Softbank Group Corp. · TSE:9984
Softbank — Q1 FY2019 Earnings Presentation
33 slides from Softbank's earnings presentation, Aug 7, 2019
Slide 1: 2020年3月期 第1四半期 決算説明会
ソフトバンクグループ株式会社 2020 年 3 月期 第 1 四半期 決算説明会 2019 年 8 月 7 日
Slide 2: 決算説明会 孫社長挨拶
決算説明会 孫:孫でございます。よろしくお願いします。 ソフトバンク・ビジョン・ファンド 2(SVF2)に資本出資いただく私の新しい友人と、いろんな 雑談をしながら食事会をしていたのですが、ソフトバンクグループ株式会社(SBG)とこれからい ろんな取引、そして仕事が一緒にできることを大変うれしく思っていると言っていました。 何がうれしいと感じているのかと聞いたところ、彼いわくは、古い地図を持って新しい宝物を探す のは不可能だということ。自分たちが見るには、SBG にはどうもその新しい地図があるみたいだ と。少なくとも自分たちはそのように感じているから、SVF2 に参加したいんだということを言っ
Slide 3: 今日のテーマ:前進あるのみ
今日のテーマは、「前進あるのみ」ということ。最近の経済のニュースでは暗いことが多いです ね。一体これから景気がどうなるんだという話が、よく出てきます。 私は、世の中がどうであれ、とにかく前進あるのみだと思っています。少なくとも SBG にとって は最近、大きな二つの出来事がありました。 2
Slide 4: スプリント合併承認とSVF2の設立
一つはスプリントについて、そろそろ決着が見えてきたということです。そもそもスプリントを買 収して米国の通信業界参入する第 1 日目のときから、基本戦略は 3 位のスプリントと 4 位の T モ バイル US、今はその順位が逆になってしまっていますが、この二社を合併させて、そして AT&T、ベライゾン、このトップの 2 強に伍することのできるような勢力をもって、三国志の戦い に挑むというのが、基本戦略でした。 もし合併ができないようであれば、最初から米国の通信業界に参入するつもりはないということ を、実は社内的には言っていました。思ったよりも長く時間がかかり、合併承認が下りるのかどう か、かなり
Slide 5: 連結業績:売上高・営業利益
業績についてですが、戦略的持株会社になった SBG にとって、売上高というのはほとんど意味を 持っていない。営業利益ですら実はあまり意味を持っていないということではありますが、一応、 上場会社として連結の業績、会計上の利益報告としてはこちらにあるような状況です。 売上高。スプリント、そして国内の通信事業でありますソフトバンク株式会社(SBKK)、そして その他とで 3%増です。営業利益は 4%減でございますが、その内訳としてアーム チャイナ(アー ムによる中国事業の合弁事業化)、これは去年に一過性の利益として出ています。そちらを除いて みると、24%の増益であったということでございます。 4
Slide 6: スプリントの非継続事業への移行
次にスプリント。今日現在は連結されていますが、FCC(米国連邦通信委員会)と DOJ の承認 後、スプリント事業は非継続事業に移行されることとなり、連結の事業報告からは外れます。売 上、営業利益からは外れます。ですから、継続的な事業ということでいえば、もはやスプリントを 外して考えるべきかもしれません。 5
Slide 7: 継続的な営業利益の推移
スプリントあるいはアーム チャイナの一時的な利益を除いて計算した継続的な利益は、37%増で あったということです。 もう少し長い期間、十数年の期間で見ますと、このような形になります。ご覧のようにアーム チ ャイナは去年だけ、1 年間だけ一時的に出た利益ですので、こちらを外してみると、その他の部分 プラス、スプリントになります。FCC 承認後の決算発表からはスプリントが外れますので、少し 先走りしますが、こちらを外して計算すると、今後こういう形でさかのぼって事業の伸展が比較さ れることになります。ですから、そういう意味では営業利益は実質的に 37%増であったと言える ことができるかもしれません。
Slide 8: 当期純利益とスプリントの承認状況
当期純利益にはアリババのデリバティブによる一時的な損を今まで計上していた分が繰戻しになり ますので、かなりの部分、内包されています。内包されていますが、それを合わせて四半期の利益 で 1 兆円を超えたのは、われわれにとって初めての経験となります。そういう意味では、記念すべ き成果であったのではないかと思います。 さて、冒頭で申し上げましたようにスプリントについては、条件付きではありますが、DOJ の承認 が下り、既に米国の CFIUS(対米外国投資委員会)の承認は下りています。それに加え、FCC (連邦通信委員会)の承認も下りる方向で FCC のチェアマンが 5 月の時点で既に発表していま す
