Vital Ksk Holdings, Inc. · TSE:3151
Vital Ksk — Q2 FY2024 Earnings Presentation
39 slides from Vital Ksk's earnings presentation, Mar 2, 2024
Slide 1: 代表取締役社長挨拶
株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングス代表取締役社長の村井泰介です。 本日はお忙しい中、弊社2024年3月期 第2四半期決算説明会にお集まりいただきありがとうござ います。 1
Slide 2: 説明の流れ
はじめに、2024年3月期第2四半期の決算ハイライトについてご説明します。 続きまして、本年5月に公表した長期ビジョン2035でご説明した活動領域に関わる主なトピックス についてお話します。 次に、第5次中期経営計画で取り組んでいる、ROEを意識した経営の実現についてお話します。 最後に、2024年3月期 通期業績予想について説明します。 2
Slide 3: 2024年3月期第2四半期 決算ハイライト
それではまず、2024年3月期第2四半期 決算ハイライトについてです。 3
Slide 4: 当期の売上高・利益の概況
当期の売上高は、前期実績より40億47百万円増の2,942億13百万円となりました。当期より、一 部の外資系製薬企業の取引が停止になったものの、コロナ治療薬の販売伸長がその減収分を上回り、 増収となりました。 営業利益は前同13億47百万円増の28億68百万円です。前期の大口得意先に対する貸倒引当金 の計上への反動と、コロナ治療薬の販売伸長に伴う利益の増加によるものです。 経常利益は前同10億55百万円増の34億78百万円となりましたが、営業利益の増加が主な要因で す。 親会社株主に帰属する四半期純利益は前同9億10百万円増の23億47百万円となりましたが、前述 した理由に加えて、投資有価証券
Slide 5: セグメント別利益(医薬品卸売・薬局・動物用医薬品)
次に、セグメント別利益についてご説明します。 まず、医薬品卸売事業の売上高は、一部の外資系製薬企業との取引が停止になったり、コロナ関連の 検査試薬や機器等の販売が落ち込んだ一方で、コロナ治療薬の販売が大きく伸びたことにより、前同 実績から33億71百万円増の2,772億1百万円となりました。売上総利益は、売上増加の影響と得 意先1軒1軒ごとに取引コストを意識した価格交渉を進めたことで、前同から6億31百万円増の197 億60百万円となりました。また、販管費は前期に計上した一部の大口得意先債権にかかる貸倒引当 金の反動で、前同から6億16百万円減の171億19百万円となりました。その結果、営業利
Slide 6: その他事業の業績
増加等により、スポーツ関連施設運営事業の収益が伸びたことで、前年実績から24百万円増の20億 35百万円となりました。売上総利益は当該売上の増加や介護用品レンタル事業の収益力の向上等に より前同90百万円増の19億84百万円、販管費は経費削減に努めたものの電気代やガソリン代の高 騰により、前同53百万円増の20億93百万円となりました。その結果、前年から38百万円の改善が 見られたものの、1億8百万円の営業損失を計上しました。 5
Slide 7: 売上高の主な増減要因
では次に、前年同期と比較した売上高の主な増減要因を詳しくご説明いたします。 まず当社は、一定期間薬価が高く維持される新薬創出加算品の販売に予てより注力してまいりまし た。その取り組みが功を奏し、同カテゴリの販売高は91億円増加しました。また先発品も51億円増加 しています。一方、長期収載品は薬価改定の影響もあり、131億円減少しました。 更に、今期より一部外資系製薬企業との取引停止の影響で68億円減少しましたが、その一方で、当 社グループを応援いただいた外資系企業も多くございました。その中には、緊密な連携により大きな 伸長を示した企業もあり、当第2四半期の外資系製薬企業トータルの実績では、前述
Slide 8: 貢献利益を意識した取組み
続いて、医薬品卸売事業の営業利益大幅増につながった、貢献利益を意識した取組みの推進につい て、詳しくお話いたします。 当社は、地域のヘルスケアを支えるインフラ企業として、安定的な医薬品流通体制の構築に取り組ん でまいりました。その一環として、個々の医薬品の価値を踏まえた適切な価格交渉の徹底を図るとと もに、流通コストを考慮しない過剰な値引を要求してくる得意先との取引を優先的に見直した結果、 貢献利益マイナスの取引先の改善につなげることができました。 また、コスト削減だけでなく、人手不足や働き方改革、燃料や物価の高騰、CO2削減といった共通の 社会課題の解決に向けて、一部の得意先との協働も開始し
Slide 9: 貸借対照表
