Softbank Group Corp. · TSE:9984

Softbank — FY2023 Earnings Presentation

43 slides from Softbank's earnings presentation, May 13, 2024

  1. Slide 1: 2024年3月期 決算説明会

    ソフトバンクグループ株式会社 2024 年 3 ⽉期 決算説明会 2024 年 5 ⽉ 13 ⽇

  2. Slide 2: 免責事項

    免責事項 本資料は、ソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)及びその⼦会社(以下 SBG と併せて「当社」)並びに関連会社(以下当社 と併せて「当社グループ」)に関する関連情報を提供するものであり、すべての法域において、いかなる証券の購⼊⼜は応募の申込み を含む、いかなる投資勧誘を構成⼜は形成するものではありません。 本資料には、当社グループの推定、予測、⽬標及び計画を含む当社グループの将来の事業、将来のポジション及び業績に関する記述な ど当社グループの将来の⾒通しに関する記述、⾒解⼜は意⾒が含まれています。将来の⾒通しに関する記述には、特段の限定を付すこ となく、「⽬標とする」、「計画

  3. Slide 3: 免責事項(ファンド情報)

    下併せて「SB ファンド運⽤会社」)により運⽤されるいずれかのファンド(⽂脈に応じて、パラレル・ファンド、フィーダー・ファン ド、共同投資ビークル⼜はオルタナティブ投資ビークルと併せて「SB ファンド」)のリミテッド・パートナーシップ持分⼜は同等の有 限責任持分の販売の申込み⼜は申込みの勧誘を⾏うものではなく、また、いかなる⽅法でもそのように依拠してはなりません。疑義を 避けるために付⾔すると、SB ファンドは、他のファンド同様、 SBIA とその関係会社によって運⽤されている SoftBank Vision Fund L.P. (⽂脈に応じて、あらゆるパラレル・ファンド、フィーダー・ファンド

  4. Slide 4: 登壇者

    [登壇者] 取締役 専務執⾏役員 CFO 兼 CISO 後藤 芳光(以下、後藤) 常務執⾏役員 経理統括 君和⽥ 和⼦ SB Investment Advisers Limited & ナブニート・ゴビル SB Global Advisers CFO Arm Executive Vice President and CFO ジェイソン・チャイルド(以下、ジェ イソン) 登壇 司会: それでは、後藤より、ソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)の連結決算概要お よび事業概要につきまして、ご説明申し上げます。 後藤:後藤です。本⽇はよろしくお願いいたします。 年度の決算発表ということで、この

  5. Slide 5: アームのIPOとNAV

    アームの株価は 51 ⽶ドルで上場し、3 ⽉末時点で約 125 ⽶ドルまで成⻑しました。公開価格から すると、2.5 倍というレベルです。4 ⽉、5 ⽉と少し揉んでいましたけれども、108 ⽶ドルぐらい というのが先週末の段階で、まずまずのレベルだと思います。 今回、グループ全体で過去最⾼⽔準の Net Asset Value(以下「NAV」)を出すことができたの も、やはりアームの貢献は⼀番⼤きいと思います。

  6. Slide 6: NAVで見るソフトバンクグループの歴史

    ここで少し、ソフトバンクグループの歴史を、NAV で⾒ていただきたいと思います。この表は 1998 年から出ています。私が SBG に⼊ったのが 2000 年でして、私の 24 年の歴史とほとんど同 じになっています。 まず、2000 年前後。SBG の⻁の⼦の資産だったのは、Yahoo! JAPAN でした。90 年代後半にジェ リー・ヤンと知り合って、ジョイントベンチャー(JV)を⽇本で⽴ち上げた。井上 雅博さんの写

  7. Slide 7: Yahoo! JAPANとソフトバンク

    真もございます。お亡くなりになって⾮常に残念ですが、このメンバーが当時、Yahoo! JAPAN を 市場で最も話題性の⾼い会社にまで成⻑させたことは、皆さまもご記憶に新しいと思います。 次に、通信会社のソフトバンク株式会社(以下「SBKK」)。ボーダフォン⽇本法⼈の買収を経 て、⼀つの事業の核に育ててきました。

