Slide 1: Q2 FY2024 results briefing opening
企画室⻑の太⽥です。 本日はお忙しいなか、決算説明会にご参加いただき、誠に有難うございます。 1
Slide 2: Today's agenda
本日ご説明する内容はご覧のとおりです。 私からは、2024年2月期第2四半期の決算概要と、ESG課題への取組みについて 説明します。 社⻑の鈴⽊からは、各事業の取組みと、2024年2月期の連結業績予想について 説明します。 2
Slide 3: Results summary
まず初めに、決算のサマリーを説明します。 上期の連結売上高と各利益高は、上期として過去最高を更新することができました。 また、仕入原価の上昇やエネルギー価格を中心としたインフレが進む中でも、粗利 益と販管費は概ね計画どおりにコントロールできました。 なお、上期は計画に対して順調な進捗でしたが、下期は様々な外部リスクに対応す る必要があり、経済情勢や消費動向も先行きは不透明な状況が続くため、年間の業 績予想は据え置きと致します。 下期の営業方針については、記載のとおりです。 上期の各種取組みはそれぞれ順 調に進んでおりますので、下期も商品力と販売力の強化を中心に、年間の計画達成 に向けて取組んで
Slide 4: Q2 consolidated results
2024年2月期 第2四半期の連結業績を説明します。 まず外的要因では、5月に感染防止対策としての行動制限がなくなったことで、夏 休みやお盆期間は、旅行や帰省の需要が活発化し、各地で人流が増加しました。 一方、物価高により7月の実質賃金は前年同月比で16ヵ月連続のマイナスとなり、 8月の消費者心理も9ヵ月ぶりに悪化するなど、インフレ警戒感を背景とした節約 志向が高まる懸念が続いています。 天候については、5月下旬に東海以⻄で昨年より早く梅⾬入りし、6月下旬までは 全国的に曇りや⾬の日が多くなりました。 7月上旬も⾬の日が多くなりましたが、 関東以⻄では真夏日を多く記録しました。 7月中旬から下
Slide 5: Sales by business
事業別の売上高について説明します。 自社ブランドの進化や品揃えの拡充、販促手法の多様化などにより、国内全ての事 業で、売上高は前年を上回りました。 また、台湾の思夢樂も、日本企画商品の積極的な導入や、デジタル販促の拡充を 進めたことなどにより、売上高を大きく伸ばしました。 各事業が売上を伸ばした要因は、この後のページで詳細を説明します。 5
Slide 6: SG&A breakdown
連結の販売管理費の内訳について説明します。 人件費は、4月に正社員、パート社員ともに大幅な賃上げを行い、前期比で 6.9% 増加しました。 一方で、この賃上げは、パート社員の新規採用の増加や離職率の 低下に効果を発揮しました。 広告宣伝費は、デジタル販促の拡大と多様化を進めたことで、売上対比で 1.7%と なり前期よりも低く抑えられました。 一方で、キャッシュレス比率の上昇により、 販売手数料が増加したことで、販売費合計では前期比で 5.9%増加しました。 営業費は前期比で 18.5%増加しました。 DXの推進により、EDP費が前期比で 60.9%増加しました。 設備費は前期比で 1.5%増加
Slide 7: Consolidated balance sheet
連結の貸借対照表の内訳について説明します。 資産合計は、前年同期末比で 6.5%増加しました。 主な要因では、現金、売掛金、 有価証券を合算した金額が、前年同期末比で 10.5%増加しました。 負債合計は、前年同期末比で 3.7%増加しました。 主な要因は、未払法人税や 給与などの未払費用の増加によるものです。 7
Slide 8: Existing store sales, customers, unit price
既存店の売上高と全店の客数、客単価について、第2四半期の結果を説明します。 既存店売上高は、しまむら事業とアベイル事業が前年を上回りました。 バーズデ イ事業は僅かに前年を下回りましたが、上期累計では前年並みとなりました。 次に、しまむら事業の第2四半期の結果を説明します。 客数は、前年同期比で 0.1%減少しました。 夏のお出かけ需要や帰省需要への対 応を強化し、創業70周年を記念した特別企画を継続的に打ち出したことなどで、客 単価が上昇する中でも、前年並みの客数を確保することが出来ました。 1点単価は、前年同期比で 9.0%増加しました。 仕入原価が上昇する中で、適正な 値入率を確保するた
