその グループ会社(以下「当グループ」という)に関連する予想、見通し、目標、計画等の将来に関 する記述が含まれています。 これらは、当社が現在入手している情報に基づく、本書の作成時点における予測等を 基礎として記載されています。また、これらの記述のためには、一定の前提(仮定)を 使用しています。これらの記述または前提(仮定)は主観的なものであり、将来に おいて不正確であることが判明したり、将来実現しない可能性があります。 このような事態の原因となりうる不確実性やリスクは多数ありますが、これらに関する 追加情報につい
Slide 3: 目次
目 次 1. リスク管理体制の概要 3 2. 信用リスク管理 7 3. 市場リスク管理 12 4. 資金流動性リスク管理 16 2
Slide 4: リスク管理体制の概要 管理体制
1. リスク管理体制の概要 管理体制 持株会社(MUFG) 取締役会 リスク管理委員会 経営会議 経営計画委員会 (危機管理を含む) (ALMを含む) グループ与信管理 市場リスク 委員会 資金流動性リスク リスク統括部 オペレーショナルリスク (リスク管理統括部署) 事務リスク 情報資産リスク 投融資企画部 信用リスク 広報部 評判リスク 基本方針策定 協議・報告等 協議・報告等 指導・助言等 MUFGグループ各社 BTMU MUTB MUSHD 取締役会 取締役会 取締役会 リスク管理委員会 経営会議 経営会議 ALM委員会 (危機管理を含む) 経営会議 ALM審議会 経営計画委員会 AL
Slide 5: リスク別の管理プロセス
1. リスク管理体制の概要 リスク別の管理プロセス リスク 定義 評価 コントロール モニタリング 信用 信用供与先の財務状況の悪化等に 信用リスク量の計測 管理規程、組織の整備 信用リスク量の状況 リスク より、資産の価値が減少ないし 内部格付制度 決裁権限 信用ポートフォリオの状況 消失し、損失を被るリスク 資産自己査定 与信集中ガイドライン ガイドラインの遵守状況 引当・償却制度 プライシング政策 与信費用の状況 与信費用 RWAコントロール 経営宛報告 ストレステスト 問題先アクションプラン管理 パラメータ検証
Slide 6: 統合的リスク管理の枠組み①
1. リスク管理体制の概要 統合的リスク管理の枠組み① 割当資本制度と自己資本充実度評価 資 資 本 余 資 本 会社別割当 部門別割当 裕 本 余 裕 額 余 リスク別 裕 額 内訳 額 リテール 自 信用 信用 BTMU 信用 法人 自 自 自 己 割 割 割 割 割 己 己 己 リ 資 当 = 国際 当 当 当 当 市場 市場 政 市場 資 資 資 ス 本 資 資 資 資 資 MUTB 受託財産 本 本 本 ク 本 本 本 本 本 量 政策株 MUSHD 政策株 市場 オペ 他 オペ オペ CC 割当資本計画の作成 ストレス時の 割当資本計画 割当資本 モニタリング (リスクカテゴリ
Slide 7: 統合的リスク管理の枠組み②
1. リスク管理体制の概要 統合的リスク管理の枠組み② ストレステスト 割当資本計画策定の前提となるマクロ経済・市場見通し(メインシナリオ)に対し、想定を上回る経済環境の 悪化においても「資本」の健全性が確保されることを確認するために、以下のプロセスでストレステストを実施 市場リスク・政策株リスク 資産種別のシナリオ作成(指標の選定) 影響度予測 - イールドカーブ - RWA マクロ経済に関す - 未実現損益 - クレジットスプレッド るストレスシナリオ - 実現損益 - デフォルト確率(PD)の格付け遷移 の作成※1 - 減損 - リスク感応度 - 上場株式のベータ値 - NII、等
Slide 8: 信用リスク管理 管理体制