  8. Slide 8: スプリントとアリババ

    また、アメリカへも進出しました。スプリントの買収です。スプリントはその後、T モバイルとの 統合も経ています。SBKK や T モバイルはモバイルインフラの会社ですので、⾮常に流動性が⾼く 利益も安定している、質の⾼い資産ということが申し上げられると思います。 忘れてはならないのがアリババです。2000 年に私が SBG に⼊って最初に会った海外のお客さまが ジャック・マーでした。よく覚えています。まだ売上がゼロの会社に 30 億円を投資していたのを ⾒て、銀⾏から来た私はもうびっくりしたことをよく覚えています。アリババは、私どもの資産成 ⻑に⼤変⼤きく貢献していただきました。 アリババ株式は

  9. Slide 9: SVFとアーム

    また、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(以下「SVF」)をスタートし、投資先は 500 社近くま で成⻑しています。後ほど SVF の状況も触れますが、IPO 銘柄が 50 社を超えています。ファンド として、なかなかのレベルまで成⻑しているのではないかという⾃負を持っています。 そして、アームです。冒頭のとおり、2016 年に買収しました。当時、3 兆円を超える買収⾦額に は、マーケットからも賛否両論の声をいただきました。ただ、現時点でアームという会社の持つ素 晴らしいビジネスモデル、技術⼒を疑う⽅は、もはやいらっしゃらないと思います。

  10. Slide 10: NAVの成長

    これらの歴史を経て、SBG の NAV は成⻑してきたわけです。 これだけダイナミックな変化をしているわけですけれども、この変化は危ないのか。このテーマに ついてはまったく逆の⽴場を取っていて、われわれにとっては、変わらないことがリスクです。 変わっていくことが最⼤のリスクヘッジ、リスクマネジメントだと思います。そういう観点で、投 資会社としては⾮常にユニークな存在として、これからも私どもの会社の価値をマーケットに表現 してまいりたいと思います。3 ⽉末で 28 兆円弱、直近では今朝⽅で 26 兆円ぐらいでしょうか。過 去最⼤の資産価値です。今後も⼤胆に成⻑を続けていきたいと思います。

  11. Slide 11: アームの事業構成の変化

    さて、この成⻑を引っ張っているアームですけれども、このチャートを⾒ていただくと、われわれ が買収した 2016 年当時から、通信機器の最先端モデルの中のチップはほとんどアームが設計をし ていたわけで、タブレットやスマートフォンなどに付随したイメージがあったと思いますが、現時 点では、まったく違うビジネスモデルを実現しています。 2016 年の段階でこのパイチャートの過半だったモバイルは現在、50%を切っています。ただ、モ バイル⾃体の取扱⾼から来る収⼊は、2015 年度から 1.5 倍になっているのです。ただ、クラウド やオートモーティブ、IoT という、モバイル以外のセグメントが⼤きく伸びて

  12. Slide 12: アームの売上高と出荷量

    売上⾼を⾒ていただければ、15 億⽶ドルから 32 億⽶ドルと、倍増です。 また、アームベースのチップの出荷量も 1.9 倍。ほぼ倍です。

  13. Slide 13: アームの人員とガイダンス

    それから、アームの⼈員です。これも 1.7 倍、四捨五⼊すれば倍近い。要するに、売上も出荷も、 それから会社としての⼈員数も倍、そのぐらいの⼤きな成⻑を遂げてきています。 これがここまでのファクトですが、では、今後はどうかというところについては、先⽇、アームが 決算でガイダンスを発表しました。四半期ベースでは、第 1 四半期の売上⾼は前年同期⽐ 30%〜 37%という増加を予想しています。また、通期でも 18%〜27%の増加を⾒ています。