Slide 9: Gross profit, markdowns, inventory
粗利益と値下、在庫について、第2四半期の結果を説明します。 今期は、適正な値入確保と適切な値下で、在庫回転率を上げて粗利益を確保すると いう方針に沿って対応を進めています。 その結果、第2四半期は各事業とも在庫を抑制しつつ、前年を上回る粗利益を確保 できました。 次に、しまむら事業の第2四半期の結果を説明します。 粗利益高は前年同期比で 7.3%増加し、粗利益率は 0.6ポイント増加しました。 また、値下高は前年同期比で 8.1%増加し、率では 0.1ポイント増加しました。 これらの対応により、在庫高は前年同期比で 0.9%の増加に留まり、在庫回転率を 上げて粗利益を確保することができました。
Slide 10: Gross margin return on inventory
粗利益率と在庫回転率から算出される交差比率について説明します。 表は5年間の推移です。 2023年8月の交差比率と商品回転率は、上期実績を年 率換算して算出しています。 交差比率は、在庫からどれだけの利益を上げているのかを図るための指標ですが、 しまむら事業の直近3年間の実績は、儲けが出ている目安である「200%以上」を 大きく上回っています。 これは、当社の強みである「高い商品管理技術」に磨きをかけてきたことに加えて、 中期経営計画において、商品力と販売力の強化を推し進め、商品調達と在庫管理の 精度向上にも取組んできた結果です。 下期もこの高い収益性を更に伸ばせるよ うに対応していきます。
Slide 11: Shimamura business: product strength
社⻑の鈴⽊です。 本日は決算説明会にご参加頂き、誠にありがとうございます。 ここからは、各事業の取組み結果について説明します。 しまむら事業では、商品力の強化として、PBとJBを中心としたブランド力の進化 に取組みました。 まずPBでは、高価格帯PBの 「CLOSSHI PREMIUM」の品揃えを拡充しました。 婦人アウター衣料では「素肌すずやかパンツ」、実用品では「超COOL」の肌着や ラグ、敷きパッドなどの機能性を高めました。 今年の夏は全国各地で猛暑が続い たことで、これらの冷感素材を使用した商品は、いずれも売れ筋となりました。 その結果、「CLOSSHI PREMIUM」の売上高は前年
Slide 12: Shimamura business: JB and influencer projects
しまむら事業のJBやインフルエンサー企画について説明します。 まずJBは、上期の売上高に占める比率が 8.9%となり、売上高は前年同期比で 7.4%増加しました。 中でも、ナチュラルテイストの「SEASON REASON(シー ズンリーズン)」は、服飾雑貨や靴とのコーディネート提案を強化し、素材やディ テールに拘った高価格帯商品を拡充した結果、売上高は前年同期比で 12.6%増加 しました。 インフルエンサー企画では、新規インフルエンサーの商品を都市部の店舗やオンラ インストアで実験的に先行販売し、その中の売れ筋を全店で展開するというスキー ムを拡大しました。 その結果、そのスキームを活用した
Slide 13: Shimamura business: sales strength
しまむら事業の販売力の強化について説明します。 まず、創業70周年を記念した各種打ち出しについてです。 5月にホームページ上へ70周年の特設サイトを立ち上げ、チラシでは5月に「大感 謝祭」、6月に「全力祭」を打ち出しました。 人気インフルエンサーや有名タレ ントを起用して、70周年の限定商品を特別価格で打ち出し、SNSでは各種キャンペ ーンを開催した結果、集客力向上やSNS会員数の増加に繋がりました。 また、天候が不安定で売上を伸ばしにくい時期は、天候に左右されにくい企画を 充実させました。 中でもランジェリーや肌着を打ち出した「インナーフェア」や、 冷感グッズなどを打ち出した「夏の節電対策」
Slide 14: Avail business
