Softbank Group Corp. · TSE:9984

Softbank — FY2019 Earnings Presentation

34 slides from Softbank's earnings presentation, May 18, 2020

  1. Slide 1: 2020年3月期 決算説明会

    ソフトバンクグループ株式会社 2020 年 3 月期 決算説明会 2020 年 5 月 18 日

  2. Slide 2: 登壇 – 世界恐慌と現在の危機

    登壇 孫:最近、なかなか大変ですね。世界中で、毎日のように出てくるいろいろな悲しいニュース、そ ういうものを見ながら、私自身も人生観を何度も振り返っているのですが、多くの皆さまもそうい う思いではないかと思います。 それでは、さっそく決算発表の内容に入りたいと思います。 1929 年、世界恐慌がありました。 1

  3. Slide 3: 世界恐慌と新型コロナの影響

    そのときは、ニューヨークダウの平均株価は 10 分の 1 に下がりました。そのニューヨークダウの 平均株価が戻るのに 25 年かかりました。世界中に大きな打撃を与える大恐慌であったわけです。 今回の新型コロナも同じように、世界に大きな影響を与える出来事ではないかと思います。 2

  4. Slide 4: 新型コロナによる世界への影響

    累計の感染者数が世界で 450 万人になりました。旅行者数は急減し、90%ダウン。自動車の産業 は出荷台数が 5 割近いダウン。レストランの売上高も 80%ダウン。 全世界の労働人口の約 80%に影響を与えた、大変な未曾有の危機だったのではないかと思いま す。 3

  5. Slide 5: 業績概要:売上高

    このような背景の中で、われわれソフトバンクグループ株式会社(SBG)もいろいろな影響を受け ました。業績については、すでに業績予想を数週間前から発表していますので、皆さまにとっては ご存じの内容だと思います。営業利益、当期純利益と大きく影響を受けました。 まず売上高ですが、ご覧のとおりで、あまり大きな影響はありません。 4

  6. Slide 6: 営業利益と当期純利益

    営業利益、この緑の部分はわれわれの国内通信の事業です。コンスタントに業績を伸ばすことがで きているのですが、ブルーの部分、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)が大きくマイナス という形で、経営の足を引っ張りました。 当期純利益も同じような形で、大きくマイナスになっております。 5

  7. Slide 7: SVF1の投資状況

    では、SVF がどういう状況かというと、SVF1 として、これまで出資している会社が 88 社ござい ます。累計の評価益プラス実現益が 1.4 兆円。濃いブルーのところが実現益、そして薄いブルーが 評価益です。評価減が 1.5 兆円。評価増になったのは 26 社、評価減が 47 社です。 SVF の累積の投資額と、その中における評価益、評価減でいきますと、実は 1,000 億円の評価減で とどまっているということです。これが累積の投資に対する成績です。 6

  8. Slide 8: SVF1の累積投資損益

    前期はこれが大きくプラスで、合計の 2 兆円の営業利益を出しておりましたので、そこから比べれ ば、今年は大幅な減益となったわけです。 もっといいますと、累積で投資したのは 8.8 兆円です。その 8.8 兆円の投資に対して 0.1 兆円、約 1,000 億円の投資損失であったということです。 7

  9. Slide 9: SVFの資金調達とIRR

    SVF1 は SBG の資金だけではなく、パートナーから資金を集めて投資を行っています。このグレ ーの部分が他の LP(リミテッドパートナー)の皆さまからの優先出資。これは 7%の定率分配を しているところです。水色のところが成果型の分配ということで、普通出資になっています。 水色の部分の中で濃いブルーのところが、SBG からの直接的な出資になっています。薄いブルー とグレーが、リミテッドパートナーから資金を集めたところです。 これが、SVF 全体の資金の調達状況ですが、SVF 全体の成績でいいますと、優先出資のところに は 7%の投資分配をする形になっています。普通出資は、いわゆる資本がマイ

  10. Slide 10: SVF上場投資先の成績

    SBG は普通出資だけですので、SBG の IRR は成功報酬を加えてマイナス 6%という成績だったわ けです。これが SVF における成績です。 SVF の出資先の中には上場会社が 8 社あります。その 8 社の成績といいますと、(a)がわれわれが 実際に投資した額、(b)が投資に対するリターン、そして、その結果がブルーと赤です。8 社の上 場企業の累計投資成績は、プラス約 1,500 億円となっています。 9

