Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. · TSE:4967
Kobayashi Pharmaceutical — FY2021 Earnings Presentation
39 slides from Kobayashi Pharmaceutical's earnings presentation, February 2022
Slide 1: 2021年12月期 業績報告
小林製薬の山根でございます。2021 年 12 月期の業績報告を申し上げます。
Slide 2: 業績サマリー
では 1 ページ、まずは業績サマリーから説明いたします。 国内事業と通販事業が前年を少し割ってしまう中で、国際事業がそれをカバーする形で大きく伸ば し、連結トータルで増収増益を確保いたしました。 国内事業は新製品の貢献があったものの、インバウンド需要がさらに減ったことで 13 億円の減 収、除菌・衛生関連品の特需も落ち着いたことで 10 億円の減収、また外出の自粛によって、例え ばブレスケアのような口臭ケア商品の需要が減ったことで 6 億円の減収。その他の既存品、例えば 濡れマスクや消臭元、サラサーティ、熱中対策なども、その関連で売上を落としてしまいました。 一方、国際事業はすべての地区で売上
Slide 3: 連結業績
2 ページ目は、連結業績です。 売上高は 1,552 億 5,200 万円と 3.1%の増収、営業利益は 260 億 6,500 万円と 0.5%の増益、当期純 利益は 197 億 1,500 万円と 2.7%の増益となっております。 ROE は 10.4%となりました。 セグメント別には、国内売上が 2.8%の減収、国際売上が 38.5%の増収、通信販売事業が 0.8%の減 収でありました。
Slide 4: 連結営業利益の増減要因
3 ページ目でございます。連結営業利益の増減要因です。 増収の影響とコストダウン、さらに一昨年に行った償却方法変更の反動で、55 億円のプラス要因 がありましたが、Alva 社買収の償却負担や Alva の人件費も連結することになり、その影響で人件 費が増えました。さらにはブランド育成のための広告宣伝費の増で、営業利益は 0.5%増益で着地 しております。
Slide 5: 当期純利益とEPSの推移
4 ページ目でございます。当期純利益と EPS の推移です。 当期純利益は 197 億円と、24 期連続の増益となり、EPS も 252 円と 2.7%増となっております。 当期純利益は、円安の影響による評価換算益の計上や一昨年に比べて特損、つまりは減損でありま すが、前期はこれが減ったことで、営業利益の伸びよりも高い伸びとなっております。
Slide 6: EBITDAの推移
5 ページ目でございます。 EBITDA の推移ですが、2021 年 12 月期は 308 億円となり、前年より 2.8%増となっております。 ここに含む Alva 社の償却費は、一昨年が 1 億円だったのに対し、前期は 13 億円程度となっており ます。
Slide 7: 国内事業のカテゴリー別売上
6 ページ目でございます。続いて国内事業のカテゴリー別売上です。 ヘルスケアが売上高 535 億 9,300 万円と 1.3%の減収、日用品が 494 億 8,700 万円と 5.4%の減 収、スキンケアが 73 億 600 万円と 0.8%の減収で、それぞれが売上を落とす一方、カイロが売上 高 55 億 8,400 万円とプラス 3.1%となり、貢献した形となっております。
Slide 8: 国内事業の好調な製品
7 ページでございます。 好調な製品としては、女性の更年期障害の改善薬、命の母、鼻うがいのハナノア、紅麹コレステヘ ルプなどの機能性表示食品が牽引した栄養補助食品、あとは新製品の耳ほぐタイムといったものが ございました。
Slide 9: 国内事業における新型コロナの影響
8 ページでございます。国内事業における新型コロナの影響についてです。 需要が引き続き増加したものは、ハナノア、オードムーゲ、アイボン、ダスモックなどがありまし て、前期は 33 億円のプラス貢献がありました。 逆に需要が減少したものには、ブレスケアや熱さまシート、あせワキパット、アルピタンなどがあ りまして、29 億円のマイナス影響となりました。
Slide 10: 新製品寄与率
9 ページでございます。新製品寄与率です。 4 年寄与率は 11.2%と右肩下がりとなっておりますが、初年度寄与率は 4.5%と右肩上がりになっ て、回復の兆しが見え、引き続き開発力の強化に努めてまいります。
Slide 11: 2022年春の新製品
