Vital Ksk Holdings, Inc. · TSE:3151

Vital Ksk — FY2024 Earnings Presentation

38 slides from Vital Ksk's earnings presentation, Mar 4, 2024

  1. Slide 1: 2024年3月期 決算説明会 挨拶

    株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングス代表取締役社長の村井泰介です。 本日はお忙しい中、弊社2024年3月期 決算説明会にお集まりいただきありがとうございます。 1

  2. Slide 2: 本日の内容

    こちらが、本日お話しする内容です。 はじめに、2024年3月期の決算ハイライトについてご説明します。 続きまして、企業価値向上のための取り組み、最後に、2025年3月期 通期業績予想について説明し ます。 その後、時間の許す限り、皆様からのご質問にお答えしたいと考えております。 どうぞよろしくお願いいたします。 2

  3. Slide 3: 2024年3月期 決算ハイライト

    それでは、まず、2024年3月期 決算ハイライトについてです。 3

  4. Slide 4: 連結業績の概要

    当期の売上高は、前期実績より61億5,400万円増の5,874億8,100万円となりました。一部の外 資系製薬企業の取引が停止になったものの、医療用医薬品市場全体の伸長に加え、抗がん剤や新型 コロナウイルス感染症治療薬の販売が好調に推移したことなどから、増収となりました。 営業利益は前同15億3,200万円増の55億5,600万円です。前述の増収効果に加えて、前期計上 した大口得意先に対する貸倒引当金の反動によるものです。 経常利益は前同5億9,700万円増の65億5,700万円となりましたが、営業利益の増加が主な要因 です。 親会社株主に帰属する当期純利益は前同10億1,200万円増の58億

  5. Slide 5: セグメント別利益

    次に、セグメント別利益についてご説明します。 まず医薬品卸売事業は、抗がん剤や新型コロナウイルス治療薬を中心とした新薬創出加算品の販売 伸長が、薬価改定の影響及び一部メーカーの取扱い停止等による減収分を上回り、増収となりました。 また利益面でも、この増収効果に加えて、得意先1軒ごとに取引コストを意識した価格交渉を進めた ことや、国や地方自治体から受託した新型コロナワクチンの配送業務による収益を計上したことや、 前期計上した大口先の貸倒引当金の一部の戻入益を計上したため、前年実績を大きく上回る結果と なりました。以上の結果、売上高は前同52億6,700万円増の5,528億7,000万円、営業利益

  6. Slide 6: セグメント別利益(続き)

    より前同1億7,000万円増の40億9,200万円、販管費は経費削減に努めたものの電気代やガソリ ン代の高騰により、前同7,400万円増の42億100万円となりました。その結果、前年から約1億円の 改善が見られたものの、1億900万円の営業損失を計上しました。 5

  7. Slide 7: 売上高の増減要因

    では次に、前年同期と比較した売上高の主な増減要因をご説明いたします。 まず当社は、一定期間薬価が高く維持される新薬創出加算品の販売に予てより注力してまいりまし た。その取り組みが功を奏し、同カテゴリの販売高は179億円増加しました。また先発品も123億円 増加しています。一方、長期収載品は薬価改定の影響もあり、217億円減少しました。 更に、外資系製薬企業1社との取引停止の影響で133億円減少しました。 しかし、コロナ治療薬の販売伸長による95億円の増収や、薬局事業、動物用医薬品卸売事業の増収 なども寄与し、最終的に売上高は前同61億円増の5,874億円となりました。 6

  8. Slide 8: 貸借対照表

    次に、貸借対照表についてご説明いたします。 まず、当期末の資産合計は、前期末から199億4,200万円増加し、3,172億5,800万円となりまし た。その要因は、3月末が銀行休業日のため仕入債務の未決済により現金預金が156億8,300万円 増加したことで、流動資産が148億100万円増加したためです。また、株式市場の上昇による投資有 価証券含み益の増加等により、固定資産も51億4,100万円増加しました。 負債合計は、前期末から141億6,700万円増加し、2,113億1,700万円となりました。その主な要 因は、3月末銀行休業日による影響で、仕入債務が146億300万円増加したことです。

  9. Slide 9: 企業価値向上のための取り組み

    では、ここからは、企業価値向上のための取り組みについてお話いたします。 8

  10. Slide 10: PBR1倍までのロードマップ

    まず、2023年12月26日に公表した資料から「当社PBR1倍までのロードマップ」について、改めて 振り返りたいと思います。 当社は、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、様々な取り組みを行ってまいりました。そ の結果、2022年10月3日に639円だった当社の株価は、2024年4月30日時点で1,231円と約 2倍の水準まで上昇しております。 今後も、当社は更なる企業価値向上に向けて取り組んでいきますが、特に意識しているのはPBRの 構成要素であるROEやPERの向上につながる各種施策の実践です。 9