  11. Slide 11: 保有資産:アリババ

    今日現在でいいますと、もう少し成績が良くなっていますが、3 月末で締めたところ、1,500 億円 ぐらいの益であったという状況です。 その他の保有資産についても報告します。 アリババが実は、われわれ SBG が保有している資産の中で、今日現在、一番大きなところになっ ています。アリババの株価は、今年に入ってから、特に中国をはじめとして先にコロナの影響を受 けています。しかしこの株価を見ていただいてお分かりのように、いったん下げましたが、そこか ら下げ止まって、むしろリバウンドしている状況になっています。今日現在は、中国国内ではかな りアリババの出荷も増えて、平常時に業績も戻りつつあるという状況

  12. Slide 12: ソフトバンク事業の業績

    ソフトバンク事業は 4%の売上増。 営業利益が 11%増、過去最大になっています。 11

  13. Slide 13: スプリントとTモバイルの合併完了

    フリー・キャッシュ・フローは 2%増です。 今年の 4 月 1 日付で、スプリントは T モバイルとの合併が完了しました。もしこの合併が完了し ていなかったならば、このコロナショックの中で、大きくわれわれの経営の足を引っ張っていただ ろうと考えると大変大きな問題になったと思うのですが、幸いなことに、スプリントと T モバイル の合併が、正式に完了したということです。 12

  14. Slide 14: Tモバイル保有比率とArm

    その結果、新しい T モバイルに対して SBG は、24%の株式を保有している形になっています。合 併後の株価は大変順調に推移しており、これから合併のシナジーがいろいろと見込まれるというこ とで、楽しみにしています。 もう一つの重要な資産としては、Arm 社があります。Arm のチップの出荷は、二次曲線で順調に 伸びが継続しています。 13

  15. Slide 15: Armの先行投資と業績

    一方、Arm を買収してすぐにエンジニアの数を倍増するなどの先行投資を行っています。 これは買収した直後に、「エンジニアの数を倍増させるのだ」「先行投資をするのだ」「これは戦 略的にそういう意思決定をしたのだ」ということを公表しました。売上はすぐに倍増しませんの で、先にエンジニアが倍増するということはコストが先行型になります。 したがって調整後の EBITDA、われわれの利益、営業上のキャッシュ・フローというものは減って きております。しかし、これはこれからの Arm の成長には大変、大きく役に立つのではないかと 私は捉えております。 現に Arm は、携帯電話を中心としたところで大きく活用

  16. Slide 16: クラウドでのArmチップ採用

    特に、クラウドで世界ナンバーワンは Amazon の AWS ですが、Amazon の AWS で Arm ベースの チップがどんどん活用され、結果、Amazon のクラウドの処理速度が 65%アップして、電気代を 中心としたオペレーティングコストの 40%削減ということが実現されています。 Amazon 社においては、これからますます Arm のチップを使っていくということが、方針として 最近、発表されました。Amazon の AWS だけではなく、マイクロソフト、VM ウェア、NVIDIA、 15

  17. Slide 17: 保有株式価値と純有利子負債

    その他、多くの世界中の企業が Arm ベースのチップをクラウドのサーバーとして使うことを発表 し、これが世界的な大きな流れになってきています。ですから Arm の将来性については、私は非 常に期待しているところです。 さて、大きく分けてアリババ、ソフトバンク、スプリント、そして Arm、最後に SVF。この五つ の資産があるわけですが、それぞれについて若干のコメントをしました。 これらを合計したものが、われわれの保有株式の価値になります。株式価値の合計は、12 月末の 時点で 29 兆円。それに対して、われわれの純有利子負債は 6 兆円という状況でありました。です から、12 月末時点で株主の

  18. Slide 18: 株主価値の変化

    今日現在は、保有株式の価値が 29 兆円だったものが 28.5 兆円と、0.5 兆円減っています。一方、 純有利子負債は 6 兆円だったものが 6.8 兆円に増えている状況です。 この 3、4 カ月の間に発表した自社株買い、資金調達に関連するコスト、SVF への新たな投資に合 計約 8,000 億円かかっています。これが純有利子負債が増えた理由です。 その結果、株主価値は 23 兆円だったものが 21.6 兆円へと 1.4 兆円減った状況です。株主価値は 1.4 兆円減っていますが、3 割減ったとか、そういう状況ではないことをご理解いただけるとあり がたく思います。 SBG の決算説明の中でも

  19. Slide 19: 資金化と自社株買い

    そういう真っ逆さまの、どん底の状況というのに比べると、減ったことは事実ではありますが、そ こまで大ショックを受けるほど減ったという状況ではないということです。 いろいろ言い訳をしましたが、厳しい状況であるということは変わらないと思います。厳しい世界 の経済状況、あるいはコロナショックという状況の中で、われわれ SBG としては資産を活用して 4.5 兆円を資金化し、2.5 兆円の自社株買いを行うということをすでに発表しています。 その 2.5 兆円の中の最初の 5,000 億については、自社株買いをこの数カ月の間、粛々と行っている 状況です。 また 2.5 兆円の内数として第 1 弾の 5,0