10 ページでございます。ちなみに先月発表した今年 22 年春の新製品がこちらでございます。 15 品目で 31 億円の売上を目指しているところです。耳鳴りを改善する漢方薬や、炭の力で口臭を 消すマウスリンス、抗菌力を高めたトイレ用の消臭元などが好評です。 ちなみに本日、われわれプレゼンターは、この新製品のマスクを着用しております。快適でありま すし、KOBA-GUARD を使った抗菌加工がしておりまして、30 回洗って使えるということで、ぜ ひ皆さんにもお試しいただければと思っております。
Slide 12: 国際事業の地域別業績
11 ページでございます。続きまして、国際事業の地域別の業績です。 米国 Alva 社の連結効果もありまして、売上高 130 億円と 59.9%の増収、中国本土は 83 億 9,400 万円と 33.6%の増収、香港は 16 億 7,200 万円と 22.5%の増収、東南アジアは 42 億 600 万円と 32.7%の増収です。ちなみに Alva 社の売上は 28 億円でございました。
Slide 13: 中国の状況
12 ページです。中国の状況をもう少しクローズアップしておきます。 カイロの販売構成比の高い店頭で、売上高 41 億 2,000 万円の 54%の増収と大きく伸びましたが、 中国国内での EC や越境 EC もそれぞれ 10%、64%の増収となっております。それぞれに好調な製 品は画面でお示ししております。
Slide 14: 国際事業の品目別業績
続きまして 13 ページです。 品目別で見ますと、カイロは前年暖冬の反動で、売上高 26 億 5,000 万円と 43%の増収、熱さまシ ートも前年新型コロナによる販売規制の反動で、売上高は 17 億 4,000 万円と 55%の増収となって おります。 そのほか、一滴消臭元やランジェリー用洗剤なども好調で、23%の増収となっております。
Slide 15: 2022年12月期業績予測
14 ページでございます。それでは今期 22 年 12 月期の業績予測でございます。 前提として、国内市場では新型コロナの影響が今しばらく続く中、除菌衛生関連製品の需要が定着 し、成長が期待できると見ております。カイロシーズンの気温も昨年並みと見ております。 海外市場につきましても、新型コロナの影響が残るものの、中国では消費財の需要は堅調に推移、 米国ではカイロが堅調に推移、アジアでは発熱対策品の需要増が今後も継続と、右肩上がりの成長 が期待できると考えております。 結果、連結業績としては、売上高で 4.3%の増収を見込んでおり、内訳としては、国内で 3%成長、 海外で 10%成長を達成したい
Slide 16: 連結業績予測
15 ページでございます。 結果、今期は売上高で 1,620 億円の 4.3%増収、営業利益で 270 億円の 3.6%増益、当期純利益で 202 億円の 2.5%増益を予測しており、ROE は 10%を維持する考えでございます。
Slide 17: 配当
16 ページでございます。最後に配当です。 前期の期末配当を 2 円増配し、年間配当を 83 円といたしまして、23 期連続増配を達成いたしまし た。今期も 2 円の増配を予定しておりまして、連続増配を堅持する考えでおります。私からは以上 でございます。
Slide 18: 中期経営計画の戦略
中期経営計画は 3 カ年計画でして、既にその最終年度がスタートしておりますので、数字につきま しては、今山根が見込みとして公表した数字となります。その戦略につきまして、少しお話をして いきたいと思います。
Slide 19: 国際ファースト、DX戦略の追加
18 ページ、お願いします。この 3 カ年計画のテーマは、国際ファーストということで、海外の売 上成長に向けて投資を行っていくという内容でありました。 大きく戦略を追加したものが 5 番目でありまして、デジタル活用による経営革新・業務革新を進め るということで、DX につき、この 1 年しっかりと議論をしてまいりました。
Slide 20: 2030年のありたい姿
19 ページです。 2030 年のありたい姿としては、グローバル経営を推し進めて、2030 年には、世界の各国市場で毎 年新市場、新習慣を創造することにより、日本のように、新しいものをどんどん想像する会社であ ると認知されつつある状態にありたいとしておりました。 そのために国内では、あったらいいな開発とその育成を極める、そしてその商品を各国にスピーデ ィーに広げていく。加えて、DX として、全従業員のデジタルリテラシーを高めて、DX による、 あったらいいな開発の刷新、またデジタルを搭載した新製品の創出ができていると、これを一つ付 け加えました。
Slide 21: DX戦略の内容
20 ページです。その DX 戦略の内容ですが、大きく三つの戦略があります。 一つ目は、左から、AI を活用して新製品アイデア創出に取り組んでいきます。次に真ん中です が、AI や IoT を活用した、搭載した新製品やサービスの創出、フェムテックやヘルステックとい ったものを想定しています。それから当社の新商品のパッケージデザインや Web 広告の内容など を AI を活用して評価したり、その先は作成したりといったことに挑戦します。 左下が戦略二つ目です。当社は従業員の新製品アイデア提案制度で成長してきた会社ですが、加え て業務改善の改善提案制度というのがございます。ここにデジタルを加えまして