  11. Slide 11: ROE向上の3つの要素

    当社のROEを向上させるためには、ここに示したように、「売上高当期利益率の向上」、「総資本回転 率の増大」、「財務レバレッジのコントロール」の3つに対処していく必要があります。 ここからは、具体的な取り組みをいくつかご紹介します。 10

  12. Slide 12: ROE向上施策

    ROEALLS 50 bis SRA sO AL W« VITALKSK HOLDINGS aD BLS SHUAEORECT. 11

  13. Slide 13: 医薬品卸売事業の取り組み

    当社のコア事業である医薬品卸売事業においては、更なる進化を遂げるため、既存の取り組みに加 えて、そのスコープを拡大し、新たな取り組みも推進しております。 まず、既存の取り組みでは、「貢献利益を重視した適切な価格交渉の推進」、、「病院営業の強化」、「製 薬企業向けの情報ビジネス拡大」、「高度なサプライチェーンの構築」に加えて、本年4月にケーエス ケーが女性の健康支援に特化したウィメンズヘルスケアソリューション部を新設し、営業体制を一層 強化しました。 更に、患者さんや地域住民に近い川下領域においても、その活動エリアを広げ、難病患者の治療の質 向上につながる新ツール「おくすりあうん」のリリースや、

  14. Slide 14: 貢献利益を重視した取り組み

    はじめに、従来より注力してまいりました貢献利益を重視した取り組みです。 バイタルネット、ケーエスケーの両社において、病院と薬局の売上高TOP30の得意先の取引状況を 見ますと、前期と比較し、多くの得意先で貢献利益が改善されているのがお分かりになるかと思いま す。 当社は、個々の医薬品の価値を踏まえた適切な価格交渉の徹底を図ることに加え、流通コストに基づ いた丁寧な話し合いを得意先と進めてきました。その結果、至急配送回数が16%、得意先からの返 品が14%減少しました。さらに自社の物流体制を見直すことで、MSによる配送も11%減らすことが できました。 今後も、安定的な医薬品流通体制を維持してい

  15. Slide 15: 病院営業の強化

    第5次中期経営計画の主要課題であった病院営業の強化も着実に成果につながっていますが、それ を更に推し進める考えです。 当社は、継続してMSの専門性強化に取り組んできました。そしてこの度、今後益々成長が見込まれ るがん市場での新薬や重点品目のシェア拡大を目的として、新生・がんリエゾンの育成に着手しまし た。より高度な研修体制を構築し、メーカーMRとの協働の元、病院市場でのプレゼンス向上を目指 します。 更に、医薬とメディカル双方に精通したMAPsも軌道に乗り始め、新たな取引が次々生まれています。 その結果、病院の売上高は前同101.9%の1,870億円となり、当社売上に占める病院の割合も、第 5

  16. Slide 16: 製薬企業への情報ビジネス拡大

    続いて、製薬企業への情報ビジネス拡大です。 当社は、病院や診療所、薬局といったヘルスケアの現場に深く入り込める営業力を、地域卸ならでは の強みとしてこれまで活動してきました。 そのきめ細やかな活動を可能にする、私たちの充実した営業体制が、いま改めて注目されています。 疾患啓発や受診勧奨、副作用などに関する情報を製薬企業のMRに代わって発信したり、臨床現場か ら収集した質の高い情報を製薬企業にフィードバックするといった、患者さんの適切な治療へのアク セスを支援する当社の活動の評価が、製薬企業の間で高まりつつあります。その結果、情報活動に伴 うフィーも増加しており、情報ビジネスの新たなステージへの

  17. Slide 17: 高度なサプライチェーンの構築

    次に、より高度なサプライチェーンの構築に関してです。 GDPに対応した物流体制の整備に加え、物流2024年問題に対応するため、他企業との共同配送を 一層推進していきます。 また、バイタルネットの宮城、新潟、ケーエスケーの兵庫、大阪、京都の計5つの物流センターでは、よ り一層の物流品質向上を目指し、ISO9001の認証を年内に取得する予定です。なお、ケーエスケー の3センターは再取得になります。 更に、災害が頻発する我が国において、いついかなる時も医薬品を届けるために、ドローンの実証実 験や災害対策車両の追加導入など、危機管理物流体制の構築にも力を入れています。 これらの取り組みに加え、未来の成