Slide 9: スプリント投資の株主価値
スプリントを買収したときの買収金額は約 2.1 兆円でした。その内の借入でまかなったのが、この グレーの部分になります。われわれの株主価値として、資本として投入したのがブルーで、残りは 借入で調達したわけです。 SBG は積極的に打って出るのに、借入を頻繁に活用していますから、失敗すると、SBG はこの借 入に苦しむことになるわけです。だからよく SBG は危なっかしい経営だと、借入金に頼って、い つ潰れてもおかしくないと、こういう事を一般的によく言われます。 もちろん失敗すると、確かにそれはリスクではありますが、うまくいったときには大きくてこが効 いて、その成果が表れるということになります。
Slide 10: スプリント投資のリターンとIRR
2.1 が 2.9 というと、5 割も増えていないことになるわけですが、戦略的投資会社、戦略的持株会 社、投資会社としては、このブルーのところがわれわれの株主価値の成績になるわけです。そうい う意味で、0.4 が 1.3 に増え、約 1 兆円の利益を出したというかたちになります。 ですから、スプリントへの投資というのは、SBG にとっては大失敗であったと思っている人が大 半だろうと思います。今まで SBG はスプリントに大いに足を引っ張られたと、大失敗であった と。多額の借金を得て経営は苦しいんだと、こう評価している方がほとんどだろうと思います。 ある面それは正しいと思うのですが、一方、投資会
Slide 11: ボーダフォン日本法人買収のリターン
もう少し振り返ってみて、ボーダフォン日本法人の買収がありました。当時は沈みゆく船といわ れ、ユーザー数も減り、営業利益も真っ逆さまに減っていって、もうじきゼロになる、赤字になる という直前に買収したわけですが、そのときの金額は約 1.9 兆円。 このときもわれわれ、手持ちの資金はほとんど無かったわけです。無い資金なのに買収をしたこと で、背伸びをし過ぎたと多くの人に言われました。だからこそ、もうじき倒産するとも多くの人に 言われたわけですが、われわれはそのときの買収資金の大半を借入で行いましたので、手持ちの資 金として拠出したのは 0.2 兆円でした。 そこから十数年経った現在、その倒産しそう
Slide 12: 保有株式と有利子負債
また、おととい月曜日に決算発表した SBKK の決算発表を見ますと、大手通信会社 3 社の 2 社が 減収減益、あるいは増収減益という状況の中で、われわれ SBKK のみが増収増益。言い訳抜きで 成長しているということは、われわれグループの強いベンチャースピリッツ、そういう成長意欲を グループ各社が大切にし、伸ばし続けていることを大変うれしく思っています。 SBG はもはや事業会社ではなくて、自らは直接的な事業を行っているわけではありません。SBG は戦略的持株会社として、保有している投資アセット、株主価値をいかに最大化していくかと。し かも、それをいかに安全に確実に大きくさせていくかが、われ
Slide 13: スプリントの負債と連結
いうものは、売りたいときに急に売れるわけではありません。少なくとも半年や 1 年、あるいは 2 ~3 年かけても、それらの不動産施設は、なかなか売れるものではない。 しかし、投資会社であるわれわれが保有する財産価値である保有株式は、株式の上場市場があり、 こちらで有価証券として短期にほぼ満額、場合によってはコントロールプレミアム付で売却するこ とも可能になるわけです。 このような換価が容易で、資産の流動化できるものとして持っている保有株式、有価証券が 26 兆 円となります。 それに対して、連結の有利子負債が 17 兆円です。この連結の有利子負債は 17 兆円ですが、その 中に、スプリントの負
Slide 14: SBKKの借入とノンリコース
それに加えて最近、SBKK が上場しています。こちらも独立採算として SBKK は自らの収益、自ら のアセット、自らのフリーキャッシュフローで、返済可能な範囲しか借入をしていません。もちろ んこの中には設備のリースなども含まれています。 こちらも先ほどから申し上げているとおりノンリコース、独立採算で上場会社として別途自らの裁 量で行っていますので、こちらも事実上はわれわれの借入ではありません。 13
Slide 15: 純負債とLTV
そうすると、ソフトバンクグループ自らが責任を持って返済すべき負債は 7.4 兆円になります。し かし、われわれは現預金を 2.5 兆円分持っていますので、現預金の分の負債を差し引きますと純負 債は 5 兆円になります。 ですから、われわれの実質的な返済すべき借入、負債は 5 兆円だということです。この 5 兆円は保 有している有価証券 26 兆円に対して一体何パーセントかというと、19%になります。 14
Slide 16: 財務方針と借入水準