続いて、貸借対照表についてです。 資産合計は、前期末から244億29百万円増加し、3,217億45百万円となりました。その要因は、9 月末が銀行休業日のため仕入債務の未決済により現金預金が114億34百万円増加したことと、売 上債権が94億29百万円増加したことで、流動資産が196億61百万円増加したためです。また、株 式市場の上昇による投資有価証券含み益の増加により、固定資産も47億69百万円増加しました。 負債合計は、前期末から218億29百万円増加し、2,189億79百万円となりました。その主な要因 は、月末銀行休業日による影響と仕入の増加で、仕入債務が222億16百万円増加したことです
Slide 10: 今期の主なトピックス
では、次に今期の主なトピックスについてお話いたします。 9
Slide 11: 長期ビジョン2035の8つの活動領域
当社は、本年5月に公表した長期ビジョン2035において、8つの主な活動領域を定めました。 それらは、物流機能の高度化、医療用医薬品卸売事業の刷新、メディカル関連商材の拡販、レンタル 事業の強化、薬局事業の拡大、行政・自治体との連携、ライフサポートの充実、そして、コンパニオンア ニマルとアグリテック分野の事業拡張です。 ここからは、これらの領域で現在取り組んでいる主なトピックスを、幾つかピックアップしてご紹介い たします。 10
Slide 12: 物流機能の高度化
I RACY 32035 CEIFEE CERT » TREO REAL Vv ¢ herons HOLDINGS [EVITAL KSK HOLDINGS, INC KT MOC, MATEO RECT. 11
Slide 13: GDP体制の整備
当社は、GDP体制の整備を進めています。 この度、厚生労働省による医薬品の適正流通ガイドラインに定めるGDPに準拠した管理体制を整備 し、その運用を定期的に監査し統制を行うことを目的に、ホールディングス内にGDP統括部を新設し ました。また、事業会社では、バイタルネットにGDP品質保証部、ケーエスケーに品質保証部を設置し、 将来のGDP法制化に向けた物流体制の構築にグループ一丸となって取り組んでおります。 さらに、より厳密な温度管理が求められるような特殊な医薬品にも対応できる高度なサプライチェー ンを構築してまいります。 12
Slide 14: 3PL事業の拡大
また、当社は成長戦略の一環として3PL事業の拡大にも取り組んでおり、当事業の売上高は前年同 期比で117.2%となりました。今後も、製薬企業のアウトソーシング事業の受託に向けた投資を拡大 してまいります。 また、当社が日本国内における物流を一手に担っている、イドルシア ファーマシューティカルズ ジャ パン株式会社のピヴラッツ®点滴静注液150mgの売上高も、前年同期比で154.4%となりました。 イドルシア社は、日本国内における臨床ニーズが高い疾患を対象にした薬剤の開発パイプラインを複 数有しており、当社は今後も更なるサプライチェーンの高度化に努めてまいります。 13
Slide 15: ドローンによる長距離医薬品配送の実証事業
ここで、物流機能の高度化への取り組みの一例として、本年10月に実施された、ドローンによる長距 離医薬品配送の実証事業をご紹介します。 この事業は、南海トラフ大地震のような大規模災害が発生し、陸路が利用できない場合や、 遠隔医療 と組み合わせた地域医療への貢献などを見据えて行われているものです。 本年3月の第1回目の実証実験では、和歌山県立医科大学、NTTコミュニケーションズ、そして当社グ ループのケーエスケーの3者が参画しましたが、今回の第2回目の実証実験では、新たに和歌山県と 日高川町(ひだかがわちょう)も加わりました。 14
Slide 16: 実証事業の3つの目的
今回の実証事業の目的は3つです。 1つ目は、ドローンのレベル3相当飛行による医薬品配送の実用性の確認です。レベル3相当とは、自 律飛行による目視外飛行のうち無人地帯を飛行するものを言います。 2つ目は、へき地に存在する医療機関への長距離飛行の可否を検証することです。 3つ目は、次回以降に予定されている、市街地上空など有人地帯における、操縦者の目が届かない遠 距離飛行に相当するレベル4飛行に向けた課題の抽出です。 15
Slide 17: 実証実験の動画
では、ここで10月24日に和歌山県日高川町(ひだかがわちょう)での実証実験のようすをまとめた 動画をご覧ください。 16
Slide 18: メディカル関連商材の拡販
I RACY 32035 CEIFEE CERT Vv ¢ herons HOLDINGS AF 4 DBE RH OAR [EVITAL KSK HOLDINGS, INC RIC. XAT-4 TV VSR OAR CT. 17
Slide 19: MAPsによる病院市場での営業強化