アベイル事業について説明します。 商品力の強化では、JBを軸としたトレンド提案力の強化とキャラクター商品の拡充 を行いました。 上期は「Y2K(ワイ・ツー・ケー)」と呼ばれる2000年前後のファッションや韓国 ファッションがトレンドとなりましたが、JBではこれらのトレンド商品の取り扱い を強化しました。 JBの「SUREVE(シュリーブ)」では、「LOVE BOAT(ラブボート)」など平成 ブランドとのコラボ企画を打ち出し、JBの「CHIP CLIP(チップクリップ)」では、 韓国ブランドの「silly(シリー)」とのコラボ企画を打ち出しました。 その結果、 上期の売上高に占めるJB比率は 4
Slide 15: Birthday business
バースデイ事業について説明します。 商品力の強化では、JBの拡充に取組みました。 新生児向けJBの「Cottoli(コトリ)」では、七夕などの各種オケージョンに対応し た品揃えを拡大し、ジュニア向けJBの「rabyraby(ラビラビ)」では、トレンド商 品を拡大しました。 その結果、上期の売上高に占めるJB比率は 26.6%となり、 JBの売上高は前年同期比で 7.5%増加しました。 また、夏のお出かけ需要の拡大により、スイムグッズや浴衣、甚平が売上を伸ばし ました。 雑貨では、猛暑の影響でクールネックなどの冷感アイテムが好調でした。 その一方で、衛生雑貨や玩具、寝具や大物育児用品は、コロナ禍
Slide 16: Chambre and Divalo businesses
シャンブル事業とディバロ事業の取組みについて説明します。 シャンブル事業では、JBの衣料品と服飾雑貨の販売が好調でした。 JBの「tsukuru&Lin.(ツクルアンドリン)」では、インフルエンサーとのコラボ 企画が好評でした。 雑誌「リンネル」で「目利きさんとつくる12ヵ月」と題した コラボ商品を打ち出し、ブランドイメージの向上と新規顧客の獲得を図りました。 また、季節ごとのイメージに沿ったギフト提案を強化し、商品と販促、売場のイメ ージを統一したことで、ギフト件数が増加しました。 加えて、ギフト向け商品を 拡充し、ドライフラワーや珈琲、紅茶などの新規品揃えが売れ筋となりました。 その他、新
Slide 17: Taiwan Sumeragi
台湾の思夢樂について説明します。 台湾思夢樂では、昨年、日本からの出向社員を増員し、日本国内事業の成功事例を 参考に、売上向上に向けた商品力と販売力の強化を進めています。 上期は、その 成果により営業⿊字化しましたので、具体的な取組みを説明します。 商品力の強化では、他社との差別化のために、PBとJBを拡大しました。 日本企画のPBとJBは、アウター衣料と実用品のそれぞれで展開し、好調でした。 また、思夢樂オリジナルPBの「S.Basic(エス.ベーシック)」を拡大した結果、日 本企画と台湾企画のPBとJBを合わせたブランド比率は 55.5%となり、売上高は前 年同期比で 40.7%増加しまし
Slide 18: EC business
次に、EC事業の取組みについて説明します。 オンラインストアの上期売上高は 31億円となり、前期比の約2倍となりました。 取扱い商品の拡大、売れ筋の再販などによる受注生産の増加、ECサプライヤー納 品の拡大により、売上高が順調に伸⻑しています。 また、注文した商品の店舗受取り比率は約9割、店舗受取時に他の商品を店舗で購 入する比率は4割以上となり、ECと実店舗との相互送客が順調に進んでいます。 しまむら事業とアベイル事業では、インフルエンサーとのコラボ商品や、売れ筋商 品の受注による再販を拡大したことが、売上の向上に繋がりました。 また、しま むら事業では、オンラインストア限定のシニア向け商品
Slide 19: ESG: environment initiatives
ESG課題への取組みについて、上期の結果を説明します。 上期も、テーマ別に編成した5つのESG推進チームが、執行役員を中心に、それぞ れの課題に対してESG活動を行いました。 また、その進捗状況は、取締役会で定 期的に報告しました。 初めに環境への取組みについて説明します。 1点目は、店舗で不要となったハンガーをレジで回収し、再びハンガーへリサイク ルする、完全循環型リサイクルを推進しました。 上期の納品用ハンガー全体に占 める完全循環型リサイクル比率は 56.4%となりました。 なお、リサイクルによって生産されたハンガーは、その材料価格が低く抑えられる ことによって、インフレ環境下においても
Slide 20: ESG: social initiatives