  14. Slide 14: 2023年度連結業績

    今⽇、壇上にいるわれわれ全員、SBG 財務部⾨のトップ 4 ⼈でして、財務部⾨は全員、基本的に コンサバティブです。さらに⼤きなアップサイドを実現できるように頑張りたいと思います。 さて、昨年 1 年間の決算概要を数字で説明したいと思います。 まず、連結業績ですけれども、2023 年度の売上⾼は 6 兆 7,500 億円。以下、投資損益、税引前利 益、純利益です。2023 年度の純利益は、残念ながらマイナス 2,200 億円と、若⼲ですがマイナス に着地したということで、増減額を⾒ていただきたいと思います。 1 年前との⽐較で⾒ますと、純利益は 7,400 億円の改善です。従って、⼤変順調に成

  15. Slide 15: 四半期の純利益

    この順調さというのは、四半期ベースで⾒ていただくと、より分かりやすいと思います。第 4 四半 期、1 ⽉から 3 ⽉の純利益は 2,300 億円です。もっとも、税引前利益がマイナス 2,000 億円のとこ ろ、純利益がプラスになっている要因は、会計上、繰延税⾦負債の取り崩しがあり、純利益を押し 上げた部分があります。しかし、いずれにしても、第 3、第 4 四半期と純利益で⿊字を計上できて いることは、私どもとしては⼤変安⼼したという期です。

  16. Slide 16: 投資損益と純利益の推移

    アームの IPO はイベントとして⼤変⼤きいものですから、今⼀度、数字に与える影響を確認させ ていただきたいのですが、90%を持っている⼦会社ということですので、連結損益計算書におい て、株式価値の増減は計上していません。⼀⽅で、われわれの資産価値を測る物差しである NAV の数字としては、もちろん保有株式数×株価を反映して織り込んでいます。 投資損益と純利益の推移を四半期ベースで⾒ていただくと、このようになります。純利益は直近の 2 四半期連続で⿊字です。折れ線グラフのオレンジが投資損益でして、これはブレます。表の中で はまず、⽔⾯から上に出るレベルを⽬指して収束しているように⾒えますけれど

  17. Slide 17: 年度の投資損益

    次に、年度の投資損益です。オレンジの部分は持株会社投資事業で、ブルーが SVF 事業です。⾒ ていただきますと、昨年の SVF 事業はマイナス 5 兆 3,000 億円という数字でして、これがマイナ ス 1,600 億円というのは実は途⽅もない改善で、⾮常に⼤きな改善を果たしてくれたと思います。 オレンジの持株会社投資事業は、アリババなどの資産の影響が数字として出てきている部分でし て、この表で⾒ていただく部分は、やはり SVF 事業の改善というところです。

  18. Slide 18: NAV・LTV・手元流動性

    投資損益の四半期展開を⾒ていただきますと、1 年間の動きを分解して確認いただけると思いま す。年間を通じて投資損益は、特に SVF 事業でしっかりとした改善傾向です。 さて、重要指標として三点挙げています。まず、われわれの保有資産です。時価純資産、NAV は、この 3 ⽉末で 28 兆円弱。1 年前が約 14 兆円ですから、倍増です。そして、Loan to Value (以下「LTV」)、これは資産における負債の割合ということで数字が⼩さいほど良いわけです が、3 ⽉末は 8.4%という着地。1 年前が 11%でしたから、30%前後の改善を果たしています。 ⼿元流動性は 5.1 兆円から 4.