  18. Slide 18: ウィメンズヘルスケアソリューション部の新設

    また、本年4月には、ケーエスケーが女性の健康支援に特化した「ウィメンズヘルスケアソリューション 部」を新設しました。 昨今、女性の社会進出や働き方の変化とともに、女性特有の疾患や健康問題が表面化してきていま す。 ケーエスケーが営業活動を展開している近畿2府4県では1,000万人を超える女性が暮らしていま す。女性の健康課題に関するソリューションを提供することを目的として、女性MSを配置し、女性疾 患領域やフェムテック商材に関する専門性を有した人材へと育成すべく、教育プログラムを始動した ところです。 17

  19. Slide 19: 「おくすりあうん」のリリース

    続いて、東北大学病院とバイタルネットとの共同研究から生まれた、患者さんと薬剤師、主治医をつ なぐチャットと教育プログラムが統合されたシステム、「おくすりあうん」のリリースについてご説明し ます。 このシステムは、主治医の処方意図を正しく理解した、高度な専門知識を持つ薬局薬剤師が、患者さ んと主治医の間に入ってシームレスな連携を行うことで、治療の質向上を目指すために開発されたも のです。 まずは、炎症性腸疾患(IBD)から連携をスタートし、今後徐々に対象疾患や利用可能エリアを広げて いく考えです。 18

  20. Slide 20: 東北大学との共同リリース

    こちらが本年4月23日に東北大学と共同でリリースした文書になります。 右上のQRコードから詳細をご覧になれますので、ぜひお読みください。 19

  21. Slide 21: 行政との協働

    行政との協働も一層推進しております。 一例として、岩手県盛岡市との「健康増進に関する連携協定」をご紹介します。この度バイタルネット が、がん対策、生活習慣病予防、感染症対策など、市民の健康増進にかかる取り組みを盛岡市と一体 となって推進していくことになりました。早速、本年6月には子宮頸がんワクチン啓発イベントを開催 いたします。 このような取り組みを推進することで、地域の医療課題解決につながるのはもちろん、ワクチンの販 売機会創出など、新たなビジネスチャンスにもなります。 20

  22. Slide 22: イベントチラシ

    こちらが、6月に開催するイベントのチラシになります。 今後も地域卸として、自治体や医師会との連携を一層強化し、地域のヘルスケアを支えてまいります。 21

  23. Slide 23: レンタル事業の好事例

    また、レンタル事業においても、好事例がいくつも出ており、今日は2つご紹介いたします。 1つ目は、MAPsによるチーム営業と、レンタルというソリューションが掛け合わさることで、新たな ビジネスにつながったケースです。当社のMAPsと医薬MSがある中核病院を訪問した際、「高額な 機器が故障したが、予算の問題で対応できず、患者さんが困っている」という話を耳にしました。それ を社内に持ち帰り、メディカルMSやレンタル担当も交えたチームで協議した結果、レンタルによる機 器導入を提案することになりました。この提案は、病院に受け入れられ、すぐに導入が決まりました。 これは、モノを売るだけでなく、レンタルとい

  24. Slide 24: 新物流センターの設置

    また、成長投資の一環として、製薬企業からの3PL事業拡大を目的に、この度神奈川県内に新たに物 流センターを設置することを決定いたしました。 このセンターは、バイタルネットとケーエスケーの本店所在地からほぼ中間にあり、成田空港からも約 2時間と、非常に恵まれた立地に位置します。また、今後の高速道路網の整備により、日本全国へのア クセスがさらに向上すると見込まれています。 包装、表示、保管といった医薬品製造工程の一部にも対応可能な室温倉庫も設置する予定で、将来 的な医薬品流通ビジネスの収益機会の拡大に大きく寄与すると期待しています。 23

  25. Slide 25: ドラッグロス解消に向けた新ビジネスモデル

    続いて、本年2月14日にリリースした「ドラッグロス解消に向けた新しいビジネスモデルへの参画」に ついて、ご説明します。 ご存じのように、欧米の医療現場で使用されている薬剤が、我が国で使用できないというドラッグロ スが大きな社会問題となっています。実際に、欧米で新しく承認されている薬剤の72%は国内未承 認となっており、その割合はここ数年増加傾向にあります。 また、世界に目を向けると、欧米で承認されている新薬の約70%はEBPと呼ばれるEmerging Biopharmaという新興の製薬企業により開発されています。日本に開発や販売機能を持たない海 外EBPが創薬した製品の多くは、我が国には導入さ

  26. Slide 26: ビジネスモデル概略図

    こちらが、ビジネスモデルの概略図です。 まず、医療領域に特化したベンチャーキャピタルであるメディカルインキュベータジャパンが、国内外 の有望なEBPの探索と、導入に係る資金の提供を担います。 シードインキュベーターであるLindoは、ケアネットグループと協業することで、これまでの製薬モデ ルとは異なる効率性を高めた開発・販売体制を実現します。 また、当社およびフォレストホールディングスが、我が国で開発された新薬のサプライチェーンを担う ことで、最小限の費用でスピーディに、全国にいる希少疾患や難病で苦しむ患者さんにお薬を届けま す。 なお、このビジネスモデルに参画することによる今後の業績に与える