当社は、成長が見込まれる病院市場でのシェア拡大に向け、営業体制の強化に取り組んでおり、病院 の治療や医薬品、機器、診断薬などに精通したプロフェッショナルな営業スタッフであるMAPsを、 2022年7月から導入しました。 MAPs始動後約1年間の活動を通して、新たに訪問できるようになった診療科が85件、新たに接点 が生まれた病院のドクターが112名と、着実に進化しています。その結果、医療機器や検査薬等のメ ディカル関連商材で、これまでにはなかった新たな取引が増えてきました。 その一例をご紹介します。 福島県で活動するMAPsが、地域の基幹病院に継続して訪問する中で、新たに手術室の心臓外科医 と営
Slide 20: レンタル事業の強化
I REY 32035 CEIFEECARTAM Vv ¢ herons HOLDINGS LIUFIVBROBAE RIC, VU FIVBROGMECT o 19
Slide 21: レンタル事業の取り組み
医療用医薬品以外の取り組み強化の一環として始めたレンタル事業も、成果が出てきています。廃棄 の手間がかからず、経費処理が可能なレンタルサービスは、得意先からの評価も上々です。このレン タル事業では、当社がこれまで取り扱うことがなかった商品を広く取り揃えており、幾つかご紹介さ せて頂きます。 まず、ベジメータですが、これは野菜の摂取量を見える化できる装置で、1日単位でレンタル可能です。 コロナが5類移行後、各地で様々なイベント開催が再開されていますが、ベジメータは健康フェアに最 適な商材で、レンタルニーズが増えています。 また、昨今光熱費の高騰が大きな問題になっていますが、そのような中、LED照
Slide 22: 薬局事業の拡大
I REY 32035 CEIFEECARTAM RS PROWMA Vv ¢ herons HOLDINGS [EVITAL KSK HOLDINGS, INC LC, RB ROMA CT o 21
Slide 23: 薬局事業の店舗数・処方箋枚数
当社の薬局事業は、この1年間で、店舗数は1店舗増えて88店舗になりました。 また、コロナの5類移行に伴う人流増加の影響もあり、処方箋枚数が順調に伸びており、前同 103.0%となりました。 更に、国が求める薬局機能に係る調剤報酬の算定に努めた結果、技術料は前同105.7%の17億92 百万円となりました。 22
Slide 24: 専門医療機関連携薬局の強化
また、薬局機能の強化にも取り組んでいます。 がん治療を中心に、高度な薬学管理や高い専門性が求められる専門医療機関連携薬局は、1店舗増 えて4店舗となりました。地域薬学ケア専門薬剤師や外来がん治療専門薬剤師といった認定薬剤師 の取得にも努めており、宮城県では国が定めた認定薬剤師の半数以上が当社グループに在籍してい ます。 今後も、入院から外来、在宅へとがん治療の場所が移行していく中、地域にお住いの方々が安心して お薬を服用できるよう、薬局機能の強化を図ってまいります。 23
Slide 25: 地域連携薬局・在宅医療の拡大
また、地域のかかりつけ機能を担う地域連携薬局は、その数が大幅に増えて17店舗となりました。 患者さんが服用しているお薬の一元管理を担うかかりつけ薬剤師に係る報酬の算定率も全国平均を 大きく上回っており、地域の患者さんからの信頼が高まっていると感じています。 また、高齢化が進む我が国でニーズが益々高まる在宅医療の実績も堅調に伸びており、特に個人在 宅は前同で116.3%に増えました。 今後も、患者さんがどこにいても安心してお薬を服用できるよう、地域に根差した店舗展開を進めて まいります。 24
Slide 26: 行政・自治体との連携
I REY 32035 CEIFEECARTAM Vv ¢ herons HOLDINGS RIC. FTE BIKE OBIE CT. 25
Slide 27: コロナワクチン配送の受託実績
2020年以降続いている行政・自治体からのコロナワクチン等の配送受託ですが、2023年10月時 点で107の自治体から委託を受けております。 更に、2021年4月以降、約2年半の間で当社グループが流通の一翼を担ったコロナワクチンは163 万バイアルを超え、これは約1,600万回を超えるワクチン接種に貢献したことになります。 当社は、地域に根差した企業として、今後も行政や自治体との連携を深めてまいります。 26
Slide 28: ライフサポートの充実
I REY 32035 CEIFEECARTAM Vv ¢ herons HOLDINGS [EVITAL KSK HOLDINGS, INC SADYR-FhORE GLVT. DTIUMR-hKOREICOWT CT. 27
Slide 29: 女性従業員の活躍支援