  19. Slide 19: NAVのブリッジチャート

    NAV の動きについては、ブリッジチャートで⾒ていただきます。⼤きな要因は⼆つで、まず、保 有資産の株価の成⻑が 10.8 兆円あります。それから、為替の影響があります。円安にブレている 場合、私どものアセットのほとんどがドル建てということもありますので、NAV 上ではポジティ ブな影響が出てきています。 年度では、為替の影響は 3.3 兆円です。この数字は悪いものでも何でもなく、マーケットの評価は このまま受け⼊れていくことで問題ないわけですし、今後も私どもの投資はドルベースで⾏ってい

  20. Slide 20: 為替の影響とLTV

    く可能性が⾼いと思いますから、その意味では、為替に何かヘッジをかけたりということを重要視 しているわけではありません。 むしろその時点、時点の数字を皆さまにきちんとご報告していくことが⼤事と思っています。仮に 資⾦化、もしくは円の必要性があったときには、その時点での最善の取引を考えるということで進 めていきたいと思います。 為替の影響をあらためて、資産ベースと会計の⼆つに分けて確認いただきたいのですが、NAV、資 産の⽅は 3.3 兆円の影響でした。 会計への影響はどうかというと、特に PL ベースで、連結純利益に 7,000 億円のマイナス影響が出 ます。⼀⽅、資本の部には、2 兆円のプラス

  21. Slide 21: 手元流動性

    ⼿元流動性も今、⼤変⼿厚い状況です。私どもも今後、さまざまなチャレンジをすることも⼗分視 野に⼊れていかなければいけません。ただ、常に財務ポリシー、財務規律というものを鉄板として しっかり維持していくことで、安全性と成⻑性の両⾯を実現していけるものと考えています。 ⼿元流動性は 4.7 兆円ということで、これも過去 2 年強にわたって 4 兆円前後の数字を維持できて います。

  22. Slide 22: 保有資産の構成の変化

    さて、保有資産の構成の変化。冒頭の NAV のヒストリーからも推察いただけるとおり、まだ私ど もがアリババの株式をバランスシートに多く持っていた 2020 年は、アリババ株が約 50%近くあり ました。現在はどうかといいますと、アリババ株は売却を進めまして、代わりにアームが 47%と いう⽐率まで成⻑してきています。アームだけでなく、SVF も 2020 年は 11%のシェアだったわけ ですが、29%まで⼤きく増加しています。 ただ、これは単に投資ポートフォリオが⼊れ替わった、例えば、アリババは⼤分持っていて、利益 も出そうだから売って他に乗り換えていかなければというものではありません。私ども

  23. Slide 23: 地域構成と上場比率

    もう⼀つ、リスクという観点からは、やはり地域構成。⾮常に緊張感のある国際情勢の中、重要な 状況が数年前から続いているということも、皆さまご存知のとおりです。中国集中リスクは⼤きく 緩和できたと考えています。2020 年は、中国における投資が 50%を超えている状況でした。現在 は、欧州を中⼼とするエリアが 56%ということで、様変わりということです。 また、資産の質はどうか。資産の質、財務的な質とは何かというと、⾮上場と上場。やはりここに は⼤きな差があると思います。

  24. Slide 24: 上場株比率とAGIの投資戦略

    上場した投資先については、まず、市場評価が明確であること、それから、流動性が⾼いというこ との両⾯において⼤変ポジティブでして、クレジットの格付機関の評価でも、そこはもちろん⼤き なポイントと⾒ていますし、私どもが以前、格下げを受けてしまったときには、上場株⽐率が低く なり、流動性が下がったということが原因でした。 アームの上場、それから、その後の資産の価値の上昇。この貢献により、現在、私どもの資産にお ける上場株⽐率は 79%です。このレベルは、例えば⽇本の格付機関の JCR に格上げいただきまし たが、そういった結果、特にクレジット⾯の改善には⼤きく寄与するであろうと考えています。 さて、

  25. Slide 25: ASIの時代

    その後プラス 10 年、おそらく保守的に⾒て今から 20 年以内に、今度はさらに、全⼈類の叡智の 1 万倍近い能⼒を持つであろう AI 技術が誕⽣してしまっている。Artificial Super Intelligence(以下 「ASI」)の時代がやってくる。この将来の予想図を基に、私どもは、今は ChatGPT4 などを活⽤ しながら AI の今後の進化についてさまざまな仮説を⽴てているわけですが、その仮説の中で、ど のような⾰命的なサービスの変化が起きるのかといったことを、さまざまに思いを巡らしているわ けです。

