Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. · TSE:4967
Kobayashi Pharmaceutical — Q3 2025 Earnings Presentation
21 slides from Kobayashi Pharmaceutical's earnings presentation, December 2025
Slide 1: 紅麹関連事案の進捗と第3四半期業績のご報告
(執行役員 財務本部⾧ 中川 由美) 紅麹関連事案に関する進捗状況、および第 3 四半期の業績につきまして、ご報告させてい ただきます。
Slide 2: お詫びと補償の優先実行
昨年の当社紅麹関連製品の事案におきまして、お客様やお取引先様をはじめ、当社に関係 する様々な皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くお詫び申し 上げます。 今期 4 月からの新しい経営体制におきましても、健康被害にあわれたお客様と損害を受け られたお取引先様に対する謝罪と補償を何よりも優先して実行しております。
Slide 3: 第3四半期エグゼクティブサマリー
第 3 四半期のエグゼクティブサマリーとなります。本日のご報告のポイントを 3 点にまと めております。 まず第 1 に、紅麹事案への対応状況です。再発防止策は着実に進捗しており、特定成分以 外の成分混入の検出手順は、一部製品で導入を開始いたしました。健康被害の補償につき ましても、10 月 31 日時点で補償対象者 500 名のうち、180 名様へのお支払いが完了して おります。 第 2 に、第 3 四半期の業績です。累計では前年比で減収減益となりました。計画対比で は、売上高は約 30 億円下振れたものの、営業利益は、コストマネジメントの徹底などに より、約 40 億円上振れで着地いたしま
Slide 4: 再発防止策の三つの柱
当社では、紅麹事案に対する再発防止策として、引き続きご覧の三つの柱を掲げ、それぞ れ取り組みを進めております。詳細な進捗につきましては、2026 年 2 月に改めてリリース を予定しておりますけれども、本日は主要な進捗につきましてご報告いたします。
Slide 5: 品質・安全に関する意識改革と体制強化
一つ目の柱、品質・安全に関する意識改革と体制強化の主な進捗状況となります。 前回のご報告以降、新たに進捗があった点として、下から二つ目、「特定成分以外の成分混 入の検出手順の検討・導入」をご覧ください。こちらにつきましては、当社が自社で開発 しております食品原料や一部のサプリメント製品において、予定どおり 8 月より導入を開 始いたしました。今後も継続的な検査技術の向上に取り組んでまいります。その他の施策 につきましても、計画どおり進めております。
Slide 6: コーポレート・ガバナンスの抜本的改革
二つ目の柱、コーポレート・ガバナンスの抜本的改革の進捗です。 こちらでも進捗がございました。事業運営の見直しについて、リソースを踏まえた取捨選 択を 8 月より実施しております。これにつきましては、後ほど 17 ページでご説明いたしま す。SKU 数の最適化とも関連いたしますけれども、リソース確保を着実に進めておりま す。
Slide 7: 新小林製薬の創り直し
三つ目の柱、全員が一丸となって創り直す「新小林製薬」の進捗です。 組織風土の見直しについては、全従業員との対話や経営層ワークショップを通じ、「あり たい組織風土」の洗い出しを実施いたしました。現在これに基づき、新たな行動規範を作 成中であり、年末には全社に向けて発出する予定です。
Slide 8: 健康被害への補償の進捗状況
健康被害にあわれたお客様への補償の進捗状況です。 10 月 31 日時点で補償対応窓口へのお問い合わせは 1,330 名、補償申請書類を受け付けた 方は 860 名となっております。このうち補償の対象となった方は 500 名で、そのうち 180 名につきましては、慰謝料等のお支払いが完了しております。引き続き誠心誠意対応を進 めてまいります。
Slide 9: 2025年12月期第3四半期の業績
続きまして、ここからは、2025 年 12 月期第 3 四半期の業績につきましてご報告いたしま す。
Slide 10: 業績サマリー
業績サマリーです。 第 3 四半期累計の売上高は 1,120 億円、対前期で 24 億円、率にして 2.1%の減収となりま した。計画対比では 30 億円の下振れです。営業利益は 114 億円、対前期で 54 億円、率に して 32.3%の大幅な減益となりました。一方で、計画対比では 40 億円の上振れとなって おります。 売上高の主な要因です。国内事業は、新製品やインバウンド需要が貢献した一方で、第 2 四半期までの広告停止影響や通販の定期購入解約などが響き、対前期でトータル 19 億円 の減収となりました。国際事業は、米国で年初のカイロが好調だったものの、中国大陸や 東南アジアでの熱さまシ
Slide 11: 連結業績の詳細
連結業績の詳細です。 右側の第 3 四半期累計の実績は、ただいま申し上げたとおり、売上高 1,120 億円、営業利 益 114 億円となり、減収減益で着地いたしました。 一方、左側の第 3 四半期単体をご覧ください。売上高は 430 億円、対前期でプラス 4.1% の増収に転じております。これは 7 月から国内でテレビ広告を本格的に再開した影響が出 始めたことによるものです。 営業利益は 48 億円、対前期でマイナス 35.4%となりましたが、これは広告費の投下を再 開したことによる影響が大きくなっております。 なお、紅麹関連製品に関する特別損失は、第 3 四半期単体で約 4 億円増加し、累計
Slide 12: 連結営業利益の増減要因