皆さんが個人の家で、住宅ローンだとか何かいろんな借入があるとします。一方、保有株式だと か、そういう財産を持っているとします。借入が財産の 5 分の 1 であり、そんなに眠れないほど心 配しなきゃいけないならば、とりあえず持っている株を 2 割売ってしまえば、借入はゼロだよと。 眠れない夜を過ごすならば借入をゼロにして、持っている株を 2 割だけ売ったらいいんじゃないの かということです。 個人の家でもそういう意思決定ができるわけですが、私だってそういう意思決定は、その気になれ ば一瞬でできるわけです。SBG の社長として、もし 1 週間ぐらい眠れない夜が続いたとしたなら ば、とりあえず持って
Slide 17: 株主価値の1行
実質何%伸びであったとか、言い訳がましい説明も本当はそれ自体もあまり意味がない話でありま して、一番意味のある数字はこの 1 行だということです。 保有している株式がいくらで、持っている純負債がいくらで、差し引きいくら残っているかという こと。もうこの 1 行だけが SBG の業績を語るのに、あるいは価値を見るのに見ていなきゃいけな い 1 行となります。 16
Slide 18: 株主価値と時価総額
持っている株主価値は 26-5 で 21 ですが、この 21 に対して、世間からの評価は現在 11 兆円とい う状況です。負債を差し引いた後の持っている株主価値が 21 兆円に対して、時価総額が 11 兆 円。この 11 兆円という時価総額、この緑の部分ですが、この 8 年間ぐらいほぼ横ばいです。 17
Slide 19: 株主価値の推移とLTV
8 年前のわれわれの株主価値、持っている株式価値から借入を引いた部分がこのブルーになります が、これが 8 年前からほぼ現在の時価総額相当部分を持っていたわけです。しかし、この 8 年間で われわれが持っている株主価値は、そこから一気に倍増しています。言えることは、SBG の持っ ている株主価値、あるいは時価総額は、上がったり下がったりはしていますが、この約 20 年間、 実はほとんどずっと上がり続けているということです。 これが、通信あるいはインターネット、あるいは最近でいえば AI の投資を行っている中で、SBG の業績であったということです。 ですから、先ほど言いましたように、借入が多い
Slide 20: AI投資とSVF1
さて、SBG のこれからの姿は、もうほとんどソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF1)1 本と 言って過言ではないくらいの状況になっています。 過去に頑張った、投資したもののリターンとして得ているものは、通信だとかインターネットの株 式があります。しかし、今エンジンをふかして、今、攻め続けているのは AI についての投資であ ります。これが SVF1 であり、この 2 年間でパイプラインのものも含め、82 社をわれわれの傘下 に持つことができました。 その分野は多岐にわたっています。交通から物流、医療、不動産、金融というように多くの分野に またがっています。またがり過ぎて、一体何に投資してい
Slide 21: SVF1の投資実績
この投資戦績ですが、ここにありますように 9 兆円ぐらい。7 兆円投資をし、2 兆円の利益を出し たというのが SVF1 の成績ですが、この 2 兆円の利益はまだ投資を始めてたった 2 年ですから、こ れから収穫がどんどん始まっていくということで、この 2 兆円の利益がこれから 3 兆円、4 兆円、 5 兆円と増えていきます。これが今からリターンを得ていくことになります。 20
Slide 22: SVF2の概要と出資者
そこで、SVF2 がいよいよ始まるということを発表させていただきました。SVF2 の内容として 108 ビリオンドル。108 ビリオンドルというのは、約 11 兆円を少し超えたところですが、この 11 兆円の投資に賛同いただいている会社、組織はここにあるとおりで、これらの会社との基本合意書 は全て金額入りです。金額の入っていないものは、数字としてカウントしていません。金額の入っ ているもののみをカウントして、108 ビリオンとなります。 まだ話し合い中のところのものについては、この数字にカウントしていません。ですから、話し合 い中のところがこれ以外にまだ複数の投資家がおり、それらとの話し合いが
Slide 23: SBGのSVF2への出資決定
それに加えて、まだ数値が確定していない、あるいは条件についてまだ納得していないところにつ いては、この 108 ビリオンの金額の外数ということで、まだカウントしていない状況です。これ らを足して 108 ビリオン、11 兆円を超えたことになります。 SBG は自らの役員会として、機関決定として、約 4 兆円を SVF2 に出資することを機関決定しま した。ですから、タイムリーディスクロージャーの義務があり、SBG の取締役会で決定したこと を速やかに発表しないといけないルールがありますので、そのルールに基づいてわれわれは約 4 兆 円の投資、38 ビリオンの投資をすることを決定したことを併せて
Slide 24: SVF2投資と財務規律