  26. Slide 26: AIにはアームが不可欠

    アームの CEO のレネ・ハースが、今年の CES2024 でこのようにコメントし、⾮常に⼤きな反響 を呼びました。⼀⾔で⾔えば、AI にはアームが不可⽋だと発⾔です。 アームはご存知のとおり、チップの設計部分において、素晴らしいシェアを持っている会社です。 いわば、半導体サプライチェーンの⼀番上流に位置する会社が、私どものグループのアームである と⾔っても過⾔ではないだろうと思います。 ⼀⽅、これから世の中が AI 化を進めていくにあたっては、まだいくつもの課題が存在します。特 に、圧倒的なコンピューティングパワー、データセンターが必要です。ただ、2022 年の段階で全 世界のデータセンター

  27. Slide 27: アームの省電力性能

    ⼀つには、データセンターを作るために電気を作っていくことも極めて重要ですが、アームの持っ ている能⼒というのは、省電⼒、このテーマに⾮常に価値があるわけです。三つの例を⽰していま すが、例えば、アマゾンやマイクロソフト、それからオラクル。各社がそれぞれ⾃社開発の CPU として使っている、そのベースにあるものが、アームが設計する IP からくるものです。 結果的には、アマゾンの AWS では 60%、マイクロソフトの Azure Cobalt においては 40%、オラ クルの Ampere においては 60%、競合より⾼いエネルギー効率を実現しているということで、彼 らにとって⾮常に価値のある

  28. Slide 28: エヌビディアとグーグルのアームCPU

    また、エヌビディアもデータセンター向けのチップはアームベースの CPU を採⽤しています。ア ームの Neoverse V2 コアを搭載して、劇的なエネルギー消費量の削減を実現しています。 また、グーグルも同様です。グーグルのデータセンター向けのサービスにおいても、アームベース の CPU を使っています。これも Neoverse V2 コアを搭載していて、エネルギー効率の⼤きな改善 を実現しています。

  29. Slide 29: AIの産業への導入

    もうすでにサービスの技術発展に AI が寄与し始めているところですが、この考え⽅がどのように 導⼊されていくかということを、全ての産業において、経営者の皆さま、技術者の皆さまが考えて いる時代です。モビリティやヘルスケア、ファイナンス、物流、⽣産現場、こういったところはそ の中でも⾮常に分かりやすい分野だろうと思います。 こういったさまざまな領域に対して、私どもはこの 1 年間、戦略的な投資を⾏ってきましたし、ま た、SVF を通じた投資も、今申し上げたようなエリアのみならず、その他においても、AI が活躍

  30. Slide 30: AI時代の投資とSVF

    できるような企業モデル、事業モデル、技術を持っている会社といった企業群に対して、少しずつ 実⾏してきました。 おかげさまで SVF の投資は、現在 477 社まで成⻑しています。 さて、SBG です。孫が申し上げているとおり、好む好まないという問題ではなく、運命として AGI ⾰命はやってくることが前提だと。であれば、今から 10 年後、20 年後に AGI、その先の ASI

  31. Slide 31: 投資額の推移

    に対して取り組んだ企業や⼈物が、⼈類のリード役になっていくということを、私どもは CEO と ともに仮説を⽴てて、今後の成⻑の基盤作りを⾏っているところです。 投資額の推移を数字で⾒ていただきますと、2023 年度は約 39 億⽶ドルということで、実は 1 年 前の 40 億⽶ドルとほぼ⼀緒です。ただ、⼀番右側に点線の⻑い棒があります。これは、戦略投資 として、もう投資をしますよということをコミットしている⾦額でして、これが 50 億⽶ドルあり ます。この 1 年間でさまざまな投資案件、投資先に対して、今後、数年間でこの⾦額を投資すると 約束していますので、本質的には投資額と同等と⾒ていただい