  20. Slide 20: ローン・トゥー・バリュー

    その中でわれわれは、純有利子負債が保有株式に対する比率、ローン・トゥー・バリューを重要な 財務健全のバランスを表す指標として内部的に定めています。平常時で 25%未満を目安に運用し ていこうと内規では定めているわけです。異常時で 35%、平常時で 25%未満になるように投資活 動を行っているわけですが、このようなコロナショックの危機の中でより安全運転をしようと、前 回の決算発表では 16%だったのですが、今日現在は 14%と、さらなる安全運転を試みようとして います。 19

  21. Slide 21: 配当方針

    そのような考えのもと、配当もより安全に行こうと考えています。この 19 年度は中間配当 22 円、期末配当 22 円、年間 44 円と発表済みの通りですが、20 年度はこのような経済危機の状況で すので、固定的に配当を行うというのではなく、万が一資金がさらに必要になるとも限らないの で、未定です。 未定ということは、ゼロ配当もあり得るということです。増配というのはあまり考えられません が、従来どおりの配当からゼロ配当までの間のどこかで落ち着くということで、経営の選択肢とし てその幅を持っておこうと思います。従来は、事前に配当方針を公表しているわけですが、この 20 年度においては、我々が上場し

  22. Slide 22: 医療関係者への物資提供

    新型コロナは世界的に拡大し、大変な影響を与えているわけですが、SBG は社会貢献の一環とし て、医療関係者の皆さまに無利益で、一般・サージカルマスク、ゴーグル、マスク、N95、あるい は防護服、フェイスシールドなどを無利益で提供したいと思います。 調達に多くの医療機関が困っている。防護服、あるいは医療用のガウンがなくて雨がっぱ、あるい はゴミ袋をつなぎ合わせてしのいでいるという話や、医療用のマスクも、本来であれば1患者ごと に換える、少なくとも 1 日 1 回は換えるはずが、最近は病院でも 3 日に 1 回とか、1 週間に 1 回し かマスクを替えられないという異常な状況が続いていると聞いてい

  23. Slide 23: ユニコーンへの影響と支援

    このように社会に貢献したいわけですが、われわれとしては本業を通じて社会貢献をするのが一番 重要なことだと思っています。その本業とは、新しい時代を作っていくことです。「情報革命で 人々を幸せに」という経営理念を満たしていくような新しい事業をどんどん興してくれるユニコー ン、またその起業家たちを支援するのがわれわれの役割だと思っていますが、このユニコーンも現 在、大きく苦戦している状況です。 彼らにとってはただでさえ赤字で、顧客獲得をどんどん増やしている状況なのですが、コロナショ ックの中で売上が急減しています。世界中で国と国をまたぐような出張や旅行は、国の方針で受け 入れないという状況がさまざま

  24. Slide 24: 危機後に回復する新産業

    現に 1929 年の世界恐慌から 25 年かかって産業が回復したということを先ほど株式市場の事例で 申し上げましたが、その世界恐慌が過ぎ去って、もう一度順調な経済がやってきたときに、同じ事 業が回復したのかというと必ずしもそうではありません。それまであった古い産業は相当な打撃を 受けて、打撃を受けたまま倒産した会社、あるいは苦しい事業内容になった会社がたくさん現れま した。 その世界恐慌の谷の向こうで大きく業績を伸ばしてカムバックしたのは、実はその時代の新規事 業、新規産業であった自動車、電気、石油、製造業、あるいは食品加工という新しい産業界でし た。 23

  25. Slide 25: 新しい時代への展望

    つまり、大きな危機の後に復活するのは従来型の産業ではなく、新しい産業ということです。これ が新産業として新しい時代を牽引したと私は捉えています。今回のコロナの谷も、そこから大きく 回復するのは、従来型の会議のあり方ではなく、オンライン会議になるでしょうし、飲食業もフー ドデリバリーがこれから大きく伸びていくだろうと思いますし、教育もオンライン教育、医療もオ ンライン医療、ショッピングもオンラインショッピング、エンターテインメントもオンラインのエ ンターテインメント、というように人々が物理的に触れ合うことをしなくても、オンライン上で心 を触れ合い、医療でも触れ合うということが広がっていくのではな

  26. Slide 26: 情報革命で人々を幸せに

    「情報革命で人々を幸せに」は創業以来、一切ぶれないわれわれの経営理念、ビジョンです。この ショックの中でも、ぶれることなく、むしろ原点に立ち返って、さらにしっかりとベルトを締め て、そこに向かっていきたいと考えているわけです。 このショックはむしろ、新しい時代へのパラダイムシフトを加速させると捉えて、挑戦をしていき たいと考えています。 以上です。ありがとうございました。 25