第 3 四半期累計での連結営業利益の増減要因となります。 前期の 170 億円から、売上増減影響でマイナス 20 億円、原材料価格影響でマイナス 6 億 円、固定費は品質向上に伴う工場の人材確保などによりマイナス 13 億円となり、原価影 響が合計でマイナス 38 億円となりました。 販管費につきましては、広告宣伝費がマイナス 10 億円、人件費がマイナス 2 億円など、 合計でマイナス 16 億円の利益押し下げ効果がございました。 これらを合算し、第 3 四半期累計の営業利益は 114 億円となっております。
Slide 13: 国内事業のカテゴリー別業績
国内事業のカテゴリー別業績です。 表の右側、第 3 四半期累計では、通販事業の落ち込み等により、合計で減収減益となりま した。 一方、左側の第 3 四半期単体では、7 月からのテレビ広告再開により、ヘルスケアが対前 期プラス 7.6%、日用品がプラス 1.7%と増収しております。合計でもプラス 3.5%の増収と なりました。 ただし、広告費の増加を再開したため、営業利益は減益となっております。 また、右端のグラフにありますとおり、インバウンド売上は、第 3 四半期累計で 82 億円 となり、引き続き好調に推移しております。
Slide 14: 国内の広告再開の状況
国内の広告再開の状況です。 7 月よりテレビ広告を本格再開して以降、売上は徐々に回復傾向にあります。グラフはテ レビ広告を再開した製品群における店頭での消化の状況を示しております。 濃い青色の前年比のラインを見ていただきますと、広告を停止していた前年との比較で は、テレビ広告本格再開した 7 月はほぼ同水準でしたが、8 月、9 月と広告効果が現れ、 前年を上回ってきております。 一方、薄い青色の前々年比、つまり広告を実施していた一昨年との比較では、まだ水準に は届いていない状況です。引き続き広告効果の最大化を図ってまいります。
Slide 15: 国際事業の地域別業績
国際事業の地域別業績です。 第 3 四半期累計では、売上高 301 億円、営業利益はマイナス 2 億円となり、減収減益で着 地いたしました。為替影響を除いた実態でも 0.5%の減収となっております。 米国は引き続き好調を維持しましたけれども、中国大陸および東南アジアでの、特に熱さ まシートの需要減が大きく影響いたしました。詳細は次のページでご説明いたします。
Slide 16: 地域別の売上高の状況
地域別の売上高の状況です。 左の米国は、第 1 四半期の厳冬によるカイロの増収に加え、サプリメントの新製品が貢献 し、第 3 四半期累計で、対前年プラス 17 億円と好調です。また、25 から 26 年の冬シーズ ンに向けたカイロの出荷も好調にスタートしております。 中国大陸につきましては、発熱機会の減少による熱さまシートの需要減が響き、対前年で マイナス 13 億円となりました。ただし、第 2 四半期まで発生しておりましたアンメルツ の出荷遅れは解消傾向にあり、10 月から本格的に再開しております。 右の東南アジアは、前年の感染症特需の反動による熱さまシートの需要減などが影響し、 対前年でマ
Slide 17: SKU数の最適化の背景
中⾧期の成⾧に向けた取り組みについてご説明いたします。 先ほど再発防止策の進捗でも触れましたが、構造改革の一環として、SKU 数の最適化に取 り組んでおります。背景といたしまして、当社では、SKU 数が増加した結果、リソースが 分散し、品質強化や成⾧分野へのリソース確保が十分に行えないという課題がございまし た。これにより生産ラインの頻繁な切り替えや管理業務の増加、さらには主要製品の欠品 による機会損失といった問題が発生しておりました。 今回の最適化の目的は、こうした課題を解決し、事業基盤を強化することで、未来の成⾧ に向けたリソースを創出する点に貢献いたします。
Slide 18: SKU削減の内容と期待効果
具体的な内容と期待できる効果をご説明いたします。 今回は、主に年間生産回数と採算性を基準といたしまして、国内で全 SKU の約 26%に当 たる 291SKU、国際事業で約 25%に当たる 292SKU の削減を決定いたしました。2026 年 末までには、これらの SKUの大半の削減完了を目指しております。 期待できる効果として、まず生産ラインの切替回数が年間で約 375 回削減できる見込みで す。これにより、例えば液体ブルーレットの主要製品におきまして、約 10%の増産が可能 になるなど、欠品の改善が見込まれております。また、管理工数の削減も期待できます。 今回の最適化は、利益率の改善に繋が
Slide 19: 通期の連結業績予想
通期の連結業績予想です。 現時点では、期初に公表した業績予想からの修正はございません。
Slide 20: 営業利益の進捗と第4四半期の見通し
営業利益の進捗と第 4 四半期の見通しについてご説明いたします。 中央の②Q3 累計(計画差)をご覧ください。第 3 四半期累計の営業利益は、計画に対し まして、合計で約 40 億円上振れて着地いたしました。 その主な内訳は、まず売上が下振れたことにより、マイナス 18 億円がございます。しかし ながら、広告費の再開が当初の想定より遅れたことによる期ずれでプラス 14 億円、中国 の新棟投資の一部遅延でプラス 2 億円、その他、各種費用を見直したことによる上振れが 約 42 億円となっております。 次に、この上振れ分が第 4 四半期にどう影響するかというのが右側の③Q4 の見通しです。 まず、
Slide 21: 通期営業利益の据え置きと結び
その他の費用につきましては、第 3 四半期までで上振れた分は通期でも一部利益として残 る想定ですけれども、第 4 四半期に予定しているものは、計画どおり実施する前提となっ ております。 全体といたしまして、売上の下振れリスクと費用の追加投資の可能性も踏まえ、今回、通 期の営業利益を 140 億円で据え置きといたしました。 引き続きコストマネジメントを徹底し、通期計画の達成、さらには上回る着地を目指して まいります。業績の修正が必要となった場合には、速やかにご報告させていただきたいと 考えております。以上をもちまして、2025 年 12 月期第 3 四半期の決算説明を終了させて いただきます。本
Kobayashi Pharmaceutical — Q3 2025 Earnings Presentation on 6ix