  32. Slide 32: 戦略投資の分野

    戦略投資として、私どもが位置づけているもの。この 1 年間、特に投資先として多かった分野は、 産業⽤のオートメーションやロボティクス、ロジスティクス、それから、⾃動運転。こういったと ころが多かったと思います。 できれば、それぞれの投資先がリンクして、⼀つのサービスを提供していくような分野に集中して いくのもよいことだと思います。これらのつながりが分かりやすいだろうと思いますので、後ほ ど、その⼀例も少しご説明したいと思います。

  33. Slide 33: グリーンボックス・システムズ

    また、JV の例として⼀つ挙げますと、グリーンボックス・システムズという JV を進めています。 これはシンボティックと SBG の JV です。実はこのグリーンボックスへの投資が、先ほどの 50 億 ⽶ドルのコミットメントの中でも⼤きな位置を占めています。 このグリーンボックスというエンティティで⾃動化倉庫を⽴ち上げて、外部のお客さまに Warehouse-as-a-Service として提供していくことを計画していまして、最近ではカリフォルニア で、第 1 弾となる⾃動化倉庫の⽴ち上げに動き出しています。⾮常に順調に進んでいて、運⽤開始 時にはおそらく稼働率 100%として進めていける⼤型

  34. Slide 34: ウェイブへの投資

    い技術を持っている会社群です。今回、そういったものを投資先としてグループ化しました。私ど もの既存の投資先とのシナジーも含め、これらの企業の成⻑に⼤きく期待をしていきたいと考えて います。 また、直近 5 ⽉に⼊ってからですが、英国ロンドンのウェイブへの投資を発表しました。ウェイブ は⾃動運転の AI 開発をこれまで深く取り組んできた企業でして、今回、総額 10 億⽶ドルを超える ⼤型の資⾦調達ラウンドで、私どもが中⼼的な役割を果たしています。 今回、新規投資家として参⼊するのはエヌビディアであったり、また、既存投資家としてはマイク ロソフトが⼊っていたり、⾮常に多くの投資家から評価されている

  35. Slide 35: SVFの四半期業績

    さて、SVF に話を移したいと思います。これまで 4 四半期、ずっと⿊字を実現していましたが、 この四半期は 3 億 8,900 万⽶ドル、ちょっとだけ⾚字ということで残念だなと思います。ただ、全 体的なトレンドとして、2 年前に⼤変⼤きな損失を出した時期から、しっかり⼤きな回復を遂げ て、ここからさらに、今度はこのブレが収束していくように、しっかりとマネジメントしていきた いと思っています。

  36. Slide 36: SVF1・SVF2・LatAmファンド

    投資損益の累計でいきますと、このようにちょっと⾜踏みしている状況ですが、現時点でもここか らいくつかの IPO パイプラインなどもあります。早く結果を出していきたいなと考えています。 この 2 枚のチャートでご理解いただけると思いますが、2 年ぐらい、⼤変厳しい時期がありました けれども、SVF はそこを乗り越えてきたファンドでもあり、乗り越えてきた投資先は⾮常に体⼒が ついてきています。こういった投資先の今後に⼤きく期待をしていきたいと思います。 SVF は SVF1、SVF2、それからソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンド(以下「LatAm ファン ド」)と⼤きく三つに分かれています。La

  37. Slide 37: SVF1とSVF2の投資成果

    SVF1 の結果は⾮常に順調で、1,063 億⽶ドルという投資成果を出すに⾄っています。 また、SVF2 にまいりますと、こちらは現在、投資時の 520 億⽶ドルを⼤きく下回っている状況で す。ただ、まだほとんどが株式公開前です。こういったアセットの今後の成⻑にぜひとも期待して いきたいと考えています。