2. 信用リスク管理 管理体制 【信用リスク所管部署】 : 与信制度企画、クレジットポリシー、内部格付制度、 信用リスク管理 組織体制図 :自己査定・償却引当、信用リスク量計測、 :ポートフォリオモニタリング、集中リスク管理 等 【審査所管部署】 : 格付付与、案件審査、与信方針 【与信監査所管部署】 : 本部のリスク管理体制、格付自己査定、 :拠点与信運営管理等の適切性検証 BTMU MUFG 取締役会 取締役会 与信委員会 経営会議 グループ与信管理委員会 経営会議 大口個社・業種・カントリーリスク等の審議 大口個社・業種等の審議 信用リスク管理方針・管理体制等の審議 投融資委員会 リ
Slide 9: 信用ポートフォリオ管理
2. 信用リスク管理 信用ポートフォリオ管理 信用リスクの定量把握 バーゼル基準上の「信用リスク・アセット」、MUFG基準上(内部管理)の「信用リスク量」の2種類を使用 項目 算出方法 使用状況 信用リスク・アセット(RWA) ‐「先進的内部格付手法(AIRB)」を使用し、PD/LGD方式により算出 ① ‐自己資本比率算出 ⇒バーゼル基準 ‐自行推計したPD(デフォルト率)、LGD(デフォルト時損失率)を使用 ‐信用リスク計測モデルに基づき、モンテカルロシミュレーション法により算出 ‐割当資本運営 信用リスク量(EC) ② (PD/LGDは①と共通) ‐自己資本充実度評価(Internal
Slide 10: 内部格付制度
2. 信用リスク管理 内部格付制度 内部格付制度の種類とその概要 種類 概要 ① 債務者格付 ‐今後3~5年の債務償還能力を15段階(※)で評価し分類 ‐個々の案件の特性(保証・担保等)を考慮したうえで、案件ごとのデフォルト時に ② 案件格付 おける損失の程度に応じて評価し分類 ストラクチャード・ファイナンス格付 ‐個々の案件の特性(保証・担保、期間、ストラクチャー等)を考慮したうえで、案件 ③ 資産流動化格付 ごとの元利払いの確度を評価し分類 債務者格付の定義と格付付与フロー (※) 債務者 債務者 金融再生法 債務者格付付与フロー 概要 格付 区分 開示債権区分 1 財務定量評価
Slide 11: 個社/案件の採り上げ・モニタリング
2. 信用リスク管理 個社/案件の採り上げ・モニタリング 個社/案件の採り上げ・モニタリング 海外与信の増加等により案件が多様化していく中で、「①入口」・「②期中モニタリング」・「③出口」 の各段階において一定の基準を設け、肌理細かな管理を実施 ‐採り上げ目線の設定 入口基準 ① 入口基準 ‐プライシング運営 ‐コンプライアンスチェック ‐早期警戒(Early Warning)制度の導入 期中 ② モニタリング ‐グループ与信管理委員会等での大口個社・業種・カントリーリスクの審議 ‐要注意先以下先のアクションプラン策定 ‐再生支援 出口 ③ (Exit) 出口基準 ‐CDSヘッジ ‐与信回
Slide 12: カントリーリスク管理体制
2. 信用リスク管理 カントリーリスク管理体制 カントリーリスク管理体制 ① リスク評価 入口基準 ‐国別与信格付の付与 ‐カントリーリミットの設定 方針策定 ② ‐国別与信取引方針の策定 ‐カントリーエクスポージャーの定例モニタリング モニタリング ③ ‐早期警戒モニタリング ‐特定国・地域のモニタリング コンティンジェンシー ④ 対応 ‐国情急変時の早期警戒・対応措置 11
Slide 13: 市場リスク管理 フレームワーク
3. 市場リスク管理 フレームワーク 市場リスク限度額 ‐ 市場リスク量=VaR(一般市場リスク)+VaI(個別リスク) ‐ 割当資本、収益計画から算出した市場リスク限度額を経営会議より市場部門に対し権限付与 ‐ 市場部門内ではビジネスライン(バンキング、トレーディング)、拠点、部署等に配分 ‐ リスク計測モデルによりVaR・VaIを日次で算出し、経営宛報告 損失限度額 ビジネスライン毎の損失限度額を設定し、市場部門に対し市場リスク限度額と併せて配分 -バンキング ⇒ ストレステストを踏まえて設定 協議基準、アラームポイント、ソフトリミット -トレーディング ⇒ 収益計画を踏まえて設定