Slide 22: Web広告の比率
21 ページです。 Web 広告の比率ですけれども、下のブルーが国内の店頭販売事業ですが、当社はほぼテレビを中 心に広告をしてきましたので、Web 構成比は 10%前後でしたが、昨年一気に増え、13.2%、すぐ に 30%に増えていくと見ています。 通販につきましては、既に 55%の広告比が Web となりました。
Slide 23: 通販事業の再編とWebマーケティング
22 ページです。 通販につきましては、ヘルスケア事業部と販売している品目の類が非常に似通っており、今後この 1 月から、ヘルスケア事業部の中に入れまして、一緒に事業展開をしていくことになります。例え ばサプリメントなどの売上構成比が高いですが、ヘルスケア事業部と一緒に開発し、一緒に育成を していくこととなります。 また昨今、漢方薬において、当社が OTC ではナンバーワンシェアですが、この通信販売の中で競 合が出てきておりますので、ヘルスケア事業部の漢方薬開発、またブランドマネジメント力と、通 信販売のお客様管理力を融合することで、漢方薬通信販売事業を強化していく。このことも目的と して入っ
Slide 24: 中国の戦略
23 ページです。中国についてです。 昨年 1 月に、日本と中国の主要幹部 2 名ずつをローテーションしたと報告いたしました。これによ り、小林流のマーケティングを注入、中国国内における部門間連携、日本と中国における部門間連 携、また広告効率を、PDCA をしっかり回し、小林流で効率改善をしていく。また、新製品発売に ついても春と秋統一をして、しっかりと導入、育成をしていく。こういう小林流の手法を積極的に 投入していきます。 2022 年の重点取り組みとしては、一つは OTC 医薬品強化、二つ目はオンライン、そして三つ目は 新製品の育成、これにより、引き続き 2 桁成長を実現していきます。
Slide 25: 中国でのアンメルツ強化
24 ページです。中国におきましては、アンメルツを強化します。 アンメルツは元々インバウンド需要が最も多い商品の一つであり、中国本土でもポテンシャルが大 きいと思っています。 2005 年から承認獲得に向け取り組んできまして、やっと 2021 年にスイッチ OTC として承認取得 ができました。昨年テスト販売を行い、非常に好調ですので、今年全国発売、本格的に売っていき ます。今年の目標は 2 億、2025 年には 6 億を目指したいと考えています。
Slide 26: 中国のオンライン販売
25 ページ、オンラインです。 左の図は中国における売上構成比ですが、オンラインが 50%を超えました。円グラフの右側がリ アル(オフライン)ですが、赤囲み部分はリアル事業会社が行っているオンライン販売であり、そ れを踏まえると、すでにオンライン事業は半分を大きく超えている状況と見ています。 この赤囲み部分は、UberEats などを想像していただければと思いますが、スマホで注文していた だいたら、担当の人がお店で商品を取って、自宅まで配達してもらえる。この O2O と呼ばれる販 路におきましても、当社の製品をしっかりと導入し、お届けできるよう努めていきます。
Slide 27: 中国の新製品計画
26 ページです。こちらは中国で今後発売する、新製品の計画です。 それぞれしっかりと市場に定着させなければいけない商品ですので、投資を行って、育成をしてま いります。
Slide 28: 米国Alva社の状況
27 ページです。こちらはアメリカの Alva 社の状況です。 Alva 社は、2020 年買収当時は、なかなか新製品も簡単には出せないと想定しており、小林と Alva 社で協力して新製品をゼロから作り上げていかなければ、売上の成長はなかなか実現できないだろ うと思っておりましたので、2025 年ぐらいまでは、横ばいの計画を発表しておりました。 ところが、昨年この右下の FUNGI CURE という既存ブランドですが、非常に好調に売上を伸ばす ことができまして、Alva 社の広告マーケティング力、また小林のマーケティング力を融合するこ とにより、効率的な Web 広告で売上を伸ばすことができま
Slide 29: Alva社の主要ブランド
28 ページです。 主要ブランドはご覧の内容でありまして、これらの広告宣伝、またアイテム追加をすることにより まして、10%成長を実現していきたいと考えています。
Slide 30: 国内事業とインバウンド