  38. Slide 38: M&Aによる投資回収

    さて、この 1 年間もさまざまな投資回収を⾏ってきましたが、その軸となっているのが単なる売却 だけではなく、M&A を⼗分に活⽤した⼿法が特徴の 1 年でもありました。左側の部分にあります ように、M&A を通じて投資を売却したエグジットは 14 件、投資リターンは 1.7 倍ということで す。 また、右にありますように、M&A を通じて投資先がさらに成⻑していくというケースもありま す。最近の例ですけれども、われわれの投資先のコヒシティがヴェリタスのデータ保護事業を買収 し、さらなる成⻑を⽬指しています。 これ以外にも、例えばトコペディアとゴジェックであったり、ウーバーとオーロラであったり、

  39. Slide 39: IPO実績とレイトステージ投資先

    株式公開の実績を振り返ってみると、実は IPO は累計で 50 件です。ファンドで IPO 実績 50 件と いうのは正直、なかなかのものではないかと⾃⼰評価をしています。またもう⼀つ、レイトステー ジの投資先の公正価値も 320 億⽶ドルに上ります。このレイトステージ投資先の 320 億⽶ドルと いうのは、これからのファンドのパフォーマンスを⼤きく改善し、⼤きな貢献をしてくれるもので す。こういった SVF 投資先の状況を、今後もしっかりと皆さまに報告していきたいと思っていま す。 SVF1 においては、バイトダンスやファナティクス、ファーストクライなど、こういった投資先が レイトステージと

  40. Slide 40: 財務戦略とJCR格上げ

    最後に、財務戦略についてお話したいと思います。私ども、投資会社という業種でもあります。攻 めだけやっていますと、環境変化に対して⾮常にネガティブなアタックを、エクイティ、クレジッ ト両⾯で受けるといったリスクもあります。従いまして、まずは財務的にどのような環境変化にも ⼗⼆分に耐えられる構えというのは重要です。 格付機関の評価ももちろん重要でして、この 1 年間の動き、それから私どもが投資会社化してから の活動を評価いただけた結果として、今回、JCR は 12 年ぶりの格上げをしたということです。 私どもはこの決算発表も通じて、財務⽅針を堅持する、財務ポリシーは鉄板だと⾔い続け、ずっと 遵守し

  41. Slide 41: 財務ポリシー

    堅持しているポリシーはこの三点。もう皆さまも⾒飽きたと思いますけども、⾒飽きていただいて よいと思っています。絶対変えない。もうこれは鉄板なのです。これを守りながら何ができるか。 それが重要だと思っています。 今年の財務戦略を考える上で、まず、その鉄板とは何かというところを⾒て、再確認していかなけ ればいけません。私どもの投資戦略、このピラミッドの⼀番上は投資戦略。投資会社ですから、投

  42. Slide 42: 2024年度の財務戦略

    資戦略というのは経営戦略です。経営戦略とシンクロした財務運営をするというのが、われわれの 財務理念です。 ですから、いたずらに保守的になりすぎないということです。多くの財務部⻑さんは、あれも駄⽬ だこれも駄⽬だと⾔っているのかもしれませんが、私はなるべく駄⽬だと⾔わないようにしていま す。その代わり、私が駄⽬だと⾔ったら本当に駄⽬だということを、おそらく経営陣に理解いただ けているのだと思いまして、そこには、そういう意味でのいい緊張感があっていいのだろうと思い ます。やはり、オオカミが来るぞ、来るぞとしょっちゅう⾔っていると、緊張感がなくなるわけで す。 私どもの財務部⾨の運営はそうではありま

  43. Slide 43: この1年間のまとめ

    ことで、SBG にリコースしたクレジットを悪化させずに、グループ全体の価値を広げていく、そ ういう財務戦略を積極的にとっていくべきだろうと思います。 そのためには、われわれの資産の質もより向上していく必要があります。ポートフォリオのモニタ リングは極めて重要です。また、回収と再投資は SBG のみならず、SVF チーム、そしてそれぞれ のグループ会社の中でも同じように、選択と集中を繰り返しながら、資産の質を⾼めていっていた だきたい。 その結果、さらに安全で良質なファイナンスを組むことで、企業の質と評価を上げていくことが⼗ ⼆分に可能であると確信を持っています。 この 1 年間のまとめです。こ

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