  27. Slide 27: Important Information – Disclaimers

    IMPORTANT INFORMATION Disclaimers This presentation provides relevant information about SoftBank Group Corp. (“SBG”) and its subsidiaries (together with SBG, the “Company”) and its affiliates (together with the Company, the “Group”) and does not constitute or form any solicitation of investment incl

  28. Slide 28: proposed merger of Sprint and T-Mobile; and other factors, any of which may cause

    proposed merger of Sprint and T-Mobile; and other factors, any of which may cause the Group’s actual results, performance, achievements or financial position to be materially different from any future results, performance, achievements or financial position expressed or implied by such forward-looki

  29. Slide 29: thereunder in respect of its common stock. SBG does not represent to any ADR

    thereunder in respect of its common stock. SBG does not represent to any ADR holder, bank or depositary institution, nor should any such person or entity form the belief, that (i) SBG has any reporting obligations within the meaning of the U.S. Securities Exchange Act of 1934 (“Exchange Act”) or (ii

  30. Slide 30: indicative of the performance of all of the applicable prior investments. The specific investments

    indicative of the performance of all of the applicable prior investments. The specific investments identified and described in this presentation do not represent all of the investments made by the relevant SB Fund Manager, and no assumption should be made that investments identified and discussed th

  31. Slide 31: 免責事項

    Manager or SoftBank Group Corp. will work with any of the firms or businesses whose logos are included in this presentation in the future. 免責事項 本資料は、ソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)及びその子会社(以下 SBG と併せて 「当社」 )並びに関連会社(以下当社と併せて「当社グループ」)に関する関連情報を提供する ものであり、いかなる法域においても、いかなる証券の購入又は応募の申込みを含む、いかなる投 資勧誘を構成するものではなく、またい

  32. Slide 32: える可能性のあるこれら及びその他の要因については、SBG のホームページの「事業等のリス ク」(https://group.softbank/ir/investors/management_policy/risk_factor)をご参…

    は、将来の見通しに関する記述において明示又は黙示されている将来の実績、業績、功績又は財務 状態と著しく異なる可能性があります。当社グループの実績、業績、功績又は財務状況に影響を与 える可能性のあるこれら及びその他の要因については、SBG のホームページの「事業等のリス ク」(https://group.softbank/ir/investors/management_policy/risk_factor)をご参照下さい。当 社グループ及びその経営陣は、これら将来の見通しに関する記述に明示されている予想が正しいも のであると保証するものではなく、実績、業績又は功績は、予想と著しく異なる可能性があ

  33. Slide 33: て、ADR 保有者、銀行、預託機関その他企業又は個人に対するいかなる義務又は責任を負うもの 上記の免責事項は、ソフトバンク株式会社や Z ホールディングス株式会社などの、スポンサーなし ADR プログラムの対象であるか又は将来対象とな…

    て、ADR 保有者、銀行、預託機関その他企業又は個人に対するいかなる義務又は責任を負うもの ではないことを表明します。 上記の免責事項は、ソフトバンク株式会社や Z ホールディングス株式会社などの、スポンサーなし ADR プログラムの対象であるか又は将来対象となる可能性のある当社グループの証券に同様に適 用されます。 本資料に記載されるファンド情報に関するお知らせ 本資料は、情報提供のみを目的として提供されるものであり、法律上、税務上、投資上、会計上そ の他の助言又はソフトバンクグループ株式会社の子会社(以下「SB ファンド運用会社」といい、 SB インベストメント・アドバイザー(UK)エル・

  34. Slide 34: 定要素の影響を受けます。関連する SB ファンドの未実現の投資に対する実際の実現リターンは、 びに売却の時期及び方法によって決まるものであり、これらの要因は全て、関連する SB ファンド 過去のパフォーマンスは、必ずしも将来の実績を示…

    金額で実現されるという保証はありません。また、かかる実現に関連する取引費用が未知であるた め、当該取引費用は、かかる算定に含まれません。未実現額の見積りは、常に変化する多くの不確 定要素の影響を受けます。関連する SB ファンドの未実現の投資に対する実際の実現リターンは、 いくつか要因がある中で特に、将来の運用実績、処分時の資産価格及び市況、関連する取引費用並 びに売却の時期及び方法によって決まるものであり、これらの要因は全て、関連する SB ファンド 運用会社の評価の根拠となった前提及び状況と異なる可能性があります。 過去のパフォーマンスは、必ずしも将来の実績を示すものではありません。SB

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