29 ページです。 インバウンドの需要が 100 億円あったものが、2 年かけてゼロとなり、この 2 年、そのマイナスに 苦しんでまいりましたが、当社のニッチ商品をうまく、お客様のニーズを捉えるかたちで販売する ことにより、何とかしのぎながら、増収を前期は実現し、増益につきましても継続してくることが できました。 もうインバウンドは減るところがございませんので、これからは増えるところだけでございますの で、積極的に投資を増やしていき、2030 年に 2,800 億円を実現したいと考えています。
Slide 31: 国際投資
30 ページです。 国際投資につきましては、かねてから多く投資をしてまいりました。この 2 年は、図の青を表す広 告や販促、そして開発などの人件費、黄色を表す Alva を中心としたのれんの償却費などのよう に、大きく伸ばし、投資を増やしていきます。 Alva ののれんにより、営業利益率が一時的に減りますが、2030 年海外営業利益率 10%に向けて は、その目標は変更しておりませんで、Alva が入ることにより、より確実に達成できると思って おります。
Slide 32: 広告宣伝費
31 ページです。 広告投資をかなり抑えて利益を出しているのではとご指摘も多々いただいておりましたので、少し この時間を使い、説明をいたします。 ブルーは小林連結の広告宣伝費の金額で、この 2021 年も増やすことができましたし、22 年も積極 的に投入をしていきます。 インバウンド需要は、広告費も販促費もいらない約 100 億円の売上があったため、その分、大き いマージンが出ました。これを既存品の育成や海外成長に投じていたため、この期間におきまして は、広告宣伝費の売上比が 14%台に高まりましたが、その後インバウンドの消滅とともに、その 分を減らしました。 これでもインバウンド需要の前の時
Slide 33: 研究開発費
32 ページです。 研究開発費につきましても、将来に向けた大型新製品の開発投資を見据え、金額を増やしていき、 2030 年に向けて投資を行います。
Slide 34: 工場・研究所への設備投資
33 ページです。 かねてからご説明していましたとおり、大型の工場、大型投資を実際に今年からスタートいたしま す。 仙台の工場に医薬品の新棟を竣工、今年から建て始めます。これが設備投資としては 128 億円に 繋がり、これは海外への医薬品の輸出を想定した、海外の基準に準拠したものです。これを成功さ せ、今後の医薬品の輸出を増やしていきます。 加えて、新研究所の投資もほぼ煮詰まりつつあり、2025 年、2026 年あたりに償却費が乗ってきま すが、こちらも投資を行っていきます。
Slide 35: DX投資と次期計画
34 ページです。 先ほど申し上げた DX ですが、通常の IT 投資が図のグレーの部分、これに加えて、青のデジタル トランスフォーメーションの投資をしっかりと行っていきます。 これら積極的に投資を行いますが、売上成長が計画どおりいければ、十分なマージンを得て、これ らの投資を行い、吸収しながら、増益を継続していけると思っております。国内+3%成長、海外 +13~14%成長を実現すべく、次の 3 カ年計画をしっかりと立案していく 1 年にしたいと考えて おります。
Slide 36: ESGの取り組み
36 ページです。ESG の取り組みを紹介します。 この 2 年で進んできたこととしまして、E に関しては、CO2 の削減目標、スコープ 1、2、3 の策 定が完了し、製品にエコをカタチにマークの付与がスタート、そして主要工場の CO2 排出ゼロ電 力への切り替えが開始しました。 S は、女性活躍推進、両立支援制度の拡充、それから従業員の多様な働き方を推進ということで、 フレックス制度、副業制度、服装の自由化などを進めてきました。ダイバーシティインデックス調 査、ダイバーシティへの理解促進も行ってきました。 G、海外ガバナンス、従業員の意識調査やコンプライアンス強化の取り組み。 またこういう活
Slide 37: 2022年のEの取り組み
37 ページです。 2022 年の E の取り組みにつきましては、SBT 認定取得と CO2 削減に向けたアクションの強化と いうことで、CO2 排出量の見える化、重点ブランド・原料への注力を行っていきます。
Slide 38: Sの取り組み
38 ページです。 S に関しましては、2019 年、女性管理職比率が 8.6%だったものが、来年 16%まで上げられるか というところまできています。目標どおり達成できるところまできています。 従業員の成長対話を通じた成長実感、そして G においては、リスクマネジメント体制の強化とな っております。
Slide 39: 新製品の育成
39 ページです。 3 行目ですが、新製品の育成、半期に 2 品ということで、2020 年 4 品、2021 年 5 品、これを何と か定着できるかなと思っておりまして、今後この数を増やしていきたいと考えております。以上で ございます。
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