Slide 14: ストレス・ロス・リミット
3. 市場リスク管理 ストレス・ロス・リミット MUSHDにおけるストレス・ロス・リミット ‐ MUMSSの損失事案を受け、トレーディング業務におけるエキゾチック・オプション等、複数の 要因で複雑に変化するリスクの管理を拡充 ‐ VaRでは捉えられないストレス時における損失(ストレス・ロス)を算出し、上限を設けて管理 市場流動性の高い商品 VaRよりも厳しい前提条件でストレス・ロスを 算出 観測期間:10年 信頼区間:99.9% 保有期間 線形リスク:20 営業日 非線形リスク、個別リスク:250 営業日 ‐ 算出したストレス・ロスに上限を設定 市場流動性の低い商品 ‐ 業務計画と必要な規
Slide 15: 期間資金収益分析
3. 市場リスク管理 期間資金収益分析 シナリオによる期間資金収益(NII)による分析 ‐ NIIを定期的に算出し、金利変動による想定期間損益の変化をモニタリング ‐ NIIカーブの変化要因を分析し、収益力と金利変動耐性を備えたB/Sを目指したALM施策を 検討 NII減少要因 ‐ NII水準の低下 (年間収益) 年間資金収益の金利変化に対する感応度分析 国内競争激化による貸出スプレッド縮小 イールドカーブの低下・フラット化による債券等の運用 利回りの低下 ‐ NIIカーブの変化(左図、スティープ化の場合) コア預金等の長期負債に見合う長期運用資産の減少 (貸出金等の期間短期化) NII増
Slide 16: 日本国債保有リスクへの対応
3. 市場リスク管理 日本国債保有リスクへの対応 ストレステストによる国債保有リスク分析と予兆管理 ‐ 財政リスク顕在時の想定シナリオを策定し、想定されるB/Sから損益シュミレーションを実施 ‐ 危機発生の予兆を察知し、より早く事前対応を始めることが有効 ‐ 国債リスクをモニタリングし、事前危機対応に向けた予兆管理を実施 ‐ リスク管理部署、取引部署がそれぞれに国債保有リスクをモニタリングし、危機の予兆を管理 ‐ 結果を共有し、機動的な事前危機対応を目指す <リスク管理部署> <取引部署> B/S構成や評価損益、バッファーアセット マクロ経済指標や財政統計などからモニタ 保有など内部管理で
Slide 17: ステージ運営・リスク制限設定
4. 資金流動性リスク管理 ステージ運営・リスク制限設定 資金流動性ステージの運営 – MUFGおよび傘下の子会社各社はそれぞれの資金繰り状況に応じて、資金流動性リスク管理 ステージを設定 – 平常時、懸念時、危機時の3段階のステージを基本として、必要に応じて平常時のステージを 通常段階、予防的段階、要注意段階に細分化して運営 – 各社では各ステージに応じたコンティンジェンシープランを設定 – 危機時への移行はMUFG各社で連携。懸念時においても必要に応じグループで協議 ステージ 状況 コンティンジェンシープラン 平常時 懸念時、危機時に該当しない状況 市場調達の拡大 子会社等の調達コスト
Slide 18: 資金流動性ストレステスト
4. 資金流動性リスク管理 ストレステスト 資金流動性ストレステスト – 資金流動性に懸念が生じるような事象が発生したと仮定し、設定しているコンティンジェンシー プランで対応が可能なことを確認 – 対応が出来ない場合、B/S計画の見直しを実施 シナリオ 状況 想定ステージ 1.MUFG固有ストレス MUFG各社の大幅格下げ 懸念時 ストレスシナリオ 2.市場全体ストレス 信用危機等の市場混乱 懸念時 3.1と2の複合シナリオ シナリオ1、2の複合シナリオ 懸念時~危機時 テスト対象時点のB/S ストレス(シナリオ3)時想定B/S 現金 現金 ストレス時にも対応可能と確認 貸出 貸出 預金
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