2023年3月末時点で、当社グループには、従業員全体の約32%を占める1,190名の女性社員が 勤務しています。 女性が活躍する会社、即ち女性にとって働きやすい環境が整備された会社は、男性にとっても働き やすい会社です。今後、育児だけでなく介護やその他さまざまな事情を背景に、多様な働き方が求め られる時代となる中で、職場環境の整備は企業に課せられた大切な課題です。 当社では女性従業員を対象にした研修・セミナー・交流会を数多く実施しています。 その一つが、医薬品卸の営業職であるMSの育休取得者の復帰サポートです。育休から復帰した先輩 MSと、現在育休中のMSとの座談会を開催し、様々な悩みや不安の
Slide 30: 秋田豪雨における災害対応
最後に、長期ビジョンの主な活動領域ではありませんが、本年7月に発生した秋田豪雨における当社 の災害対応の取り組みをご紹介いたします。 7月15日、秋田県を襲った集中豪雨では、広範なエリアで浸水被害が発生し、当社の得意先の多くも その被害に遭いました。翌16日には徐々に水が引き始めましたが、被害の全容把握が困難な状況が 続いていました。当社は、災害対策車両とスタッフの派遣を即座に決断し、ポリタンクや飲料水などの 支援物資を現地に届けました。 私たちは、生命関連商品を担う企業として、平時だけでなく非常時の対応力も重要と考えています。 毎年のように大きな災害が多発する我が国において、いついかなる時で
Slide 31: ROEを意識した経営の実現
では、ここからは、第5次中期経営計画で掲げた、ROEを意識した経営の実現に向けた取り組みを幾 つかお話します。 30
Slide 32: 資本コストや株価を意識した経営への取り組み
本年3月末、東京証券取引所は上場企業に対して、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた 具体的な改善策を開示・実行するよう要請しました。 当社は、昨年10月28日に「企業価値向上に向けた取り組みの強化」をリリースするなど、以前から ROEを意識した取り組みを行ってまいりました。 現在、取締役会において資本コスト及び資本収益性の把握を進めると共に、セグメントや関係会社ご とにROEやROICを算出し、ROE改善に向けた課題を分析しています。 また、次年度は第5次中期経営計画の最終年度であるとともに、2025年度からスタートする第6次 中期経営計画の策定にも取り組みます。第6次中期経営計画では
Slide 33: ROE目標と達成に向けた施策
当社のROEは今期5.2%を計画し、来期は5.4%、そして2032年3月期は8.0%を目標としていま す。 このROE目標の達成に向けて、不採算取引の改善やコストの適正化による売上高当期純利益率の向 上、遊休不動産の処分や政策保有株式の売却を通じた総資本回転率の向上、そして配当の支払いや 自己株式の取得による財務レバレッジの上昇に取り組んでおります。 32
Slide 34: ROE連動型RS報酬制度の導入
更に、全社一丸となってROEを意識した経営を行っていくために、今期よりROEに連動したRS報酬 制度を導入しました。 経営幹部だけでなく部・支店長クラスの従業員までを対象にしたことで、株主の皆様と同じ視点で、 中長期的な業績向上と企業価値の増大に一層取り組んでいくことが可能となりました。 本年7月以降、この制度導入に係る社内説明会を開催しておりますが、現場を取り仕切る部・支店長 クラスの従業員の意識の変化が感じられるようになり、当第2四半期の好決算にも繋がっていると感 じています。 33
Slide 35: 2024年3月期 通期業績予想
最後に、2024年3月期 通期業績予想について説明します。 34
Slide 36: 通期業績予想と進捗率
現時点で、2024年3月期の通期業績予想に変更はありません。 第2四半期の営業利益の通期予想に対する進捗率が61.0%、経常利益の同進捗率が58.0%ですが、 その主な要因であるコロナ治療薬の販売は、10月から患者の自己負担が発生することにより大幅な 減少が見込まれるからです。 なお、第2四半期の親会社株主に帰属する当期純利益の、通期予想に対する進捗率が45.1%の理由 は、当期の下期に、政策保有株式の多額の売却益を予定しているからです。今後、通期予想の変更が 必要になったと判断した際は、適宜修正発表させていただきます。 35
Slide 37: 株主還元
株主還元については、前期より配当方針をDOE2%以上に変更したことに伴い、今期の配当も中間 配当19円、期末配当20円の合計39円を予想しております。 また、今期これまでに実施した自己株式取得と合わせると、総還元性向は69.2%の予想です。 当社は、今後も株主の皆様への還元を経営の最重要課題と位置づけ、その強化に取り組んでまいり ます。 36
Slide 38: 将来見通しに係る記述事項
将来見通しに係る記述事項につきましては、ここに記載の通りです。 37
Slide 39: お問い合わせ
最後に、本日お話した内容に関するお問い合わせは、当社コーポレートコミュニケーション部までお寄 せいただきますようお願いいたします。 以上を持ちまして、私からの説明を終わります。 ご清聴ありがとうございました。 38