  27. Slide 27: 政策保有株式の処分

    続いて、総資本回転率の増大につながる政策保有株式の処分についてご説明いたします。 26

  28. Slide 28: 政策保有株式の縮減スケジュール

    当社は、2031年度までに、政策保有株式の対連結純資産比率を10%未満に縮減するスケジュール を公表しています。 このスケジュールに沿って、2022年度、2023年度の2年間、政策保有株式の処分を進めてきまし たが、2023年度末の政策保有株式の残高は直近の株高の影響を受けて増加しました。そのため、最 終年度の2031年度10%未満の目標は変えずに、今後の毎年度の処分額を増やすスケジュールに変 更しました。 また、この処分により得られた資金は、将来の企業価値向上のための設備投資や事業投資等に用い るほか、株主還元についても適宜利用していく予定です。 27

  29. Slide 29: 株主還元策の強化

    次に、財務レバレッジのコントロールとして、株主還元策の強化についてご説明いたします。 28

  30. Slide 30: 株主還元方針

    株主還元方針については、前に述べたとおり、2022年10月公表の「企業価値向上に向けた取り組 みの強化について」を機に、株主の皆様へ最大限配慮した還元策を講じるべきとの趣旨から、「総還 元性向50%以上」を目標に設定し、実施しています。 また同時に、配当方針も従来の「配当性向25%程度」から「株主資本配当率(DOE)2%以上」に改め ました。 その結果、赤枠で囲った2023年3月期、2024年3月期の2年間、配当額および総還元性向が増加 しています。 29

  31. Slide 31: 人的資本経営の推進

    では次に、その他のトピックスとして、人的資本経営の推進についてご説明します。 30

  32. Slide 32: 人的資本経営の取り組み

    当社は、多様な人材が活躍できる社内環境の整備に重点的に取り組んでおります。 まず、バイタルネット、ケーエスケーの両社で「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」の認定を 取得しました。 また、昨今の物価高も考慮し、ベースアップによる従業員の処遇改善やワークライフバランスを重視 した働き方改革にも取り組んでいます。 さらに、ケーエスケーでは、従業員一人ひとりが生み出している価値を重視した新人事制度を本年4 月から導入しました。これにより、従業員の更なるモチベーションの向上が期待されます。 そして、エンゲージメント調査も前期実施しました。従業員の意識を的確に把握し、それを経営戦略に 活かしてい

  33. Slide 33: 2025年3月期 通期業績予想

    では最後に、2025年3月期 通期業績予想について説明します。 32

  34. Slide 34: 2025年3月期 通期業績予想

    まず売上高は、2024年4月の薬価改定の影響や、新型コロナに関する公費支援の終了によるコロナ ワクチン配送業務の収益が消失すること、ならびにコロナ治療薬を中心とするコロナ感染症関連商材 の売上が大きく減少することが予想され、前年比100.4%の5,900億円を見込んでいます。 次に営業利益は、この増収効果に加え、病院対策や処方元対策等の各種営業施策の推進、それに3月 改訂版の流通改善ガイドラインに則った価格交渉による貢献利益管理の徹底により、約12億円の増 益を見込んでいます。その一方で、前述のコロナワクチン配送収益や2024年3月期に計上した大口 得意先の貸倒引当金の戻入益の消失が合わせて1

  35. Slide 35: 経常利益の実質的な増益

    今説明したとおり、2025年3月期の経常利益は前期を若干下回る64億円です。 しかし、前期実績に含まれるコロナワクチン配送収益や大口の貸倒引当金戻入益といったイレギュ ラーな要素である約11億円を差し引いて考えれば、実質的には増益となります。 34

  36. Slide 36: 今期の株主還元

    最後に、今期の株主還元についてです。 まず、配当はDOE2%以上の方針から、中間配当21円、期末配当22円、合わせて年間配当は1円増 配の43円を予定しています。 次に、総還元性向は、当期中に自己株式200万株(総枠30億円)の実施を予定していることから、過 去最高の84.5%になる見込みです。 35

  37. Slide 37: 将来見通しに関する注意事項

    将来見通しに係る記述事項につきましては、ここに記載の通りです。 36

  38. Slide 38: お問い合わせ

    最後に、本日お話した内容に関するお問い合わせは、当社コーポレートコミュニケーション部までお寄 せいただきますようお願いいたします。 以上を持ちまして、私からの説明を終わります。 ご清聴ありがとうございました。 37

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