このように SVF2、われわれは積極的にこれからさらに駒を進めていくわけですが、この 4 兆円の 投資は 1 カ月間で起きるわけじゃなくて、おそらく 4~5 年間ぐらいの期間で行われる投資になり ます。その度に、常に保有株式、保有財産の 4 分の 1 以下に借入が収まるよう、実質的な借入が 4 分の 1 以下に収まるように目線を持って運用し、異常時でも 35%が上限だということです。 それから、常に社債の 2 年分の償還、これからやってくる 2 年間に返済期限がくるものについて は、手元現金を常時持っておくこと。これで安全運転する。また、SBKK だとかその他から入って くる配当、これは継続的
Slide 25: SVF1とSVF2の運用規模
したがいまして、SVF1 と SVF2 を足すと、約 20 兆円を超える規模の投資ファンドが運用されて いくことになります。 この金額は、実はシリコンバレーでインターネットが生まれ、一般の人々向けにインターネットが 商用化された 1995 年から今日現在までの間に、シリコンバレーのベンチャーキャピタルが累計で 投資した額に匹敵するというのが、この 20 兆円という投資金額であります。 24
Slide 26: ユニコーンの増加とSVF1の投資先
そうすると次に、そんなに多額のお金を健全に、利益を得ながら投資ができるのかというのが、お そらく質問としてやってくるのだと思います。AI が生まれ、AI の活用が始まってこの数年間、急 激にユニコーンが成長し始めており、このユニコーンが既に 300 社ぐらいになって、まだまだこ れが増え続けている状況です。 特に最近の世界トップ 10 のユニコーン企業の中の 5 社は、SVF1 が投資した相手先の会社だとい うことです。 先日申し上げたように、われわれの投資家に対して 40%を超えるエクイティ IRR が出ています し、SBG のグループが得ているものは、それをさらに超える高い利益率を出してい
Slide 27: 投資分野別のリターン
ということで、この過去 20 年間ぐらいを振り返ってみますと、インターネットに対する投資に対 するわれわれのリターンは 15 兆円になりました。 通信は先ほど言いましたが、ボーダフォン日本法人の投資に対しては約 8 兆円のリターンを得た。 スプリントですら 1 兆円のリターンを得たということで、AI についてはまだ始まったばかりです が、既に 2 兆円。21 兆円の株主価値というのは、今言った 3 つのグループからもたらされている わけです。 26
Slide 28: 株主価値の歴史的推移
これを色分けしますと、こうなります。インターネット関連に投資をし、95 年、96 年ぐらいから 始まり、2000 年のときには 1 度ピークがきて、ずどんと落ちました。ほぼゼロに近い状態になっ てからしぶとく生き延び、今日現在に直すと多くのリターンを得たことになります。それに加えま して、通信、こちらも倒産寸前の会社だった通信が無事に大きな価値を伸ばすことになりました。 最近はさらに加えまして、AI でとなります。 27
Slide 29: AIへの投資と前進あるのみ
この AI の部分が、最近の営業利益の伸びのほとんどは、SVF1 絡みだということ。SVF1・SVF2 がこれからの SBG の価値の増大につながっていく。新たな投資はもうこれ 1 本ということです。 過去に投資したもの、過去に行った事業活動のリターン、あるいは投資活動のリターンは既に 21 兆円ありますが、新たに投資するのは AI1 本。 冒頭の話に戻ります。われわれは後ろを振り向くのではなくて、とにかく前進あるのみ。われわれ は新しい地図を基に、新しい新大陸を求めて、ただひたすら前進あるのみです。 少々の難しい問題、スプリントのような難しい問題、過去でいえば Yahoo! BB のような難
Slide 30: 免責事項 / IMPORTANT INFORMATION
免責事項 本資料に記載されている計画、見通し、戦略およびその他の歴史的事実でないものは、作成時点に おいて入手可能な情報に基づく将来に関する見通しであり、さまざまなリスクおよび不確実性が内 在しています。実際の業績は経営環境の変動などにより、これら見通しと大きく異なる可能性があ ります。また、本資料に記載されている当社および当社グループ以外の企業などにかかわる情報は、 公開情報などから引用したものであり、情報の正確性などについて保証するものではありません。 本資料中のスプリント・コーポレーション(以下「スプリント」)に関するいかなる記載も、当社 がスプリントに対する投資家としての立場から行って
Slide 31: IMPORTANT INFORMATION
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Slide 32: IMPORTANT INFORMATION
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Slide 33: IMPORTANT INFORMATION
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