次に、社会への取組みを説明します。 まず、女性管理職比率は 15.6%となりました。 中でも、店舗のブロックマネージ ャーの女性比率は約 20%となり、中期経営計画の目標数値をほぼ達成しました。 上期も女性の店⻑やブロックマネージャーの候補者を増やすため、全国各地でパー ト社員向け説明会を開催し、本社では各候補者向けの勉強会を行いました。 なお、取扱い商品のうち、女性向け商品の構成比が高いシャンブル事業では、以前 から女性社員を積極的に登用しており、9月末時点の女性管理職比率は、部⻑クラ スで60%、本社の主幹クラスで50%と高い比率となっています。 この結果、シャンブル事業では、お客様目線の
Slide 21: Second-half ESG initiatives
下期のESG課題への取組みを説明します。 サプライチェーンに関しては、人権尊重に加えて、環境配慮の確認を強化します。 PB商品では、当社の社員が生産工場における「サプライヤーCoC(コードオブコン タクト)」(取引行動規範)の遵守状況を定期的に監査していますが、昨年からは 人権尊重の確認を強化しています。 下期は、PB工場の監査項目に、エネルギーと水の使用量の確認を新たに追加し、 その運用を開始します。 この監査により、PB工場の環境配慮の状況を法令順守 だけでなく、より高いレベルで確認していきます。 CO₂排出量削減への対応では、環境に配慮した実験店舗をオープンします。 該当店舗は、比較対象
Slide 22: FY2024 earnings forecast
2024年2月期の業績予想はご覧のとおりです。 売上高は 6,350億円、前期比 3.1%増、営業利益高は 545億円、前期比 2.4%増、 営業利益率 8.6%の計画に変更はありません。 下期も想定される外部リスクに適切に対応し、上期に続いて年度でも売上高と利益 高の計画達成を目指してまいります。 なお、外部リスクへの対応については、後 のページで説明します。 22
Slide 23: Store openings and closures plan
今期の出退店について、グループ全体の計画を説明します。 まず、年間の出店数は41店舗に修正します。 これは、店舗の収益性を重視して、 厳正な物件審査を行ったことによるものです。 但し、来期以降も出店拡大の方針 は継続します。 なお、台湾の思夢樂は売上好調につき、年間の出店数を3店舗に 拡大しました。 年間の退店数は、当初計画に対して変更はありません。 また、下期は複数事業を組み合わせたモール形式での出店を上期同様に拡大します。 また、しまむら事業で売場面積を1,300㎡に拡大した店舗の出店を増やし、ディバ ロ事業の新モデル店舗の出店も予定しています。 なお、設備投資計画も出店数の減少に伴って変
Slide 24: Second-half risks and responses
下期に想定されるリスク要因とその対応について説明します。 まず、仕入原価の上昇リスクへの対応です。 上期は、1点単価の引き上げによる適正値入の確保が粗利益の確保に効果的でした。 下期もその対応は継続しながら、社内の貿易部を通じた仕入の拡大とASEAN生産 の拡大を基本とした生産国比率の⾒直しで、仕入原価の上昇を抑えていきます。 次にエネルギー価格の上昇リスクへの対応です。 上期の光熱費は、政府の補助や店舗の節電対策により、当初の⾒込みを下回りまし た。 下期もこの傾向は継続する⾒込みです。 中⻑期的なエネルギー価格の上昇に対しては、環境配慮型の店舗の開発や、トラッ ク輸送を電車や船での輸送へ転
Slide 25: Disclosure schedule
開示情報についてご連絡します。 決算資料のコーポレートサイトでの開示スケジュールはご覧の通りです。 25
Slide 26: Closing remarks and index inclusion
以上で、株式会社しまむら2024年2月期 第2四半期の業績および通期業績予想に ついての説明を終了します。 なお、当社は8月に「JPX日経インデックス400」の構成銘柄に再び選ばれました。 また、ESGの対応に優れた日本企業の株式パフォーマンスを反映するインデックス である「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄にも初めて選ば れました。 *(フィッツィー・ブロッサム・ジャパンセクター・リレイティブ・インデックス) これらは、業績の向上に加えて、ESGの取組み強化やIR活動の推進など、直近3 年間に力を入れて取組んできたことが評価された結果